WordPress vs WordPress MU | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

WordPress vs WordPress MU

  • 2010/02/17
  • カテゴリー:CMS

MUの特徴については、以前「CMSとしてのWordPress MU」にて概観させていただきました。近い将来、両者は統合されますが、現時点でWordPressとWordPress MU(以下:)どちらが有用なのか?比較するにはそれぞれの特徴をもう少し知る必要があります。

サイト数から判断

基本的には、同一ドメインで管理するウェブサイトの数から判断すれば良いと思います。B2Bビジネスを展開する企業では、複数サイトを運用することがあまりないので、WordPressが向いていますが、B2Cの場合は、サービスの拡張に伴い、サイト数が増える傾向にあるのでWPMUが良いと思います。

用途から判断

WordPress旧来からの用途であるブログとしてウェブサイトを構築するのであれば、投稿やページにおいてそれほど複雑な機能が求められることはありません。この場合は、WordPressおよびWPMUのどちらを使用しても不自由することはないでしょう。

一方で機能や高度なデザインを投稿やページに求めるのであれば、WordPressがオススメです。WPMUではExec-PHP等のプラグインを有効化してもPHPを使用することができません(保存するとPHPが消えます)。コアコードを編集すれば対応可能なのでしょうが、それではアップグレードの度にメンテナンスを行う必要があるため、汎用性が欠如します。

パーマリンクの設定から判断

IE6のような古いブラウザを考慮した場合、「」は重要な要素です。WPMUではカテゴリやタグのスラグを入力することができないため、パーマリンク等で使用する場合、モダンブラウザ以外ではURLを複雑化させ、SEOの観点からも好ましくありません。

使用するプラグインから判断

WordPressで使用するプラグインのすべてがWPMUで使用できるわけではありません。ウェブサイトの制作で必要とするプラグインがWPMUで動作するか、稼働確認をとってからご判断された方が良いと思います。

上記で挙げたポイントだけを加味すれば、WPMUにそれほどの利点を感じない方もいらっしゃるでしょうが、冒頭に述べたように近い将来、両者は統合されます。一説にはWordPressがWPMUに吸収されるとの話しがありますので、問題点については改善が期待されますし、早い段階でWPMUに慣れておく必要もあります。

また、複数サイト管理やユーザ管理においてはWPMUの方が優れた点もありますので、現時点で優劣を判断するのであれば、上述したポイントを評価の一部とし、要件ごとに検討された方が良いでしょう。