米国における起業家平均年齢 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

米国における起業家平均年齢

以前、CNETが取り上げた「米国人技術系起業家の平均的な特徴とは?」という記事の中でEwing Marion Kauffman Foundationが調査を行い、その平均年齢は39歳と発表しています。この数字を見て、個人的には「意外に遅い」と感じました。先日、当ブログでも取り上げたfacebookのCEO「Mark Zuckerberg」は、現在24歳。名立たるベンチャー系IT企業においては20代前半での起業が日常茶飯事と思っていたので驚きです。

企業はゴーイング・コンサーンの下、経営を進めなければならず、その観点からかMBA取得者、さらにはその上の博士号取得者による企業が実のところは多いようです。MBAは実務経験も必要とされるため、一度、企業で数年働いた後に取得すると30代が平均値と言えるでしょう。また、そこで様々な見聞を得ると、今度はビジネスモデルやマーケットの動向を見極めるなどの慎重さが目立ち、最終的に起業するまではそこから数年の歳月を経ているようです。

しかし、同調査は「技術系起業家」を対象としているため、それ以外(営業系起業家など)を含めるとこの平均年齢は引き下げられるのではないかと予想します。当然、起業してもビジネスが継続的なものであるかどうかは別の話しで、アメリカでは生まれる企業が多い一方、消えていく企業も多数存在します。それでもまた、チャレンジをしていくバイタリティの高さはアメリカ人特有のものかもしれません。

私は学生時代、アメリカ(カリフォルニア州)に留学していたのですが、その時点での日本人との違いをいくつか肌で感じました。家庭の経済水準にもよるでしょうが、中学生ほどの年齢から明確に将来の仕事を想像しているのです。ある女の子は医者になりたいと医学の勉強に取り組み、大学は医大に進学したいと言っていました。親ではなく自らの意志で方向性を決め、そのための勉強をする。当時の私には想像すらつかなかったことです。中学生時代はおろか、大学生になっても将来の仕事と勉強の内容がリンクしていない、日本において理系学生は別かもしれませんが、文系学生のほとんどはそういった状況だと思います。

現在では情報量も増え、学生の意識にも変化が出てきているかもしれませんが、気付きというものは早い時期であるにこしたことはありません。スポーツでも小さな頃から取り組んでいる人と、ある程度大人になってから始める人では大きな違いがありますが、ビジネスにおいても同じことが言えるのではないでしょうか。もっとも大切なことは「自分の意志」であるということ。そして、今後、さらに優秀な若手起業家が日本に出てくることを切に願っています。

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