エンジニアの副業の始め方・稼ぎ方を学ぶ

エンジニアの確定申告を簡単にやる!フリーランス解説【副業も必須】

 

エンジニアで確定申告を簡単にやる方法ある?フリーランスでも副業でもどっちでも確定申告はやるべき?

 

という疑問を解決する記事になっています。

 

記事執筆者:オザック

エンジニア歴9年以上、年収1000万超のフリーランスエンジニア、revenue-hackです!

某有名R社に勤めていた過去があり、副業を含めて関わってきたプロジェクトは20以上。

副業でもフリーランスエンジニアでも確定申告をやっていて、5年以上申告しています。

 

 

今回はフリーランスエンジニアや副業でエンジニアをやっている方向けに、実際に確定申告する際に簡単に申告する方法はあるのか?

について現役フリーランスエンジニアが、副業も長年やってきた経験も踏まえて解説していきます。

 

この記事で分かること

  • 簡単に確定申告をする方法
  • 青色申告と白色申告の違いとメリット
  • 副業では青色と白色どちらでやるべきか?
  • 経費になるもの
  • 事業所得と給与所得について

 

 

実際のフリーランスも副業も長年経験しているノウハウを述べるので、他にはない記事になるので、読むことをおすすめします!

(3分程度で読み終わります)

 

目次

フリーランスエンジニアは青色で確定申告をして、副業の場合はケースバイケース

まずは結論から言うと

フリーランス 青色申告必須
副業エンジニア 青色申告、白色申告は場合による

です!

 

副業エンジニアがケースによるというのは、副業での収入がフリーランスより少ない分、経費の金額によっては青色にした所で変わらないため、

楽な白色申告で事足りるのであればそうした方が良いからです。

 

詳しい理由を以下の順に沿って説明していきます!

  1. そもそも確定申告が必要か?
  2. 青色と白色申告の違い
  3. 青色申告は難しいので不要なら避けるべき

 

 

エンジニアで確定申告が必要な場合

まずそもそも確定申告が要不要かについては稼いだ収入によります。

ポイントは収入が20万円以下であるかどうかによります。

 

エンジニアの確定申告は営業収入がポイント

 

とはいえエンジニアであればフリーランスはもちろん20万円はゆうに超えますし、副業でもすぐに超えてしまう金額かと思うので、

殆どのエンジニアは確定申告の必要があると思っておきましょう!

 

注意ポイント

副業の場合は本業の会社からもらっている給与とは別に、副業だけの収入で20万円以下かどうかがポイントになります。

 

青色申告と白色申告の違い

では続いて青色申告と白色申告の違いを簡単にしておきましょう!

 

青色申告と白色申告の違い
青色申告 白色申告
帳簿 必要 不要
控除額 65〜55万円 10万円
難易度

 

ポイントは控除額と難易度です!

帳簿というものを青色申告では作成しないといけないため、難易度が上がります。

その代わり控除額が大きいと言うふうになっています。

 

エンジニアにとって青色申告は難しい

エンジニアにとっては青色申告というのは正直かなり難しいです!

 

僕自身フリーランスで青色申告をしていますが、

  • 最初の開始残高、未払金の設定
  • 経費の仕訳方法

と少なからず知識がないと難しいのが現状です。

 

でも青色でやらないと控除額が少なくなっちゃうんでしょ?

 

オザック
そうです!後ほど簡単に申告する方法、白色申告でも問題ない人を解説しているので、このまま読み進めてください!

 

フリーランスエンジニアが簡単に確定申告する方法

では早速フリーランスエンジニアの確定申告の方法について解説します!

 

ずばり最初から会計ツールを使いましょう!ということです。

 

ポイントは途中からとかではなく最初からやっておいた方が、開始残高の設定や会計知識を要するものの設定が簡単になります!!

 

確定申告の前に青色申告事業者としての届け出をすること

まずは確定申告を青色でやるには、青色申告事業者として登録するのが必須になります!

