インターネットと五感 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

インターネットと五感

常日頃、インターネットをしていて感じることは、「どうすればインターネット上で五感を満足させることができるのだろう」ということです。「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚」の五感は人間が生活をする上で、ほとんどの人が使用しているものであり、これが実現できて初めて満足が得られます。

料理を例に挙げると、美しい盛り付けは視覚を刺激し、揚げ物などは音(聴覚)を楽しませます。食感(触覚)や香り(嗅覚)は味覚を左右するほどの働きがあり、これらすべてにおいて高いレベルにある料理ほど食べる人に満足を与え、そうでない料理は評価を得ることはありません。

ネットショッピングの利用者は年々増加傾向にありますが、初めて利用するショップに対しては誰しも不安を抱きます。商品そのものを知らない場合、食べ物であれば「味は大丈夫か?どういう香りがするのだろう?」、靴であれば「いつものサイズで大丈夫かな?履き心地がわからない。」といった不安を抱きます。

インターネットは、視覚と聴覚を伝えることはできますが、それ以外のものを伝える術がありません。一部では、専用の機器を購入することで、触覚や嗅覚を伝えるといいますが、バリエーションは限定されますし、それはインターネットの本質的なサービスとは異なる気がします。

このことはインターネットやそれに関連する技術にとって、永遠の課題と言ってもよいでしょう。映像や音はデータに変換し、転送することはできますが、香りや味といったものは、データ化して味わうことはできません。それこそロボットに人間の感情がないように神秘の領域に近いものがあるからです。

しかし、将来、物体を瞬間移動させるSF映画のようなことができるようになれば、それも実現されるかもしれません。

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