こんにちは年収1000万の中堅エンジニアオザックです!
今回は僕の経験からエンジニアの働き方についてフェーズごとに紹介します。
またそれらの経験からどういう働き方が良いのかポイントを絞って説明していきます。
この記事でわかることは?
- エンジニアになりたい方はこの記事を読むとエンジニアの働き方のイメージがわかり、自分にあっているのか確認できる
- 既にエンジニアの方は自分が体験したことないフェーズを読んで自分が目指したいエンジニア像が見つかる
後半は今までの経験からエンジニアの働き方のポイントをまとめています。
あまりネットに載ってないエンジニアの経験談が載っていて参考になるので、最後まで読んでみてください!
目次
今までのエンジニア経験について
まず今までのエンジニア経験についてはこちらの記事にあるので、
興味のある方はぜひ読んでみてください。
ポイント
- Android開発インターン
- メディア開発会社サーバサイド
- 某大手で新規開発やら、大規模開発など
- 起業
記事には実際のその時の年収や実際にやっていた勉強法など細かく書いてあります。
1500万UUのある美容系ベンチャーでのエンジニアの働き方
ポイント
- 年収300万(入社以来一度も上がらなかった)
- 在籍期間2年(内1年は週3でインターン)
- 毎日出社(9時~18時、実際は終電くらい前まで)
- サーバサイドメイン、後述するが途中から人手不足でインフラ、フロント全領域担当してた
- 年齢24歳(大学院中退してそのままフリーターでインターンしてた)
- 会社規模100人程度、新宿
- 主な事業はWebメディアの広告収入
ここでの働き方を一言でいうと
「頑張っても頑張っても年収は上がらないが、
人手不足なのでなかなかエンジニア歴1,2年では経験出来ないことをさせてもらえる」ということ!
大学院中退後2つの会社でインターンをしていた。
その一つが正社員として内定をもらった後、入社までインターンをしていた。
その辺りの話はこちらに書いてあります
ちなみにインターン時代の時給は900円(残業代なし)という超ブラックで、ほぼ毎日9~21時くらいまで仕事してました。
ベンチャーでの主な仕事
1500万UUのWebメディアのサーバサイド開発をしていました。
言語はPHPでユーザが見るWebメディアはオレオレフレームワークで、社内で使うCMSはCakePHP2系で開発されていました。
給与は少なく、終電前までいつも仕事していましたが、色々と新人ではありえないことをいっぱい任せてもらっていて、結構楽しかったです。
なかなか新人では経験できないことをやらせてもらいました
例えばどういうことをやってきたか?
- 大型の新規機能開発・新規事業開発
- 広告枠のアルゴリズムの最適化
- Varnishというミドルウェアのヒット率チューニング
また正社員になって半年もすると(インターンで既に1年程度やっていたため)開発リーダーみたいな感じのことをやるようになり、
開発に関することは全て僕に聞かれたり、大きな機能追加になると必ず僕を通すようなことが多く、
頼られることがやりたいに繋がっていたこともあり楽しかったです。
メモ
なぜこんなに仕事を任せてもらえたかと言うと、100人前後のベンチャーというのはかなり人が辞めるから、
人手不足で仕方なく僕が任されるという状態になるからです。
ベンチャーは良くも悪くも文化にフィットしないと厳しい
どういう仕事をしていたかについて触れましたが、長時間労働はもちろん、
ベンチャーではカルチャーにフィットしていないとなかなか長期で仕事するには耐えられない環境かなと。
ベンチャーには会社が好きな人には良いけど、好きじゃない人にはあまり嬉しくないことなどを普通に半強制的にやらせてきたりします。
給与はなかなか上がらない?
