ICTによる小学生の勤勉意欲向上への取り組み | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

ICTによる小学生の勤勉意欲向上への取り組み

本日のNikkei BPの中で「マイクロソフト、青山小学校で次世代の教育環境を公開」という記事が掲載されていました。東京都港区立青山小学校において取り組まれているタブレットPC等を利用したICT教育体制とそれによる生徒の学力向上が立証されたという報告です。

ICTは魔法の道具ではありません。使う人が意欲を持って取り組み、それを更なる高み(生産性の向上や効率化)に持っていく手助けをするためのものです。今回の学力向上も同小学校の生徒が意欲的に取り組んだ結果であり、ICTはそのきっかけを与えたにすぎません。しかし、何故、そこまで生徒が意欲的に取り組めたのか。

記憶は薄れていますが、自分が小学生の頃、体育以外の授業は退屈で仕方ありませんでした。先生が教科書に書かれた内容を読み上げ、解説するといった流れに慣れ切って、自分の中に創造性をまったく持っていなかった気がします。当然、一人一人の心掛け次第ですが、大半の生徒は同じような状況だったと思います。

集中力が欠けると、騒ぎ出したり、居眠りを始めたり、大人でも心当たりある行動に出るはずです。集中力が欠けるのは、自分に当事者意識がないからです。問題を認識して解決策を見つけ出す。責任を感じて目の前の事実に冷や汗をかく。こういう時に人は集中力を発揮します。子供がテレビゲームをしているとき、画面を何時間も見て飽きずに、休みの朝も早くから熱中しているのは、そこに集中しているからです。

遊びのように楽しくとはいかないかもしれませんが、ICTを利用して最新のテクノロジーを目の当たりにし、それを使いこなそうとする意識が生徒の集中力を引き上げたのかもしれません。時代の流れもありますが、パソコンが好きな子供は多いでしょう。また、現代社会では業種を問わず働き出してからもパソコンと向かい合う時間は長く、より高い能力を持った人材が重宝されます。

今の子供たちは、社会に出る前からビジネスに直結するトレーニングを受ける機会に恵まれています。これを教育と連動させない手はありません。設備投資等で予算の範囲もあるでしょうが、今回の東京都港区立青山小学校の試みは非常に価値のあるものと感じています。