ソフトウェアベンダーの実情 – 現場での人材配置 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

ソフトウェアベンダーの実情 – 現場での人材配置

ソフトウェアベンダーの定義については、先日の「ソフトウェアベンダーの実情 – 業界動向編」の前段にて書かせていただきましたが、今回はその中における現場での人材配置の実情について触れてみたいと思います。こちらも企業規模に応じてまちまちですが、基本的には以下に類似しているのではないでしょうか。

  • 営業(目安配分率:30%)
  • プリセールス(目安配分率:5%)
  • コンサルタント(目安配分率:5%)
  • システムエンジニア(目安配分率:10%)
  • プログラマー(目安配分率:30%)
  • サポート(目安配分率:20%)

営業」は当然のことながら販売のプロです。クライアントとの良質な関係の構築や契約管理に主眼をおいており、すべてのビジネスはここから始まります。

プリセールス」は営業と行動を共にする技術知識を持ち合わせたセールスポジションになります。営業も自社製品や技術についてある程度の知識を持ち合わせていますが、最近ではセールスサイクルを迅速化するために営業段階でより詳細な話し(要件に対するフィット&ギャップ)ができるようプリセールスが重宝されています。

コンサルタント」は契約成立後、ソフトウェアの導入および実装を行う前段階で入り込む顧客業務知識豊富な人材になります。要件定義をシステム寄りにすれば、使い辛いシステムとなり、プロジェクト自体が失敗する可能性があります。業務も分かり、システムの分かる、最も知識や経験の優れた人材にしかこのポジションは務まりません。

システムエンジニア」は、コンサルタントが作成した業務要件定義をもとにシステム要件定義書に落し込み、開発現場で指揮を取るプロジェクトリーダーとしての役割を担います。編成されたチームメンバーには「プログラマー」が属し、システム要件定義に従った動作をするようプログラムを作成していきます。

ソフトウェアの導入および実装が完了し、システムが稼働し始めると運用が最も大切な作業になります。これを行うのが「サポート」であり、不具合の度合いによっては再度、プログラマーと連携を図り解決を図ります。

現在の労働市場では、プログラマーが不足していると言われています。その理由としては各ポジションにおける賃金も大きく関係しているのではないでしょうか。最も高い賃金が得られるのはコンサルタントです。しかし、コンサルタントは優れた知識と経験を必要とするため、誰にでもなれる職種ではありません。結果としてシステムエンジニアやインセンティブの高い営業に流れ、プログラマーやサポートは敬遠されます。

また、最近ではシステムエンジニアがプリセールスや営業を兼ねたりすることもあって、職種の垣根がなくなりつつあります。