中堅Webエンジニアのrevenue-hackです。
今回は実際に僕がAWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)を取得した方法をご紹介します。
結論から言うと
- Udemyの動画を勉強すれば大体問題ない
- 心配な人はAWS認定ソリューションアーキテクト問題集をやる
- 更に心配な人はAWS公式が出している模擬試験問題をやる
- ブラックベルトは読まなくて良い
です。
Udemyの動画は付録に模擬試験が3つ程度ありますが、どの部分をやったほうが良いかや試験問題の出方・対策などを後ほど説明します。
恐らく今回紹介するのを勉強すれば十分に受かることが可能かと思います。
試験のために使ったコスト
時間は大体1.5ヶ月程度で、平日は1時間程度、土日祝日は3時間程度。
もっと密度濃く短期間で勉強することも十分可能かと思います。
お金はUdemyの動画で1600円程度、AWSの問題集はkindle unlimitedに契約していたので0円。
AWSの知識前提条件は?
普段からAWSを多少使っています。
使ったことのあるリソースは
- VPCなどのネットワーク周り
- IAM周り
- EC2(ALBも含む)
- ECS(Fargate,ECR)
- RDS(MySQL, Postgres Aurora)
- API Gateway
- Lambda
- SES
- SNS
- CloudWatch(Alert, Logs)
- S3
- BeansTalk
- CloudFront
- Code兄弟
- Elasticsearch
- ElasticCache
などWeb周りによく使用されるものを使った経験があります。
ただこの知識がなくてもこれから紹介する勉強方法はSAAを取得するのには問題ない勉強方法となります。
敷いて言えば前提知識があると勉強時間が短くなるというメリットはあります。
またデータ分析系のことは一切やったことがないです。
SAAを取得した勉強方法
では実際に僕がやった勉強方法を紹介します。
Udemyの動画を一通り観て章問題を解く
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
まずはこちらをやりましょう!未経験者はもちろん、経験者も観ておきましょう。
最初僕もAWSを使っていることもあり流し観してたのですが、章問題をやると意外と細かい点などがわからなかったりする部分があり、最終的には動画をちゃんと観ました。
動画の中にいくつかハンズオンのコマがありますが、
未経験者の方はハンズオンのコマなどは必ず実際にやるようにしましょう!
もし既に詳しい人などはスピードアップして動画を観て、章問題をやるとか、ハンズオンは飛ばしたり、
動画は觀ずに章問題をやるなどしてショートカットしても問題ないです。
実際僕もハンズオンはやっていないです。
Udemyの模擬試験は絶対に解けるようにしよう!
Udemyの動画には模擬試験がついています。
模擬試験は3つ(演習テスト1,演習テスト2, 小テスト13)あってそのうち演習テスト1が一番実際の問題に近いので、演習テスト1はかなりやり込みましょう!
他のテスト(演習テスト2,小テスト13)もやっても良いですが、少々AWS SAAの試験にしては難しいです。
一応やりましたが、そこまで完璧に出来るようにする必要はないです。演習テスト1を完璧に出来るようにしましょう!