これをしていないと申告できないので注意です!!

 

めんどくさそう。。。

 

オザック
大丈夫です!めちゃくちゃ簡単です!!

青色申告事業者提出要書類

※国税庁参照

 

こちらの用紙を記入するだけです!

 

注意点を以下に記しておきます!

  • 納税地は住民票のある所でOK
  • 屋号は何でも良い(僕は自分の名前にした)
  • 職業はソフトウェア開発とかOK
  • 所得の種類は事業所得は入れること
  • 簿記の方式は複式簿記

 

確定申告は絶対に会計ツールを使うこと!でないと悲惨なことになる

確定申告は個人でやる場合は必ず会計ツールを使いましょう!!!

 

これがないと絶対に会計士の資格でも持っていない限り無理です!!

 

オザック
会計ツールを使わない場合、無限の時間を溶かします!!経験者が言うので絶対です!!

 

たかだか年間1万円程度ですし、無駄に無限の時間を使うくらいなら、本業の仕事2時間を当てたり、本業の勉強に時間を充てるほうが明らかに効率が良いです。

 

確定申告の会計ツールのおすすめ2つ

おすすめの会計ツールは

この2つです!

 

比較的freeeの方が多いように思いますが、僕はマネーフォワード クラウド確定申告の方を使っています。

 

どちらでも良いので以下の記事が参考になります!

マネーフォワード確定申告は1ヶ月だけ無料?経験者が解説

freee無料版を確定申告時にだけ利用は可能?プランごとに解説

マネーフォワード確定申告とfreeeを比較!インボイスも考慮

 

【実録】フリーランスエンジニアの確定申告の注意点3つ

続いては実際にフリーランスをやってきてめちゃくちゃ注意したい点を3つお伝えします!!!

ポイント

  • プライベート口座と事業用口座は分けること
  • 定期的に経費は仕分けすること
  • わからなくなったら税理士に相談しよう

です。

 

これをやるかどうかで

  • 税金の金額
  • 確定申告時期の煩雑さ

が変わってきます!

 

プライベート口座と事業口座は絶対に混ぜないこと

まずめちゃくちゃ大事なポイントです!

個人事業主や法人では必ず事業をするための専用の口座というのを作ります。

これはご自身がプライベートで生活費で使う口座とは分けるのが一般的です。

 

法人の場合はそもそもわけないといけないのですが、個人事業主だと分けなくても出来るようになっています。

 

ただ絶対に分けた方が良いです!!!

 

これを分けないと起こること

  • 経費を仕分けする量が増える(生活費も仕訳しなくてはいけなくなる)
  • 税務署に目をつけられうかも
  • 確定申告時にパニックに陥るかも

 

なので絶対に分ける事をおすすめします。

 

たった年間1万円をケチる必要もないので、会計ツールを入れるほうが圧倒的に良いです!

マネーフォワード確定申告とfreeeを比較!インボイスも考慮

 

オザック
確定申告会計ツールは勿論経費になります!!

 

定期的に経費の仕訳はしておくのが良い

定期的に経費の仕訳はしておくと良いです。

 

というのも確定申告前にやると、

なんの経費だっけ?そもそも経費になる?

と使った用途を覚えていないので、1つ1つの仕分けがやや面倒です。

 

確定申告会計ツールでクレジットカードや口座を紐付けていても、よくわからない昔の経費とか出てくるので、月1くらいではやることをおすすめします。

 

オザック
確定申告会計ツールを使ってない場合は、領収書から推測するというもっと悲惨なことになりますw

 

難しい場合は税理士に相談するのもあり

もしすでにフリーランスや副業をやっていて、

もうよくわからないし、やりたくない!!

という方は税理士に相談したり、お願いするのもありです!

 

税理士にお願いすると?

月5万×12+(確定申告時の決算代行)10万くらい=70万円くらい

になります。

もちろん全て経費としてカウントされるので、その点は良いですがそれなりの金額になります。

確定申告ツールも経費になるため、まずはツールでやってみるのをおすすめします!

