2020年に新型コロナが流行し始めてから、急激に「副業」や「クラウドソーシング」という言葉が注目されていますよね。
実際にクライアントと顔を合わせなくても、オンライン会議やチャットができるツールを利用すれば今や場所を選ばず仕事ができるため、今や副業に対する敷居も低くなっています。
最近は副業と言えば、クラウドソーシングサイトで探すのが定石となりつつありますが、まだクラウドソーシングサイトが何かよくわからない人や、どのような仕事があるかわからない人も多いことでしょう。
本記事で紹介するクラウドソーシングサイトは登録無料のものに絞っています。登録時にお金を請求してくる仕事紹介サイトの中には怪しいものもあるため、安全なサイトに登録したい人はぜひ最後まで読んでいってくださいね。
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クラウドソーシングサイトとは?仕事内容は多種多様
まず、クラウドソーシングサイトとは何か簡単におさらいしていきましょう。
クラウドソーシングサイトとは、個人と個人、もしくは企業を繋ぎ仕事の受発注が行えるサイトです。
例えば、最も有名なものの1つにクラウドワークスというサービスがありますよね。
ほとんどが登録無料で、サイトにプロフィールを入力するだけで気になる仕事を簡単に探して応募できるため、副業を探す側の人にとっては非常に便利なサービスです。
以下ではクラウドソーシングサイトで見つかる仕事内容について深掘りしていきます。
クラウドソーシングで人気の仕事内容8選
まず、クラウドソーシングサイトの仕事内容には、主にコンペ方式とプロジェクト方式の2種類があります。
コンペ方式は、募集テーマに沿って自分の作品を応募し、選ばれたら報酬が支払われます。 プロジェクト方式は、募集内容に対し自分がどう貢献できるかを提案する。選んでもらえたら、クライアントの仮払いを経て案件に取り掛かります。
コンペ方式とプロジェクト方式の大きな違いは、主に報酬が先払いか後払いか、という点です。
コンペ方式は作品を作っても選ばれなければ報酬が受け取れないため、賞金のようなものをイメージするとわかりやすいかもしれないですね。
プロジェクト方式は仕事を依頼されたらクライアントがクラウドソーシング側に報酬を先払いし、一時的にクラウドソーシング側で預かり、仕事を終えれば入金される仕組みです。
クライアントとは仕事の依頼者のことです。
次に、具体的な仕事内容(案件)を見ていきましょう。
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クラウドソーシング人気案件①:Webライターの仕事内容
Webライター(もしくはWebライティング)の仕事内容は、簡単に言うと文章を書くことです。
ほとんどがプロジェクト方式の仕事です。
クライアントによって指定するテーマはさまざまですが、日常に関することから経済・法律に関することまで幅広いテーマで募集があります。
専門性や特別な資格が無くても取り組めるもの多いため、副業初心者には人気の仕事です。
文章を書くことが好きな人や、リサーチが得意な人には向いているでしょう。
ただし誤字脱字を細かくチェックし、誤った内容や根拠がないことを書いてしまわないよう、きちんと下調べできる能力が求められます。
「1記事〇円」、もしくは書いた文字数に応じて「1文字〇円」といった形で報酬が指定されていることが多いです。
クラウドソーシング人気案件②:事務サポートの仕事内容
事務サポート案件には、ショッピングサイトなどのメール・電話での問い合わせ対応や、売上や顧客情報のデータ整理、商品登録などがあります。
こちらもプロジェクト方式での募集がほとんどです。
基本的なビジネスマナー、Word、Excelなどのスキルやクライアントへの報連相(報告・連絡・相談)を自発的に行うことは必要ですが、それ以外は特別な資格は不要であることが多いです。
「時給〇円」や「月〇円」といった風に報酬が決められています。
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クラウドソーシング人気案件③:広告・イラスト制作の仕事内容
デザイン制作の仕事内容には、広告用のバナー・ロゴデザインやイラスト作成、最近はYoutube用の漫画作成といったものがあります。
こちらはプロジェクト方式の案件もありますが、どちらかというとコンペ方式の案件が多いです。
