WordPress MUを使用するうえでの留意点
WordPress 3.0 のリリースに備え、WordPress MU(以下:WPMU)を使用するウェブデザイナーが増えているようです。大きなテクノロジーの違いはないものの、実装する中でWordPressとの相違点がいくつかあるため、筆者も頭を悩ませた留意点について触れてみたいと思います。
XMLサイトマップへの対応
WordPressでは、XMLサイトマップを自動生成してくれるプラグインが幾つか配布されていますが、これらのほとんどがWPMUに対応していません。正確には、シングルサイトとして利用する場合には問題がないのですが、MUの特徴であるマルチサイトを構築した場合にサブサイトのXMLサイトマップが自動生成されないというものです。
筆者は「Google XML Sitemaps」を愛用させていただいているのですが、こちらもWPMUには対応していません。この問題については「Webtatic.com」さんの投稿を参考にさせていただきました。
WPMUではサブサイトを作成した場合、物理的にURLに比例したディレクトリが生成されるわけではありません。そのため、WordPressユーザですら初めのうちは混乱し、プラグインもWPMUに対応していないことがあり、こういった問題が起きているのかもしれません。
投稿/ページ内でのPHPの実行
WordPressでは「Exec-PHP」のようなプラグインを有効化することで投稿やページ内でのPHPの実行が可能となりますが、WPMUでは機能しません。実際にテストしたところ、保存後に記述したPHP箇所がすべて消えてしまいました。また、何故かHTMLのINPUTタグについても同様でした。こちらを回避するには「./wp-includes/kses.php」に対し、以下の箇所(1147行目付近)をコメントアウトする必要があります。
1 | add_filter('content_save_pre', 'wp_filter_post_kses'); |
HTTPS(SSL)の適用
WordPressでは「一般設定」においてHTTPSを指定するのが通常ですが、WPMUでは管理画面から指定できるのは「WWW」以下になっており、HTTPSに変更することはできません。これを変更するには、データベースを直に修正することになるので、phpMyAdmin等を使用してください。尚、同設定はサイト単位で行う必要があるため、サブサイトにもHTTPSを適用する場合は都度行ってください。
上記に挙げた内容はWordPressとの違いの一部であり、細かい部分では他にも相違点があります。また、WordPress 3.0では修正されているかもしれないので、リリース以降は改善され、気にする必要もなくなるかもしれません。しかし、現行のWPMU(2.9.2)では考慮する必要がありますので、ご参考にしていただければ幸いです。
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