副業やフリーランスで確定申告が必要な方は取引数が増えてくると、
どの会計ソフトを使おうかな?と気になってきますよね。
会計ソフトの選び方次第で明細管理などの手間も大きく変わってきそうですし、できれば慎重に選びたいものです。
ところで確定申告に役立つ有名なクラウド型会計ソフトには、
- マネーフォワードクラウド確定申告
- freee
の2つがありますね。
この2つの中でもどちらを使おうかな?と絞り込んできている人も多いはず。
そこで本記事では、マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeの機能面や価格面での比較を行っていこうと思います。
まだ開業すらしていないので、事業を始める時の手続きも不安だな~
と感じる方も含めてお役に立てるわかりやすい内容にしてありますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
本記事の結論だけ先に書いておくと、
2023年以降も事業を続ける予定ならマネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルプランにしておくのがベストです!
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個人事業主や副業をしている方で、請求書づくりが手間だなあ…と感じる方はいませんか?
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私も6,7年前くらいから使っていますが、ネットに落ちてるエクセルのテンプレートを使うより圧倒的にストレスが少ないです。
しかも会計ソフトの弥生系のサービスなので使いやすくて安心。
請求書作成は個人事業主なら切っても切り離せない作業です。
まだ利用していない人は無料登録してみると良いですよ!
目次
freeeとマネーフォワードクラウド確定申告の比較
freeeもマネーフォワードクラウド確定申告も、一見似たようなクラウド会計ソフトですよね。
freeeはもともとオンライン上にデータを保存する会計ソフトですが、マネーフォワードの方は家計簿アプリがメインのサービスでした。
そして「マネーフォワードクラウド確定申告」のほうは派生サービスとして後から出てきた点はご存知の方も多いかもしれません。
無料プランもありますが、いずれもお試し期間に限りがあるため基本的には有料で使うのが前提になっているようです。
せっかく登録するなら良い方を選びたいと感じる方も多いはずですので、早速両者の比較をしていきましょう!
freee | マネーフォワードクラウド確定申告 | |
確定申告書の作成 | 〇 | 〇 |
見積書・請求書作成 | 〇 | 〇 |
銀行口座・クレカ連携 | 〇 | 〇 |
レシートからの登録 | 〇 スターターは月5枚まで スタンダードは枚数無制限 |
× |
消費税申告 | △ スターターは不可 スタンダードは可能 |
△ パーソナルミニは不可 パーソナルは可能 |
書類送付 | 〇 150円/通 |
〇 パーソナルミニプラン 170円/通 パーソナルプラン 190円/通 |
電子帳簿保存法 | 対応済み | 対応済み |
月額料金(年払料金) | スタータープラン 980円 スタンダードプラン 1,980円 |
パーソナルミニプラン 800円 パーソナルプラン 980円 |
いずれのサービスも、青色・白色ともに確定申告書の作成に対応しています。
控除を受けるための電子帳簿保存法にも対応しています。
マネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルミニプランは若干機能不足なところがありますが、最低限の機能は両者備わっているようですね。
合わせて読みたい
freee無料版を確定申告の時に使うのは可能?プランごとに解説
freeeはレシート登録機能があるが、安いプランだと登録数に制限あり
大きな違いとしては、マネーフォワードクラウド確定申告にはレシート画像から取引登録する機能がついていない点ですね。
freeeではレシート画像をアップすれば、それを読み取って取引内容を自動で推測して入力してくれるため、いわば登録作業が半自動になるところはすごいですよね。
ファイルボックスにレシート画像を保存できるため、画像も一緒に一括管理したい人には向いていますよ。
注意
freeeのレシート登録機能はスタンダードプランだと月5枚しか登録できません。
5枚だと副業レベルでもすぐ上限に達してしまう可能性があるため、この機能を使いたいならスタンダードプラン(月額1,980円~)を検討したほうが良さそう。
消費税申告機能はfreeeもマネーフォワードクラウド確定申告も上位プランのみ対応
また消費税の集計・申告機能はfreeeもマネーフォワードクラウド確定申告も上位プランでなければ非対応です。
2022年現在、年間1000万円以上の売り上げがなければ個人が消費税の申告について考える必要はありません。
ただし2023年以降インボイス制度が導入された後は売上1000万円未満の個人も消費税の集計が必要になってくる可能性がある点は注意しておきましょう。
インボイス制度とは?
インボイス制度は少し複雑なので、ここではフリーランス側目線での変更点のみ解説します!
インボイス制度とは2023年10月から個人事業者が取引先に消費税を請求する場合、事実上「適格請求書発行事業者」として登録しなければいけなくなる制度です。
今まで売上が少なくても暗黙の流れで消費税込みの請求をし、消費税分はいわば儲けとなっていたフリーランスも多かったようです。
ただしこの制度が開始されると請求した消費税はきちんと税務署に納めなければならなくなります。
書類の郵送費用はマネーフォワードよりfreeeの方が安い
freeeもマネーフォワードクラウド確定申告も、オンライン上で作成した請求書・見積書などを取引先に郵送することができます。
自分でいちいち印刷して切手を貼って・・・という作業が手間だと感じる方にはおすすめの機能ですね!
