という方向けの記事になります。
記事執筆者:オザック
年収1000万超、Laravel歴8年以上のオザックです!
某有名R社で働き、副業も含めて個人事業主で関わってきたプロジェクトは20以上。
普段はLaravelを使ったり、インフラ部分も担当している。
個人開発もやっているためレンタルサーバも6種類以上は使っています。
今回は「LaravelでWebアプリを開発して公開するときのレンタルサーバについてのおすすめサーバや注意点」についてLaravelの現役エンジニアが解説します!
今まで実際にLaravelで何度もサーバに公開していて、そのときにレンタルサーバ選びに詰まった注意点などあるので、
少しでも興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください(2分程度で終わります)。
目次
- 1 Laravelを公開するレンタルサーバはVPSかクラウドが安全!
- 2 レンタルサーバの種類!VPS、クラウドとの違いは?
- 3 Laravelが使えるおすすめレンタルサーバ(クラウド含む)6選
- 3.1 Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 安くスペックが高い一番おすすめのKAGOYA CLOUD
- 3.2 Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 安く安定している大手!さくらのVPS
- 3.3 Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 長期契約ならおすすめ お名前.comのレンタルサーバ
- 3.4 Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 安く安定してる!Conoha VPS
- 3.5 Laravelにおすすめのレンタルサーバ: レンタルサーバとクラウドの良いところどりのロリポップ
- 3.6 Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 最安!ロリポップのレンタルサーバ
- 3.7 Laravelにおすすめのクラウド: AWS,GCPなどのクラウド
- 4 Laravelをレンタルサーバで使用する際の注意点
- 5 Laravelが使えるレンタルサーバはVPSかクラウドが失敗しない
Laravelを公開するレンタルサーバはVPSかクラウドが安全!
Laravelで開発したWebアプリを公開したい場合は、サーバは
- VPS
- クラウド
このどちらかが良いです。
後ほど違いについては詳しく説明しますが、
- 最初からPHPが入ってる
- バージョンが変えられない(root権限がない)
- SSHが出来ない
という共用レンタルサーバはLaravelを公開するのに少し面倒、または最悪公開出来ない事があるので扱いには注意が必要です!
一番おすすめは僕も普段使っているKAGOYA CLOUDです!
安定度が抜群で、5年ほど個人開発でずっと使い続けていますが落ちが事は一度もなく、低価格で1ヶ月500円程度です。
しかもスペックが他のVPSよりも良くてメモリが1GB、1コアという点も魅力です!
初期費用は無料
レンタルサーバの種類!VPS、クラウドとの違いは?
まずLaravelを公開する前にレンタルサーバの種類を把握して、
Laravelで開発したWebサービスを公開するのに適したサーバの種類を把握しましょう!
Laravelには不向き!共用レンタルサーバ
共用レンタルサーバとは、「レンタルするユーザ達で一つのサーバを共用で使うサーバ」のことを指します。
なので、例えばサーバをレンタルしてるユーザのWebサービスに負荷がかかった場合、
一緒にそのユーザと共用しているサーバのWebサービスにまで影響が出るということになります。
共用サーバのメリット
メリットは
- 既にPHPなどのソフトウェアがインストールされている
- 値段が安い
- サーバを破壊する心配がない
- セキュリティリスクを犯す心配がない
というのがあります。
値段が安くセキュリティ面を考慮しなくてよいのはメリットです!
共用サーバのデメリット
このサーバはroot権限がないため、
例えば
- PHPをインストールする、バージョンを変える
- Laravelのバージョンを変える
- なにかソフトウェアをインストールする
などが基本的に出来ないです。
開発中にLaravelのバージョンを上げたり、別の必要なソフトウェアをインストールする必要があるような開発では、このサーバは基本的に使うことが出来ないです。
このスペックは個人で使う分には不要!専用レンタルサーバ(物理専用サーバ)
これは他のレンタルサーバを借りているユーザとは一緒のサーバを物理的に共有しないため、
例えば専用レンタルサーバを借りているユーザがいて、そのユーザのWebサーバの影響を自分のサーバは受けることがないです。
なので1人で一つの物理的に別れたサーバを使うことが出来ますが、その分費用が高くなります!