資格は不要なものが多いですが、Adobe社のPhotoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)などの画像編集・イラスト制作ソフトを使いこなせるようにする必要があります。(有料ソフトですが無料体験も可能)
初心者がいきなり取り組むのは難しく、地道に練習してソフトの使い方を覚えていく根気が求められますが、クリエイティブな作業が好きな人には向いているでしょう。
普通は1件数千円~数万円の報酬です。
クラウドソーシング人気案件④:タスク・アンケートの仕事内容
タスク・アンケートは、短い質問に答えるタスクや、文字通りアンケート作業のことで内容は比較的簡単なものが多いです。
こちらはプロジェクト形式の枠組みですが、少し特殊です。
クライアントとのコミュニケーションが不要なため気軽に取り組めますが、実際の所要時間の割に報酬がかなり低めに設定されているのがデメリットでもあります。
また、回答内容がクライアントの意図からずれていると報酬が支払われない可能性もあります。
高額な報酬を稼ぎたい人にはあまり向いていませんが、クラウドソーシング初心者が肩慣らしで行うには良いでしょう。
報酬は1件数円~数百円程度です。
クラウドソーシング人気案件⑤:ネーミングの仕事内容
ネーミングは、クライアントが作っているサービスやお店の名前やキャッチコピーなどを考える仕事です。
こちらはコンペ方式で募集されています。
ただし誰でも応募できるためか応募者数が非常に多く、採用されるのは至難の業です。
ただし報酬は1件数千円~数万円となるため、採用されれば非常に割の良い仕事となります。
クラウドソーシング人気案件⑥:Web制作、Webデザインの仕事内容
Web制作・Webデザインの仕事は、Webサイト(ホームページ)を作る仕事です。
Webサイトの骨組み部分から作成するものもあれば、Adobe XDというソフトなどを使用して設計図部分のみを作成する仕事までさまざまです。
少なくともHTMLとCSS、さらにはJavaScriptなどの知識が求められるため、Web制作の副業をしたい人は学習が必須です。
以前に比べると相場が落ち気味ですが、クラウドソーシングサイト上の案件は1件数万円~十数万円と比較的高報酬です。
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また独学でWeb制作を勉強する方法を知りたい方は、現役エンジニアが解説している記事はこちらの記事を参考にしてください。
クラウドソーシング人気案件⑦:動画制作の仕事内容
動画制作は、Youtubeや社内で利用する動画を作る仕事です。
こちらはコンペ方式もプロジェクト方式も両方あり、WebライティングやWeb制作に比べると応募者(=ライバル)はまだまだ少ないため狙い目です。
私の知り合いのYoutuberによると、Youtube動画は更新頻度の高さが大切で動画編集になかなか手がまわらなくなってきているとのことです。
しかもただ適当に動画をアップすれば良いのではなく、きちんと視聴者を引き付けて始めで離脱しないような動画づくりが重要だそうです。
Filmoraなど無料の動画編集ソフトもありますが、Adobe Premiere Proなどの有料動画作成ソフトが主流となっています。
動画編集ソフトは使い方にコツがいるため、専門のスクールの講座を受けるのも案件獲得の近道となるでしょう。
報酬は1件1万円~数万円程度です。
クラウドソーシング人気案件⑧:システム開発・運用の仕事内容
システム開発・運用の仕事は、スマホアプリから会社内で使用する業務システム、さらにはサーバーの運用保守などがあり、このページだけでは語りつくせないくらい幅広い分野にわたります。
こちらはプロジェクト形式での募集がほとんどです。
プログラミングスキルが無い場合、いきなり独学で副業エンジニアになるのは非常に難しく、通常は企業に入ってから技術を学び、それからやっとクラウドソーシングサイトでの土俵に立てることがほとんどです。
また、案件によって必要なプログラミング言語が異なるため、未経験からエンジニアになりたい場合、自分が目指すゴールを決めてどの言語を学ぶか考えると良いでしょう。
最近はオンラインプログラミングスクールでは無料体験講座を行っていることが多いため、どの言語を学ぶべきか相談してみると良いかもしれません。
報酬は数万円~数百万円までと幅広いです。
個人的な意見としてはクラウドソーシングで扱われるプログラミング言語で多いのはPHPとRubyになります。
なので副業としてシステム開発をするのであればこの2つの言語のどちらかを勉強するのがオススメです!