はい、上がりません。
会社にも寄るとは思いますが殆ど上がらないと思ってください。
僕の同期でも上がった人で月に5000円ですw
雀の涙ですね。。。しかも1年やって5000円です
経験を積みたい人には良いですが、お金を求める人にとってはあまり望めない環境です。
まとめ
ポイント
ベンチャーで働くということは、経験値は得られるがお金はついてこないです
元々お金よりも経験値を得たいと思っていたので、当時はとても良い環境だなと思っていましたが、
そのあと色々あり退職し大手企業に行きました。
この辺りの話はこちらに書いてありますのでご興味あれば読んでみてください。
皆一度は使ったことのあるサービスを開発する一部上場企業でのエンジニアの働き方
ポイント
- 年収650万程度(連続で2段階上がった)
- 在籍期間2年程度
- 毎日出社(11時位~18,19時くらいまで)
- サーバサイド、インフラ、フロント、iOSと幅広くやった
- 年齢26歳
- 会社規模1万人以上、東京
- 新規事業開発~エンジニア30人程度の大規模開発まで
エンジニアとしての働き方
僕はこの会社に第2新卒として入社しました。
最初の3ヶ月は毎日研修があり色々とWebの基礎を学びました。
大企業での主な仕事
この会社では3人で新規プロダクト開発から30人の大規模開発までかなり幅広く経験しました。
3人でのiOSアプリのプロトタイプ開発はSwiftを覚えること以外に、
自分達でそのプロトタイプを使ってもらう先を見つけて、
ユーザビリティテストを実施し、ひたすら改善するというエンジニア外のこともまなべました。
またエンジニア30人程度のプロダクトでReactフロント開発や
SREで非機能要件を実装したり、大規模でしか経験出来ないことをやりました。
また大手のエンジニアになると結構ゆるいので、10時半くらいに出社して夕方適当に帰るというかなりゆるい出退勤でしたw
それでいてベンチャーよりも倍の給料を貰えるのでスキル云々ではなく入る会社でこんなにも違うのかと知りました
給与はどうか?
すぐに上がります。半期に一回査定があり毎回上がりました。
それも月に7万程度も上がりました。
またプラスボーナスがあります!大体月の2ヶ月分+αです。
まとめ
大手のメリットは大規模開発と給与。大規模開発の経験はベンチャーやその辺の会社ではなかなか得られないです。
また給与はベンチャーの約倍も貰えました。
なので、桁違いの大規模開発とお金がほしければ大企業をオススメします。
起業してフリーランス的な働き方
ポイント
- 年収1000万程度
- 今3年目
- 毎日フルリモート(平日稼働時間は特に決まっていない)
- サーバサイド、インフラをメイン、フロントもやっている
- 年齢27歳
- 大学のWebアプリケーション開発
大手企業を辞めた後、自由を求め起業しました。
今ではフリーランス的な働き方をしています。
毎日フルリモートで、なんの制限もなく自由に働いています。
プラスで副業もしています。
エンジニアとしての働き方
毎日フルリモートで、gRPC,Go,AWS,Reactで大学系のWebアプリケーション開発をしていて、
一応テックリード的なポジションで、issue管理や他のエンジニアのマネジメントもやっています。
また先方とは基本週1のミーティングのみで、それ以外は開発をしているのみで、
とてもストレスフリーで快適です。
フルリモートでフリーランスは実際どの程度能力が必要?
フリーランスにも様々な形態がありますが、フルリモートの形態はある程度能力がないと務まらないです。
フルリモートは基本一切相手に対面で合わないため、要件を汲み取ったり、
他のエンジニアのマネジメント、issue管理と様々なことをこなすのが難しいです。
それをやるにはある程度の経験値が必要となるのです。
ポジションにもよりますが、テックリードはフロント、バックエンド、インフラの全部の知識をある程度持っていることが望ましいです。
フロントのみの場合は他の知識はなくても問題ないですが、あるとより報酬はアップします。
まとめ
フリーランスではある程度の能力が必要です。
その代わりそれを実現できればフルリモートでストレスフリーに毎日自由に働けると思います。
ただ欠点としてどこかのコミュニティに所属しないと技術的な情報は薄れて、学びが少なくなってきてしまうので、
なにかフリーランスコミュニティでも、知り合いとかでも繋がっていると良いと思います。
エンジニアとして働く会社を選ぶ際のポイント
次は今までの経験から働き方のポイントを見ていきます。
以下のポイントが選ぶ際の指標になるかと思います
ポイント
- 雇用形態
- 給与
- 副業出来る環境か
- 成長出来る環境か
- リモートワーク
- 休みは取れるか
エンジニアの働き方ポイント1: 雇用形態
エンジニアで考えられる雇用形態
- 正社員
- 業務委託(直契約)
- 業務委託(エージェント経由)
正社員メリット
- 研修
- メンター制度
- 成長を見込まれるため採用ハードルが業務委託より低くなる
会社に寄るので一概に言えないですが、大手企業だと研修が手厚かったことと、
高い研修費がかかる研修でも受けさせてもらえるということです。
実際大手企業にいた頃、30万もする研修に普通に行かせてもらいました(勿論費用は会社負担で)。
またメンター制度などで、先輩エンジニアが色々とアドバイスをくれたり、仕事のサポートをしてくれたり、
そういう点は業務委託の形態と比べるとメリットとなります。
最後に採用ハードルが業務委託よりも低いことです。
業務委託だと育てるということは基本的に会社側は加味しないので即戦力を求めます。
ただ正社員の場合は、長く会社にいてくれる前提になるので成長速度なども加味した上で採用されるため、採用ハードルが低くなる傾向があります。
業務委託のメリット
- 正社員と比べて報酬が高いこと
- 面倒な出たくない会議に駆り出されないこと
ここに注意
報酬が高いのは言わずもがなだと思いますが、直契約とエージェント経由の違いはエージェント経由だと速く切られる可能性が高くなります。
理由はエージェント側には当然そのエンジニアが受け取る報酬+エージェントが受け取るお金をクライアントは払っています。
そうすると直契約の業務委託よりも当然かかっている費用は多くなるため、切られる可能性は高くなります。
メモ
また面倒な会議に駆り出されないのは働いてるとわかる結構ありがたいポイントです。
エンジニアリングとは関係のない、会社で出ないといけない会議というのは意外と多いです。
例えば情報統制のための形だけの会議や、出たくもない締め会など、そういうしがらみから開放されますw
エンジニアの働き方ポイント1: 給与
給与は多くの人が気になる重要なポイントですね。
給与は高いに越したことはないですが、なかなか高い給与をもらうというのはそれだけアウトプットを求められるわけで、入社するのも難しいです。
個人の考え方は?