 

確定申告会計ツールも経費になります!

マネーフォワード確定申告は1ヶ月だけ無料?経験者が解説

freee無料版を確定申告時にだけ利用は可能?プランごとに解説

マネーフォワード確定申告とfreeeを比較!インボイスも考慮

 

 

フリーランスエンジニアが確定申告で経費にできる項目8選

  • 家賃
  • 仕事で飲みに行った飲み代
  • 移動費(タクシーなど)
  • PCやその周辺機器の費用
  • 使っているSaaS
  • 水道光熱費
  • (事業用に一部使う)車・駐車代
  • 本棚やデスク、椅子の費用

などです。

 

他にも色々と経費にできるものもあるので、フリーランスをやりつつ調べていくと良いです!

 

所得が600万円を超えたら法人化せよ!

「よく年収が高い人は法人化した方が、色々なものが経費になるのでお得」

という話を聞いたことがないですか?

 

ポイント

実際に経費面では法人化した方が色々なものが経費になりやすくなります。

また所得が高くなってくると、所得税よりも法人税を払ったほうが安く済むというケースから

年収が高くなった人は法人化した方が良いと言われます。

 

その目安が所得で600万円を超えたあたりになってきます。

安定的に所得が600万円を超える場合は、法人化も検討して、一度税理士に相談すると良いでしょう。

 

本業とは別に副業でもエンジニアをしている場合の確定申告のポイントと注意点7つ

続いては副業エンジニア向けの確定申告について説明していきます!!

  • 20万円未満は確定申告不要
  • 副業の場合は青色申告でなくても良い
  • 青色申告事業者の登録はしておくと良い
  • 本業で副業の許可が必要であればもらっておくと無難
  • 経費になるものは基本的にフリーランスと変わらない
  • 雑所得よりも事業所得にすると節税になる
  • 事業所得だけで1000万を超えると消費税がかかる

 

副業で20万円以下は確定申告不要。ただ給与収入が2000万円を超えると必ず必要

まず先程冒頭でも述べましたが、副業で20万円以下は確定申告が不要です。

特に何もすることはないので、会計ツールも不要です。

 

ただ本業での給与が2000万円を超えると確定申告が必要になってくる点はご注意ください!

 

副業の場合は白色申告であれば会計ツールを使わずとも出来る

副業でそこまで稼いでいない場合は白色申告でも変わらないです!

 

ポイントは経費で副業分がマイナスになるかどうかという所になります!

実際の副業エンジニアの確定申告書

実際の僕の昔の確定申告書

 

このように営業所得がマイナスになっています。

 

これは

副業で稼いだ収入ー経費 = マイナスになる

とこのようになります。

 

こうなるともはや青色申告で控除65万円を使っても税金は変わらないため、帳簿を作らくて済む白色申告が良いです。

 

白色だと1ヶ月だけ無料で使えるマネーフォワードで対応できちゃいます!

マネーフォワード確定申告は1ヶ月だけ無料?経験者が解説

 

青色申告事業者の登録はしておくと良い

とりあえず白色で問題ないと思っている方も、念の為青色申告事業者の登録をしておくのが無難です。

 

仮に今年急に副業で稼げるようになった!!!

となり、ズルズルと確定申告まで申請を忘れてしまうと青色申告事業者として認められません!

 

オザック
紙一枚提出するだけで済むので、なるべく先に済ませておくのが無難です

※e-Taxでオンラインでの申請が可能です

 

副業エンジニアで経費にできるものはフリーランスと変わらない

経費に出来るものは基本的に個人事業主と変わらないです。

 

というのも本業があっても副業でしっかりと稼いでいれば個人事業主という扱いになります。

フリーランスとの違いは事業所得における稼ぎが多いか、給与所得における稼ぎが多いかの違いだけです。

 

本業で副業の許可が必要であればもらっておくのが無難

副業を始める際は本業側で許可が必要な場合は一応許可申請をしておくのが無難です。

 

あまりやらずに副業を始める人もいますが、何かあったときは後の祭りです。

 

ただ基本的に副業を始めるのに前向きな会社であれば、殆ど許可が降りないということはないと思いますが、

表向きだけ副業OKにして許可が降りないような会社であれば、もう転職を考えた方が良いですね!