詳しい勉強法を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください(PHPはこちら、Rubyはこちら)。
案件を獲得するコツは仕事内容を吟味すること
副業を見つけるには、まずはクラウドソーシングサイトへの登録が必要です。
本記事の下で紹介しているサイトは利用者も多く登録無料です。
内容にもよりますが、コンペは応募するだけなら誰でもできるため割と競争率が高くなりがちで、落ち続けることも無きにしもあらずです。
コンペは落選すれば報酬がもらえませんので、初心者のうちで実績が少ないうちはなかなか採用されず、タダ働きのようになってしまう可能性も有り得ます。
せっかく副業探しの一歩を踏み出した時に落選続きで心が折れてしまわないよう、プロジェクト方式の案件を中心に提案し、クライアントからの評価を増やしていくことが大切です。
クライアントからの評価はプロフィールに表示されるため、今後も自分の提案が採用されるためにコツコツ高評価を得られるようにしましょう。
もし自信のあるスキルがなければ、まずはWebライティングや事務サポート案件に取り組むのがおすすめです。
時給換算した時の報酬を上げたいのであれば専門ジャンルを決めて自ら学習したり、資格を取ったりしていくとよいでしょう。
厳選!優良クラウドソーシングサイト3選
クラウドワークス
1つ目のクラウドワークスは、おそらく副業をしているならかなりの割合の人が登録している超有名クラウドソーシングサイトです。
2011年設立と、クラウドソーシング界では比較的老舗です。
仕事の発注数は累計570万件(2021年5月時点)と多くの実績があるため、ひとまずクラウドワークスに登録しておけば希望の案件に巡り合える可能性が高いと思って良いでしょう。
なお、もし既にプログラミング等の知識があり、エンジニアとしてリモート案件をこなしたい人には、クラウドワークス社が運営するクラウドテックを利用するのが良いでしょう。
こちらも登録は無料で、専任のアドバイザーが付き案件探しをサポートしてくれます。
Bizseek(ビズシーク)
2つ目のBizseek(ビズシーク)はワーカー側の手数料が業界最安水準であることが特徴です。
10万円未満の案件は手数料が10%取られますが、10万円以上の案件は手数料がたったの5%となります。
以前は登録者が少なかったのですが、今は利用者も増えてきており使いやすくなった印象です。
ランサーズ
3つ目のランサーズもクラウドワークスと張り合う登録者数で、有名クラウドソーシングサイトの1つです。
手数料はかかりますが報酬の即日払い制度があるため、すぐに報酬が手元に欲しい人にはおすすめ。
24時間365日のサポート体制があるのも特徴です。
案件の募集数も多く、希望の仕事が見つかる可能性も高いです。
おわりに
ここまで、クラウドソーシングの仕事内容やおすすめクラウドソーシングサイトを紹介してきました。
もちろん専門性がある人のほうが報酬は高くなりがちですが、今や専門性がない人でも努力次第で案件を取れる時代になっています。
もし、
「副業を始めてみたいけれど、自分でも本当に始められるのかな?」
と迷っているのであれば、ひとまずクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトに無料登録してみて、具体的に今どのような案件が募集されているのかチェックしてみると良いかもしれません。
クラウドソーシング以外にも副業で稼ぐ方法を知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。