電話のこれから | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

電話のこれから

昨年7月に開始されたNTTが提供するサービス「DIAL104」。以前は、104に電話をすると知りたい電話番号を教えてくれるだけのサービスでしたが、それがかけなおしをすることなく、ダイレクトに取り次いでくれるサービスとして話題になりました。

しかし、本日の日経新聞で「NTT東西に排除命令、ダイヤル104で・公取委」という記事が掲載されており、内容を確認すると、この取り次ぎによって手数料が31.5円/回発生し、通話料も昼間の区域内通話3分約8.9円のところが10.5円と割高になっていることに対し、十分な説明がないとして警告を受けていたにもかかわらず、その後のポスター等でも不明確な表現・表示をしていたため、公正取引委員会は13日に景品表示法違反で排除命令を出したとのことでした。

NTTとしてもCMやマーケティング戦略上、価格を全面的に押し出すことはできなかったのでしょうが、昨今の消費者保護の流れを考えると不十分な対応であったとしか言いようがありません。今回の一件によって、若年層を中心にさらに固定電話離れが起こる可能性もあり、それにかわる通話手段(携帯電話やインターネット電話など)がシェアを増やしていくかもしれません。

104のサービスが成り立つのもこれまで日本電信電話公社時代からのNTTの契約者数が圧倒的であったためですが、これが仮にインターネット電話に推移した場合、より簡単な電話番号検索と低価格な通話料が実現される可能性があります。今後、通信業界でもこれまで以上の変革が起こっていくことは間違いないので、それがよりよいサービスにつながっていくことを切に願っております。

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