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ホームページにCMSを選ぶ理由

  • 2010/07/15
  • カテゴリー:CMS

従来、ホームページはページ単位でHTMLをコーディングし、その都度、メニューやリンクを編集しなければならず、サイト構成が変わるとそれこそリニューアルに近い作業が発生していました。しかし、CMSの出現によりデザイン、コンテンツ、機能をそれぞれ別々に管理できるようになり、制作時はもちろん、運用時においても大幅な費用削減が実現されるようになりました。

CMSには様々な機能が実装されています。利用者が編集権限を持っているのであれば、ログインすることで文言修正したり、画像を入れ替えたり、これまで制作会社に依頼し、費用が発生していた作業を自ら簡単に行えてしまいます。

また、上述したサイト構成についてもマウスでドラッグ&ドロップするだけでメニューの配置を自由に変更することができます。ページが視覚的に階層構造で表示されるので、どこにどういったページが存在するのか一目で分かります。これはドキュメンテーションの役割も果たし、肥大化したホームページのブラックボックス化防止にもつながります。

一見、CMSの存在は、制作会社の売上低下を招く原因のように思われますが、制作会社ではむしろCMSの導入を強く奨めています。その最大の理由は、顧客サービスの向上でしょう。状況にもよりますが、同じ費用を投じた場合でもCMSサイトとそうでないサイトではできることに大きな違いがあります。これは作業時間が著しく削減できるためです。

1ページを作るコーディングの量、追加機能作成のプログラムの量、ドキュメント作成時間、様々な作業が削減されます。特に追加機能についてはこれまで要件定義を行い、検証を繰り返し、1本のプログラムを作ってきましたが、それが無償配布されている場合があり、追加機能を組み合わせることでまた別の機能を作り出すことも可能です。数年前までは考えられなかった機能が簡単に利用できてしまうのです。

さらにCMSには、有償と無償の2種類が存在し、有償は安定感やサポートが付与される代わりにソフトウェアが高額になることもありますが、無償はサポートがない代わりにソフトウェア自体に費用が発生しません。追加機能の大半も無償配布されています。社内にCMSを管理できる人材がいるのであれば、個人的には無償版がおすすめです。

では、無償版が不安定であるかといえば、そういうわけでもありません。海外ではアメリカのホワイトハウスやNASAも無償のCMSを使用しています。これらの組織はご存知のように一部上場企業以上に複雑なホームページを抱え、安定を必要としています。十分な検討の結果、それに耐え得ると判断され、導入されていますので、信頼性が高いと言えます。

年々、CMSは有償版と無償版の格差がなくなり、利用者(ユーザ企業)は、低コストでのホームページ導入・運用が可能になりつつあります。また、インターネット利用者の増加やウェブサービスの向上により費用対効果の高いマーケティングツールとしてこれまで以上に企業内で重要な役割を担っています。CMSは外部のウェブサービスとの連動性も高いため、今後のホームページ運用には欠かせない存在になっていくでしょう。

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