ChromebookがPC市場に与えるインパクト | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

ChromebookがPC市場に与えるインパクト

先日のChromebook発表以降、メディアでは様々な話題が取り上げられました。本格的クラウドコンピューティングの幕開け、Androidとの棲み分け、諸説ありますが、それでは現状のPC市場に与えるインパクトはどうか考えてみたいと思います。

おそらくはじめのうちはアーリーアダプターを中心に、技術関係者やメディア等の専門家が手にするでしょう。しかし、容易に想像が付くようにChromebookは、インターネット、特にソーシャルメディアのヘビーユーザに好まれるデバイスになるはずです。

ビジネスシーンやテクノロジーのリテラシーが高い方は、ウェブアプリだけでは充足されることはなく、従来のデスクトップアプリを必要とします。会計ソフトや文書作成、PhotoshopやEclipse、ウェブアプリが高度化したとは言え、まだまだ発展途上であることには変わりません。

一方、個人利用では、メール、検索、ソーシャルメディア、日頃の用途の大半はインターネットの世界で網羅されます。オーバースペックの高価なPCを購入するより、目的にあった安価な電子端末を好む、当然の結果です。このニーズにChromebookは合致するのではないでしょうか。

PCは、年々低価格化が進んでいますが、絶対に取り除けないものがあります。それはオペレーティングシステム(OS)のライセンス費用です。オープンソースが普及し、Ubuntuを中心とするLinux PCも出回るようになりましたが、Windowsとの比較になり、リテラシーの低いユーザには受け入れられません。

Chromebookは、ウェブブラウザであるGoogle Chromeがインタフェースになります。最近ではグーグルのマスマーケティング効果もあり、ITに精通していない人でもテレビCM等でその存在を認識し始めました。実際の利用者数も増加傾向にあることは明白です。OSレベルの変更に抵抗があっても、ブラウザであれば受け入れやすい。加えて、Google Chromeのユーザビリティはよく考慮されています。

スマートフォンやタブレット端末が普及したようにChromebookもマーケティング次第で新たなインタフェースとして消費者に受け入れられる余地があるはずです。その時、PC市場において主要であるだろうインターネット中心のユーザにメリット(価格等)を提示できれば、大きな変革が生まれる可能性があります。