また請求書を送るためだけにプリンターを持ちたくないと感じる方にも良いですね。
郵送費用はfreeeが1通150円。
マネーフォワードクラウド確定申告が1通170円~190円。
こちらはfreeeに軍配が上がることがわかりました。
freeeとマネーフォワードクラウド確定申告のおすすめプランの選び方
- 副業レベルの事業しかしておらず、取引件数が少なければマネーフォワードのパーソナルミニプラン(取引先数15件未満目安)
- フリーランスとして独立しており、2023年以降も事業を続ける予定であればマネーフォワードのパーソナルプラン
- フリーランスとして独立しており、リアルで請求書を郵送することが多い人はfreeeのスタンダードプラン
個人的には、2022年分の確定申告だけを考えるなら
が価格と機能のバランスが取れていると思っています。
ただ、2023年以降も事業を続けるなら売上が少ない個人でも消費税申告の必要が出てくる可能性が高いです。
会計ソフトのデータ移行の手間を考えると、最初からマネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルプランにしておくのが無難ではないでしょうか。
なおマネーフォワードクラウド確定申告のプランの違いを詳しく知りたい人は、こちらの記事でも解説しています。
関連記事
フリーランス必携!マネーフォワード確定申告は1ヶ月だけで申告可能?料金も意外と安い
マネーフォワードクラウド開業届の併用で確定申告で節税しよう
この記事を読んでくださった方は、会計ソフトをfreeeにするかマネーフォワードクラウド確定申告にするか迷っていたはずですよね。
そして会計ソフトを選んでいたということは、副業・個人事業を始めたばかりではないでしょうか?
中にはまだ開業届を税務署に出していない方もいるかもしれません。
ということで、会計ソフトに登録するついでに、
知識ゼロでも開業届を簡単に作れるマネーフォワードクラウド開業届というサービスにも登録しておくと便利です。
そこで最後に、
- 開業届の概要と提出するメリット
- マネーフォワードクラウド開業届のメリット
といった点をサクッとまとめていこうと思います。
開業届って?提出するメリットは?
開業届というのは、事業を始めたことを国税庁に申請するための書類です。
基本的に最寄りの税務署に提出します。
なぜ開業届をなぜ提出しなければいけないかというと、シンプルに国税庁で出すようにと決められているからです。
事業を開始してから約2ヶ月以内が提出期限となり、提出すれば大幅な節税に繋がることもあります。
これについては、実際出さなくても罰則はありません。
ただ未提出のままだと、確定申告の際に青色申告の最大65万円の所得控除を受けられなくなってしまうため、できるだけ早く出しておくのがベスト。
開業届を出さなかったor期限に間に合わなかったその年の確定申告は白色申告扱いとなり、税制上の優遇措置がなくなります。
青色申告の65万円控除とは?
所得税は前の年にいくら稼いだか?によって決まります。
稼いだ金額が増えれば所得税も増えるのはご存知の方も多いかもしれません!(累進課税制度)
そして青色申告時の所得控除が適用されると、実際に稼いだ金額よりも所得が65万円(もしくは55万円)低いものとして申告可能になります。
所得が65万円減るだけで結構な金額を節税できるため、個人事業主なら絶対に知っておきたいルールです!
マネーフォワードクラウド開業届を使うメリット
ひとまず開業届は出しておいた方がお得、ということはお分かりいただけたかと思います!
ここでマネーフォワードクラウド開業届のメリットですが、主に3つ。
マネフォ開業届のメリット
- 簡単な質問に答えるだけで開業届がサクッと作れる
- 開業届以外の書類も作れる
- 無料で使える
開業届は国税庁のサイトからもダウンロードできますが、見てみるといかにもなお役所言葉で書かれているんですよね。
実際読んでもよくわからないと感じる方も多いようです。
が、マネーフォワードクラウド開業届を使えば初心者さんでも迷わず開業届が作れるため、
書類のミスが心配な人にはとっておきのサービスとなります。
「所得税の青色申告承認申請書」という、青色申告として確定申告する際に事前に出しておかなければいけない書類や、
「廃業届」という事業をやめる時の書類も作成できますよ。
作り方は開業届同様、作成画面のガイドに従って入力を進めていくだけ。
ここまで充実した機能で登録は無料です。
書類の正確さを求めたいなら、もはや使わない理由がないサービスですよね。
開業届や関連書類の提出がまだの方がいたら、こちらも登録しておくと良いですよ。
マネーフォワードやfreeeの無料ツールを駆使して確定申告に備えよう
事業をこれから始めようと思っている方、もしくは始めたばかりで開業届や会計ソフトのことで困っている方がいたら、
本記事で紹介した以下のサービスは要チェックです。
要チェックサービス一覧
- マネーフォワードクラウド確定申告
- freee
- 請求書作成サービス「Misoca(みそか)」
- マネーフォワードクラウド開業届
いずれも見た目がシンプルで使いやすく、かゆいところに手が届く機能も満載。
これで副業をしている人もフリーランスになりたての人も、最低限必要なツールが一通りそろうことになりますよ。
4つとも登録だけなら無料のサービスですので、ぜひ事前に使用感もチェックしてみるのがオススメです!
どちらも使ったことのある筆者目線で個人事業主には一番オススメの会計ソフト!