初心者向け目的別のサーバ選び Part2 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

初心者向け目的別のサーバ選び Part2

昨日は、サーバのアウトソーシング(主にホスティングサービス)について触れましたが、今回はサーバを自社運用する場合について考えてみたいと思います。アウトソースする場合は、ホームページ公開やメール送受信といった用途が多いのですが、自社運用となると用途は多様化し、ファイルサーバ(共有フォルダ)、基幹系(業務系)システム、情報系(分析系)システムなど社内向けの仕組みが注目されます。

これは安全性(セキュリティ)の観点から当然の傾向と言えるでしょう。アウトソースする場合はどんなにセキュリティを強化していても結局は外部のサーバです。サーバ管理事業者側で万一、情報漏洩が起きれば防ぎようがありません。

社内のみで扱う閉鎖的なシステムであれば、ネットワーク環境も社内に限定されされますので、外部侵入の危険性も軽減されます。利用者は社員のみですので、アクセスのピークも分かり易く、サーバスペックも見積り易くなります。昨今、SaaSなどのサービスを利用している会社も増えてきてはいるものの会社の根幹を担う情報は自社管理されているケースがほとんどです。

一方、ウェブサーバやメールサーバなどの社外向けの仕組みを自社運用のサーバで実現した場合、トラフィックやコンテンツに応じて自由にサーバ機能を拡張することができますが、そこにかかる費用はアウトソース(ホスティング)とは比べ物になりません。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、人件費、オープンソースが充実しているとはいえ、月額換算でも数万円で収まる範囲ではありません。また、サーバを運用していくには質の高い知識が必要とされ、人材不足に悩む中小企業では非現実的とも言えるでしょう。

上記の内容からもご推察できると思いますが、サーバを選ぶ際は「目的(用途)」を明確にする必要があります。社内向けのシステムで経営情報など会社の心臓部とも言える情報は自社サーバで運用し、そこから社外向け用途に推移するにしたがって、アウトソースを検討された方が良いと思います。

ホームページやメールが主目的であれば、ホスティングサービスをご利用いただき、そこには共有サーバ、VPS、専用サーバ(共有サーバから専用サーバに行くにしたがい、専門知識が必要とされます。)といったプランがありますので、トラフィックやコンテンツに応じてどれを選定されるかご検討ください。