- まずスキルアップのためにあまり給与の高くないベンチャーで鍛える
- その後給与の良いメガベンチャーや上場企業に転職する
というフローが良いと思っています。
まさに僕がそのフローですw
これが確実且つ、再現性がある方法かなと。
副業が出来る環境か?
副業が出来るか否かはとても重要です。
これが一番のポイントと言っても良いでしょう。
理由
- 副業ができるとスキルアップが速い
- 副業を推進する会社は風通しがよく、働く環境が良い
副業が出ると他の会社の開発体制や、どういう言語でCI/CDはどういうツールで、どうデプロイしているのか
というのが知識・経験としてインプットされます。
なので副業をするだけで経験値の貯まり方がぜんぜん違うので、エンジニアは必ず副業をしましょう!
副業に関しては詳しくはこちらにまとめています。
成長できる環境か?
これは入社するまで見極めるのが難しいです。
どの会社も自分達の良いことばかりを言うので判断が難しく、
特に新卒の人とかはまだ働いたことがない人がほとんどだと思うので、見極める能力がないです。
新卒から成長するには?
- エンジニアライクな大手企業に入社する
- エンジニアライクなベンチャー企業に入社する
エンジニアライクな会社だと、エンジニアにかけるコストだったり、
エンジニアリングで必要なツールにかけるコストだったりを許容してくれる会社が多いです。
なので、その方がいろいろなツールの使い方を学べたり、
何よりそういう会社だと出来るエンジニアの人も多いので、学びも多いかなと思います。
大手とかだと研修費とかも出してくれるのでGoodです!
ただデメリットとして大手企業ででかいプロジェクトにアサインされると、プロジェクトの全体感が見えずに学びが少ない可能性があります!
その場合は副業で小さい会社に入り、開発からリリースまで一通り構築できるスキルを学ぶのが良いです!
他副業に関しては詳しくはこちらにまとめています。
ちなみに僕の一社目はゴリゴリの営業が強い会社だったので、外れかなと思いますw
リモートワークが出来る環境か?
最近はコロナの影響もあり殆どのIT企業が出来るとは思いますが、
まず間違いなく求人にも書いてあるので確認しましょう!
一点デメリットを上げるとすると、まだ駆け出しのエンジニアの方はリモートワークというのは難しいので、メンターに相談できないというのがあります。
リモートワークだと質問もしずらくなるので、その点はどのように対応しているのか?というのは聞いておく必要があります!
休みは取れるのか?
昔はIT土方なんて言われていたエンジニア・プログラマーですが、最近は業務効率化や時代風潮的に
終電まで働くということは減ってきている印象です。
ただSESなどは気をつけた方が良いです。
SESはアサインされる案件によってその辺が依存されるので、休みが取りやすい、激務でないということは考える必要があります。
またTwitterでもSESで働いている人はまだまだ土方っぽい発信が多いという印象も受けますw
まとめ
エンジニアは昨今子供にも人気で、なりたい職業ランキング1位になりました!
多くの人がエンジニアを目指していくにあたって、現役エンジニアとしてエンジニアの働き方の指針を書きました。
お金なのか、経験なのか、働く環境なのか人によって選ぶポイントは様々です。
自分のポイントを見つけて、自分なりのエンジニアの道を見つけましょう。