 

オザック
それか申請などせずに副業を僕だったらやってしまうかなと思います

※この方法をおすすめしているわけではないので、自己責任でお願いします

 

雑所得よりも事業所得にすると節税になる

確定申告時の話になりますが、副業だと収入を雑所得として仕訳するか事業所得として仕訳するかどちらでも良いです。

 

ただ事業所得としておいたほうが節税になります。

雑所得と事業所得の違い

事業所得は何らかの事業運営によって発生した所得を指します。エンジニアでの副業も事業所得として考えて良いです。

雑所得は給与所得にも事業所得にも属さない所得となります。例えばメルカリで、たまたま物を売って発生した小さな収入などがそれに当たります。

つまり事業所得は断続的であれば事業とみなし、そうでなければ雑所得となります。

 

事業所得にすると税制上の優遇が受けられます。

  • 事業所得よりも経費によって通算赤字になっても給与所得と差し引き出来る
  • 青色事業者として申請することで最大65万円の控除が受けられる
  • 30万円未満の経費は減価償却しなくて良い

 

事業所得だけで1000万円を超える場合は消費税を満額払う必要が出てくる!

事業所得で1000万円を超えると消費税を払わないといけなくなります!!

 

注意ポイント

インボイス制度の負荷軽減措置によって1000万円未満でも消費税を2割収めなければいけなくなりました

※財務省インボイス制度の負担軽減措置

 

そうすると100万円以上を税金として収めなければならなくなるため、あまり稼ぎ過ぎには注意しましょう!!

その場合は法人化する方が税金は安く済むケースが多いです。

 

副業の確定申告に関してはこちらの記事が参考になります

副業の確定申告やり方総まとめ!

 

フリーランスエンジニア、副業エンジニアの確定申告のFAQ

最後に確定申告のよくあるFAQについて解説します。

 

e-Taxって良いの?

良いです!

特にエンジニアの人は

オザック
税務署に行ってわざわざ紙の書類を提出したいとは思わないですよね?

 

なのでe-Taxで確定申告はしましょう!

その方が青色申告事業者だと65万円の控除が受けられるからです!

e-Taxでやらないと55万円に下がってしまいます。

 

医療費、ふるさと納税はどうすれば良い?

確定申告時に入力することで税制の優遇が受けれます。

 

ただ医療費は10万円以上払っている場合に受けることが出来ます!

 

ふるさと納税に関してはこちらの記事が参考になります

会社員のふるさと納税に潜む落とし穴とは?

 

領収書はないとだめ?

オザック
必ず領収書はもらいましょう!

 

そうしないといくら経費として落とせるものでも、落とせなくなってしまいます。

飲食店での食事なども接待交際費や会議費に落とせるので、必ずもらっておくと良いです!

 

【フリーランスと副業エンジニア向け】確定申告を簡単にやる方法まとめ

今回はフリーランスと副業どちらもやってきた実体験から、確定申告を簡単にやる方法について解説しました。

 

結論としては「会計ツールを使うのが絶対に良い」です!

 

おすすめの会計ツールは

この2つです!

 

比較的freeeの方が多いように思いますが、僕はマネーフォワード クラウド確定申告の方を使っています。

 

更に会計ツールを詳しく知りたい方は以下が参考になります!

マネーフォワード確定申告は1ヶ月だけ無料?経験者が解説

freee無料版を確定申告時にだけ利用は可能?プランごとに解説

マネーフォワード確定申告とfreeeを比較!インボイスも考慮

 

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