オープンソースの使い分け - ウェブサービス編 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

オープンソースの使い分け – ウェブサービス編

オープンソースの使い分け - ウェブサービス編

オープンソースといってもその種類や用途は様々です。導入に際して担当者は市場調査を行い、どういったソフトウェアがあるのか、また、要件実現のために最もフィットするものはどれか慎重に選択を行います。今回は、、ECサイトなど代表的ウェブサービスに関連したオープンソースをご紹介します。

ブログ

ブログは、個人が日記を綴るためだけのツールではなく、企業がプレスリリースとして使用するなど情報配信ツールの中心的役割を担っています。最近ではビジネスブログという言葉が使われたり、ニュースサイトとして用途が拡張される傾向にあります。

既存のウェブサイトに付加することも簡単にできるため、各方面で導入が相次いでいます。

ブログツールとして世界的に最も有名かつ有用なオープンソースと言えば、「WordPress」でしょう。コミュニティが充実しており、)も数多く配布されているため、上手く組み合わせることでほとんどのニーズを充足してくれます。

SNS

日本におけるオープンソースSNSツールと言えば「OpenPNE」です。手嶋屋が開発した純国産ソフトウェアで圧倒的な人気を誇っています。国内最大手のSNSサイト「mixi」と大差のないSNS機能を持ち、導入実績も年々増加しています。

前述したWordPressでも「BuddyPress」という拡張機能を付加することでSNS機能を実装することが可能ですが、機能充実度から判断すればOpenPNEに軍配が上がります。これはSNSに特化した設計をされているか否かの差になるのではないでしょうか。

ECサイト

インターネットショッピング市場は年々その規模を拡大しています。楽天市場やヤフーショッピングなどモールへの出店が多い中、独自性の強い商品を販売するショップや既に知名度の高いショップは自前のECサイトを構築する傾向にあります。

インターネットショッピングにおいて大切なことは、商品の充実や配送の手際の良さなど多岐に渡りますが、それと並び重視されるのがサイトの利便性です。いかに簡単に目的の商品を探し当て、ショッピングカートに入れ、決済を行うか、その流れが他社よりも便利であることに利用者はロイヤリティを感じます。

世の中には多くのECサイト関連のオープンソースが存在しますが、商習慣を考えると国産ソフトウェアが理想的です。その意味で高い支持を得ているのが「EC-CUBE」でしょう。サイト管理、商品管理、顧客管理が熟慮され、多くの決済モジュールに対応しています。

拡張機能を付与することでWordPressをECサイトに変貌させることも可能ですが、ECサイト主眼で設計されたEC-CUBEにはおよびません。

ソフトウェアの選定

このようにオープンソースにはその起源となるコンセプトがほぼすべてのソフトウェアに存在します。ソフトウェアの選定段階で調査することがあるのであれば、各機能に目を向けることも大切ですが、そのソフトウェアの本来のコンセプトを知ることが重要です。

どんなにバージョンアップを繰り返したとしても根幹は変わりません。オープンソースは、用途に応じて適切な選定をすることで大きな効果を発揮してくれます。