これは法人など、
- サーバを絶対に落とせない
- 費用的に余裕がある
などが許容できる人が使うサーバになるので、Laravelを取りあえず使いたい人にとってはこのサーバは費用が高く不要です。
Laravelに向いていて安価!VPS(仮想専用サーバ)
VPSとは「仮想専用サーバ」といって物理的には共用サーバですが、仮想的にはユーザそれぞれにサーバが別れています。
例えば共用サーバの他のユーザで負荷が起きた場合でも、自分のサーバに影響は基本的には来ないです。
またroot権限を貰えるため
- 新しいソフトウェアをインストール出来る
- LaravelやPHPのバージョンを変えられる
- OSを変更できたり、アップデートできる
などのことは出来ます。
なのでまとめるとVPSは
- 物理的に共用サーバである
- 仮想的に別れているため他のユーザの影響は受けない
- CPUやメモリのリソースはユーザごとに決まっている
- root権限があるので、自由にサーバを変えられる
です!
Laravelに一番費用的に向いていて、安全にバージョンを変えられたりするのはVPSなので、一番安価に済ませたいならおすすめです!
Laravelに向いていて柔軟性が高い!クラウド
クラウドとはVPSと似ているので、
- 物理的に共用サーバである
- 仮想的に別れているため他のユーザの影響は受けない
- CPUやメモリのリソースはユーザごとに決まっている
- root権限があるので、自由にサーバを変えられる
という特徴があります。
また更に
- リソースが可変
- 負荷が高くなった時に自動でスケールアウトしてくれる
- 費用が高い
- 時間単位で費用が発生する
- すぐにサーバを作ったり壊したり自由自在
というメリットがあります。
なのでVPSのメリット+αのメリットが有るのがクラウドとなります!
またクラウドは負荷がかかったときに自動的にサーバを増やしたり、リソースを増やすなどが自由にでき、
昨今のWebサービスでは欠かせないものとなっています。
ポイント
ただVPS比べると高価になり、ただLaravelで開発したサービスを公開するだけならVPSで十分です
Laravelが使えるおすすめレンタルサーバ(クラウド含む)6選
続いてLaravelで開発したWebサービスを公開するのに適したレンタルサーバを現役エンジニアの視点から紹介します。
ポイントは
- CPU
- メモリ
- 料金
です!
Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 安くスペックが高い一番おすすめのKAGOYA CLOUD
一番おすすめは先程も紹介しました僕も普段使っているKAGOYA CLOUDです!
おすすめポイントは
- 5年間使っても一度も落ちない安定感
- VPSで一番安い
- 値段に対してのスペックが高い
- 日割りで使える
- 初期費用は無料
という点です!
KAGOYA CLOUDのスペックと値段
僕も個人開発では一番スペックの低い1コア、1GBを使っていておそらく業界で一番安い月額550円を使っています。
もちろんスケールアップやスケールアウト仕様としたときにロードバランサやスケールアップは容易に管理画面から出来ます!
しかもスペックが他のVPSよりも良くてメモリが1GB、1コアという点も魅力です!
初期費用は無料
Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 安く安定している大手!さくらのVPS
一番僕がLaravelを公開するのにオススメしているサーバです!
Laravelは512MBだと少ない可能性があるので1GBか2GBプランがおすすめです!
さくらVPSの料金プラン | ||
512MBプラン | 590円/月(初年度は431円) | CPU: 1Core メモリ: 512MB |
1Gプラン | 807円/月(初年度は600円) | CPU: 2Core メモリ: 1GB |
2Gプラン | 1593円/月(初年度は1186円) | CPU: 3Core メモリ: 2GB |
さくらVPSのメリット
さくらVPSのメリットは
- root権限があるので、何でもソフトウェアはインストールできる
- 他の契約しているユーザの影響は受けない
- 物理的共用サーバになるので値段が安い
- 他社のVPSのと比べても安い
というメリットがあります。
さくらVPSのデメリット
さくらVPSのデメリットとしては
- セキュリティ面は自分で多少気にしないといけない
- SSLは自分で用意する必要がある
というのがあります。
ただセキュリティ面は辺にポートを開放しすぎたりしないようにすれば問題はなく、後はアプリのセキュリティは実装やLaravelの問題なのでサーバ選びには関係なく注意しましょう!
またSSLはLets Encryptを使うと無料で半永久的にSSLが使えます!
初期費用無料!今ならキャンペーンで30%OFF!
初期費用無料!
Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 長期契約ならおすすめ お名前.comのレンタルサーバ
お名前.comレンタルサーバーは基本的にVPSと違って、共用のサーバになるので、
- ソフトウェアを自由にインストールできない
- PHPのバージョン固定が固定されている(ただし選択はできる)
- 他契約者ユーザのサーバの影響を受けることがあります。
お名前.comレンタルサーバのメリット・デメリット
お名前.comレンタルサーバーのメリットは
- セキュリティ面を考慮しなくて良い
- 既にPHPがインストールされていて、バージョンも選べる
- SSH出来るのでLaravelも使うことが出来る
という点です!
またデメリットは
- バージョンが固定されているので、PHPのバージョンを簡単に上げたり下げたり出来ない
- 自由にソフトウェアがインストールできない(ただしgitやcomposerなどはインストールできるのでLaravelは使える)
- 若干料金が高い
となり、費用は安いがデメリットもあるのでバージョンをあまり気にしない方はこのサーバがおすすめです!
お名前.comレンタルサーバの料金
契約期間によって月額費用が変わってきます
お名前.comレンタルサーバーの料金プラン | |
1ヶ月毎払い | 1,430円/月 |
6ヶ月毎払い | 5,940円(1,188円/月) |
12ヶ月毎払い | 11,858円(1,078円/月) |
24ヶ月毎払い | 22,770円(990円/月) |
36ヶ月毎払い | 22,770円(990円/月) |
36ヶ月払の長期で契約するとかなりお得で、24ヶ月と同じ料金で3年間使用できます!
更にお名前.comレンタルサーバーは他のレンタルサーバ以外にはない特典として
- 独自ドメイン永久無料
- 最大2ヶ月間サーバ費用無料
- Lets EncryptのSSLをレンタルサーバが搭載しているため、自前でインストールして設定する必要がない
というのがあるので、トータルではさくらVPSよりも安くなるかもしれないです(契約期間や他のSSLやドメインの料金次第で変わります)
36ヶ月間契約だと、Laravelで様々なサイトを作って公開できるので、Laravelで色々とサービスを作りたい人はおすすめです!
ただし一点デメリットとしてMySQLしか使えないのと、1データベースあたり2GBまでなのでデータを結構使う場合には注意が必要です!
キャンペーン時はWordPress有料テーマが最大8割キャッシュバックされます!
ドメインの更新料は年間だと5000,6000円程度かかりますが、それが0円になるのでトータルでは安くなります!
Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 安く安定してる!Conoha VPS
ConoHa VPSもさくらVPS同様に安定していて、大手GMOが運営しているVPSになります。
メリットはさくらVPSと同様ですが、若干値段が高いです(VPS割引きっぷを使うとさくらVPSよりも安い)。
VPS割引きっぷとは?
ConoHa VPSにあるVPS割引きっぷとは長期間使う場合お得な割引で、長期間の契約をする代わりに月額費用が通常よりも安くなります。
Laravelは512MBだと少ない可能性があるので1GBか2GBプランがおすすめです!
ConoHa VPSの料金プラン | ||
512MBプラン | 最安542円/月 | CPU: 1Core メモリ: 512MB |
1Gプラン | 最安739円/月 | CPU: 2Core メモリ: 1GB |
2Gプラン | 最安1458円/月 | CPU: 3Core メモリ: 2GB |
スペックはさくらVPSと同様で違いは値段だけです。
なので長期間使うならConoHa VPS、まずは短い期間で使ってみたいならさくらVPSが良いでしょう。
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Laravelにおすすめのレンタルサーバ: レンタルサーバとクラウドの良いところどりのロリポップ
ロリポップのマネージドクラウド型のレンタルサーバになります。
ユーザの局所的な負荷などにもスケールアウトして制御できるクラウドと同じメリットをもちつつ、レンタルサーバ並みに安い値段で使えます!
ロリポップマネージドクラウドの料金
Laravelを個人で使う分には毎月2000回もコンテナ起動を行うことはまずないでしょう!
ロリポップ マネージドクラウドの料金プラン | |
基本料金 | 従量課金 |
1,078円/月 | 2.2円/1コンテナ1起動あたり |
となっています。
なのでLaravelを個人で使う分には1,078円の費用で済むと思って問題ないです!
ロリポップマネージドクラウド型のメリット
ロリポップのマネージドクラウドのメリットはVPSとの違いでも説明した通り、
- リソースを可変に出来る
- 負荷が高くなった時に自動でスケールアウト出来る
- サーバをすぐに壊して作り直すことが出来る
などのメリットがあり、特にスケールアウトが自動でできるというのはVPSにはない良いメリットとなります。
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ロリポップはGMOが運営しているので信頼性も高いです!
