マイクロブログ vs ブログ vs SNS | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

マイクロブログ vs ブログ vs SNS

twitterや先日オープンしたアメーバなうなど、今、ソーシャルメディアにおいて最も注目を集めているのはマイクロブログです。これまでブログやSNSなど次々に新しいソーシャルメディアが誕生してきましたが、マイクロブログはこれらと何が違うのでしょうか。

まず、最も理解し易いサービスがブログですね。大雑把に言ってしまえばインターネット上での日記です。これは使う人によって大きく用途が変わってきます。企業が自社の出来事について書けばプレスリリースになりますし、新聞記者や雑誌記者が書けばニュースサイトやウェブマガジンになります。携帯小説というものが流行りましたがこれもブログがベースです。

次にSNSですが、こちらはオンラインコミュニケーションツールです。mixiやGREEに代表されるように利用者は会員登録を行い、同サイト内で他の利用者と繋がっていきます。それは学校の同級生であったり、会社の同僚であったり、趣味を共有する見知らぬ他人であったります。一度つながりを持つとサイト内での自分の行動(日記の掲載や映画のレビューなど)や相手の行動がトップページに表示されるようになり、ダイレクトメッセージを送ったり、イベントを企画したりなど次の行動につながっていきます。

そして、一番概念的で理解が難しいのがマイクロブログです。これはブログとSNSの機能を簡素化し掛け合わせたようなものです。利用者は会員登録を行い、140文字前後のコメントを掲載します。その内容はブログのように日記であったり、何かの感想(例:料理番組を見てたらお腹が空いてきた)であったりします。それを見た第三者が興味を持ち、つながり(フォロー)を希望したり、コメントを送ったりします。

これだけの説明ではマイクロブログの存在意義が分かりませんよね。

それぞれのソーシャルメディアの実情まで掘り下げて話しをすると、まず、ブログには様々な利用形態があり、個人に関しては、100文字に満たない文章を掲載する場合がほとんどです。また、ブログは記述した文章を登録するまでに数秒~数十秒の間があります。この間が利用者には心理的な壁であり、投稿に際して少し構えてしまう傾向があるのです。その点、マイクロブログは「短い文章」を「一瞬で」掲載できるので、「つぶやき」という言葉がしっくりくるように利用者はチャット感覚でどんどん書き込みを行います。

SNSでは「親密なつながり」がキーワードです。利用者のほとんどが最初は知り合いとのつながりを持ちます。他人のことは分からないので、第三者から「友達になってくれ!」と依頼が来ても断ることもあり、インターネットの世界にいるはずなのに、登録された友達は現実の世界と一緒ということも珍しくありません。友達になるとサイト内での自分の行動が筒抜けになるので、そこに対する抵抗感が働いているのかもしれません。

SNSとマイクロブログを併用している人の場合、SNSの友達の数よりマイクロブログのつながりの数の方が多い人がほとんどです。つぶやきは第三者からのフィードバックを必ずしも期待するものではないですし、つぶやき以外の情報が不必要に流れることもありません。だからこそ気軽に利用でき、不特定多数の人と情報を共有することができます。

個人的意見が長くなりましたが、他人とのつながりを「広さ」、自分の情報や意見を「深さ」とした場合、ブログは「狭く深く」、SNSは「広く深く」、マイクロブログは「広く浅く」といった用途になります。

企業ではそれぞれのソーシャルメディアの特性を把握し、マーケティング活動に役立てる動きが目立ちます。今後はさらにソーシャルメディアに対して注目が集まるでしょう。