中小零細企業のIT投資額の基準 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

中小零細企業のIT投資額の基準

中小零細企業経営者の中には自社のITに対する投資額が適正であるかどうか疑問を抱いている方がいらっしゃると思います。大企業も含めた全体の平均値で見ると売上高の3%前後で推移しているようですが、売上高10億円未満の企業では5%前後になり、一般的に企業規模が小さいほど売上対投資の比率は上昇する傾向があるようです。中には10%を超える企業もあり、投資対効果を図る上では効率的とは言えない状況があります。

もちろんIT投資の最大の目的は業務効率化にあり、全体として利益を上げるものでなければなりません。しかし、大企業の下請企業になると半強制的にその比率に見合わない高額な投資を業務上迫られることもあります。ここでの問題点の一つは、その下請企業に十分な体力がないことです。一時的に大きな負担があるとそれに対する貯えがない会社は対応しきれません。経営改善のセオリーは「企業体力を付け、戦略的展開に出る」ことですから、まずはその下地となる「体力(費用削減)」が必要となります。

これは社内で取り組むことが理想的ですが、社内を客観的に見ることは難しいことですし、日常業務の傍らで対応することは時間的な制限もあります。必要に応じて外部のコンサルタントなどに意見を聞き、適切な措置を取ることが改善への近道になります。非日常業務的な内容なので実感が湧き辛いかもしれませんが、これができて初めて業務効率化につながるIT投資が可能になります。

売上高5%前後の投資とは大きな負担です。これを有効利用するためにも会社を数字で把握することは大切な作業と言えます。

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