SAA取得のために他にやったこと
他にはUdemyの動画の
AWS 認定デベロッパー アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)
の最初の2つのテストをやりました。
ただこちらもSAAのテストに比べると難易度が少し高めになっているので、完ぺきにできる必要はなく、1回やっていれば良いレベルです。
また
少しですが、AWS認定ソリューションアーキテクト問題集をやりました。
この本の問題はAWS SAAの問題に出てくるレベルなので、改めてUdemyで学んだことで対応出来るのか確かめてみると良いと思います。
試験のためにやらなかったこと
- AWSホワイトペーパーを読む
- ブラックベルトを読む
- AWSの公式が出している模擬試験を受ける
上記はやりませんでした。
ホワイトペーパーは読んでみても良いと思いますが、Udemyで学んだことがわかれば問題ないと思います。
ブラックベルトは全く読んでいないです。
AWS公式が出している模擬試験は受けませんでした。確か1回受けるのに2000円ほどかかります。
試験のポイント
最後に試験のポイントを示します。
試験はユースケースに対してどのソリューションが正当かというのを選択肢から選ぶというものです。
つまりただAWSの単語を覚えたり、使い方覚えたりではあまり通用しないです。
このような試験構成になっている理由は、実践で通用するためになっていると思われます。
なのでSAAの試験勉強をすると実践でどのようにリソースを使うのが良いのかわかります。
実際の試験例
実際の試験例としては
- あなたはソリューションアーキテクトとしてS3の運用で非エンジニアがオブジェクトを誤って消さないように設計したいと考えています。以下の選択肢からそれを解決するS3の機能を選択してください。回答: バージョニングを有効にする
- あなたはソリューションアーキテクトとしてAWSを利用した情報共有の仕組みを検討しています。ストレージとしてはSMBプロトコルによるデータ転送を実施することが必要です。この要件を満たすストレージタイプを選択してください。回答: S3
- あなたはソリューションアーキテクトとして、社内のCI/CD環境の構築を上司から依頼されました。自動でワークロードを設定することを考えていますが、上司からは一部のワークロードはElastic Beanstalkを利用することが望ましいと指示を受けています。よって、どのワークロードにElastic Beanstalkを適用するべきかを検討することになりました。Elastic Beanstalkを利用すべきワークロードを選択してください。回答: RDSを利用したWebアプリ、実行時間の長いワーカープロセス
このような実践を想定したユースケースを提示され回答していくスタイルになります。
なので勉強をするときはただ単語を覚えたりなどの暗記的な勉強方法ではなく、
その機能がどのような問題を解決するのかをちゃんと理解して勉強するようにしましょう!
合格してもらえる特典内容
ここからは余談になり、SAAを取得したあとにもらえる特典の紹介です。
AWS SAA認定デジタルバッジがもらえる
AWSが認定したAWS SAA認定デジタルバッジがもらえます。
aws-certified-logo

これです。このロゴを使って良いよというAWSのお墨付きになります。
AWS認定ストアを使うことが出来る
AWS公式のグッズが買えます。
(2020/04/05現在はキャプチャの画像の服しかない。。。)

これしかないです。
しかもこれもout of stockとなっていて買えませんでした。
コロナで送れないからとか?
パーカーがほしいのに。。。
模擬試験が無料
AWSが公式に出している各試験の模擬試験というのがあり、それが無料で受けることが出来ます。
2000~4000円するのでそれが無料になるのはありがたいですね。
今回SAAの試験も有料だったので模擬試験は受けなかったですが、無料であれば受けて腕試ししたかったです。
認定試験各種の料金が半額になる
アソシエイト試験だと税込み16500円、プロフェッショナル試験だと33000円もするので、これが半額になるのはかなり助かりますね。
認定試験合格者のみ入れるLinkedInのグローバルコミュニティへ参加出来る
LinkedInにあるグローバルコミュニティに入ることが出来ます。
採用とかに少し有利になったりするのかな?
AWS Certification SME Programへ参加ができる
https://aws.amazon.com/jp/certification/certification-sme-program/
ワークショップなどに参加して一緒に試験を作りましょうというプログラムで、
参加することになると旅費やホテル代、飯提供もあるようです。
ただ結構ハードルが高く、AWSの実践経験と結構な英語力が必要みたいです。
まとめ
今回はAWS SAAの取得の方法について述べました。
やることは
- Udemyの動画を見て、最初の章末問題を解けるようにすること(必要な人はハンズオンもやる)
- AWSの問題集をみて他の問題にも初見で対応出来るかなどの確認
- AWS公式が出している模擬試験受けてみるのも良い
です。
SAAの勉強は暗記的なやり方ではなく、
リソースやリソースの機能の使い方とどのような利点があるのか勉強しましょう。
そうすることでSAAの課題に対応出来るようになります。