システムエンジニアのキャリアパス | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

システムエンジニアのキャリアパス

IT業界に長く在籍すると職種の変更は珍しいことではありません。営業からSEになったり、SEから営業になったり、しかし、SEが一般的に選択するキャリアパスは大きく3つに分かれます。プロジェクトマネージャー、、上級管理職、今回はその中でもビジネスアナリストについて取り上げてみたいと思います。

個人的には、ビジネスアナリストはコンサルタントやプロジェクトマネージャーの延長線上にあるのではないかと考えます。クライアント業務のことを十分に理解した上で、IT全般に精通し、プロジェクト体制の立案から進行まで予算を踏まえながら対応できる。また、クライアントのPDCAサイクルを考慮し、分析能力にも長けていなければなりません。

本当の意味で根拠と価値のあるソリューションを提供できる人材、それがビジネスアナリストではないでしょうか。日本では、まだまだ浸透していないこの職種は、海外では注目を集め、日本でも広く認識され、重宝される日が来るでしょう。

SEの多くは、システム側から物事を捉えます。最終的に業務要件はシステムに落としこむので、実装レベルで行き着く先はクライアントと同じですが、カットオーバー後のPDCAや現場レベルでの細かい問題点を理解し、目を向けるSEは稀です。ERPやビジネスインテリジェンスのプロジェクトを中心に手掛けるSEは、経営情報に触れる機会も多いため、その点に興味を持ち、ビジネスアナリストを目指す人もいます。

ただし、ビジネスアナリストは冒頭にも述べたように業務知識、システム知識、分析能力、管理能力、バランス感覚など多くの要素を求められるため、誰でも望めばなれる職種ではありません。会社という枠を越え、クライアントのアナリストであることが求められます。それだけに希少性が高く、重要な職種であると筆者は考えます。