Laravelにおすすめのレンタルサーバ: 最安!ロリポップのレンタルサーバ
ロリポップレンタルサーバはマネージドクラウド型とは違い、共用サーバを使うため、他契約ユーザのサービスの影響を受けます。
その分安いというのが特徴です!
共用サーバとはいえロリポップレンタルサーバ自体は安定していて、落ちやすいと言う話は聞いたことがないので安く試しにLaravelを公開したいという方は良いレンタルサーバです!
ロリポップレンタルサーバの料金
Laravelを使う事が出来る最安プランのスタンダードプランか初期費用のないハイスピードプランがおすすめです!
料金プラン | ||
プラン | 初期費用 | 月額費用 |
スタンダードプラン | 1,650円 | 月額440円〜 |
ハイスピードプラン | 0円 | 月額550円〜 |
エンタープライズプラン | 0円 | 月額2200円〜 |
LaravelはSSHができることが必要となるためスタンダードプラン以上の契約が必要です!!
また独自ドメインの無料はハイスピードプラン以上からとなります!(サブドメインはどのプランでも無料)
ロリポップレンタルサーバのメリット・デメリット
ロリポップレンタルサーバのメリットは
- 料金が安い
- ドメインも無料(ただし***.gloomy.jpなどサブドメインになり、独自ドメインではないです)
です!
デメリットは前の方でレンタルサーバのメリットで述べたように
- スタンダードプラン以上じゃないとSSH出来ないので、Laravelを使いたい人は実質スタンダードプラン以上の契約が必要
- root権限がないので自由にソフトウェアをインストール出来ない
- MySQLのバージョンが古い
です!
ただMySQLのバージョンが古いのはLolipopレンタルサーバならではのデメリットとなるかもしれませんので注意が必要です!
おそらく最安でLaravelを公開出来るレンタルサーバとなります!
ロリポップはGMOが運営しているので信頼性も高いです。
24ヶ月以上の契約でさらに12ヶ月延長無料!
Laravelにおすすめのクラウド: AWS,GCPなどのクラウド
クラウドといえば
が有名で、特に日本でよく使われているのはAWS,GCPあたりです!
なのでクラウドを使いたい場合はこのどちらかを選ぶのがおすすめですが、個人的にはAWSの方が使いやすいのでおすすめです!
Laravelをレンタルサーバで使用する際の注意点
実際にレンタルサーバを使って公開したことがあります。
なのでそうならないように注意点は必ず一読しましょう!
普段使っていて、おそらく業界で一番安いVPSでスペックも他よりも高い!
初期費用は無料
レンタルサーバの場合はroot権限がない事に注意
レンタルサーバの場合は必ずroot権限がないことに注意です!!
root権限がないと
- インストールしたいソフトウェアがあっても出来ない可能性がある(出来るケースも稀にあります)
- OSが変えられない
- サーバの構成をいじる事ができない
といった自由度がなくなるデメリットがあります。
それため料金は安くなっています!
レンタルサーバはPHPのバージョンに注意
PHPのバージョンも運営会社によっては存在しないバージョンの可能性もあることに注意!
例えばロリポップだと
- 5.4
- 5.5
- 5.6
- 7.0
- 7.1
- 7.2
- 8.0
と昨今のバージョンはカバーされていますが、もっと新しいバージョンだったり古いバージョンは使えないので、Laravelで開発する際には注意が必要です!
SSH出来ないサーバではそもそもLaravelは使えない
SSH出来ないと自分で開発したサービスはサーバで公開できないです!
Laravelに限った話ではないですが、自分がプログラミング言語で開発したサービスは、SSHが出来ないと正しくサーバにアップロードできないので
Laravelを使いたい場合はSSHが必ず出来ることを確認しましょう!
Laravelが使えるレンタルサーバはVPSかクラウドが失敗しない
今回は「Laravelのレンタルサーバ」について現役エンジニアの視点で実体験を元に解説しました。
まとめ
- レンタルサーバでLaravelを使うには共用サーバ、VPS、クラウドの3つがある
- 一番値段的にも安価で、確実にLaravelを使えるのはVPS、次に共用サーバ
普段使っていて、おそらく業界で一番安いVPSでスペックも他よりも高い!
初期費用は無料