こちらはマネーフォワードクラウドの料金を知りたい人のための記事です。
記事監修者:オザック
年収1000万超、Web開発を生業にしていて9年以上のオザックです!
某有名R社で働き、副業も含めて個人事業主で関わってきたプロジェクトは20以上。
エンジニアの個人事業主として開業し、5年以上立つ。
ご自身で事業をされている方や、企業の経理システムの決裁権をお持ちの皆さん、こんにちは。
今このページをご覧になられているということは、マネーフォワードクラウドの契約を検討されているのではないでしょうか?
マネーフォワードクラウドとは、家計簿アプリのマネーフォワードが運営するクラウド勘定システムのことです。

最終的に確定申告にも使えます。
マネーフォワードクラウドでは、個人から企業向けまでさまざまな勘定システムが用意されていますが、
同じサービスなのにサイトが複数用意用意されていたりプランが色々あったりして少しわかりづらいんですよね。
本記事では、そんなマネーフォワードのクラウド会計サービスの内容と料金の違いを一挙に紹介します。
この記事のポイントだけをまとめると次の通りです。
マネーフォワード各サービスのまとめ
- マネーフォワードクラウド確定申告は個人事業主向け
- マネーフォワードクラウド会計は小規模~中小企業向け
- マネーフォワードクラウド会計PlusはIPOを目指すような中堅以上の企業向け
個人事業主の自分にはどのプランが向いている?
- 取引先が少ない個人ならマネフォクラウド確定申告の1ヶ月だけの無料版でOK
- インボイス法に対応したい人はパーソナルプラン一択!
もしサービスの違いはすでに知っていて、料金だけ比較したい場合はこちらをクリックして飛ばしてください。
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目次
マネーフォワードクラウドとは?確定申告、会計の違いは?
再掲ですが、マネーフォワードクラウドとは、マネーフォワードが提供するクラウド会計サービスの総称です。
事業規模にあわせて複数のサービスが用意されており、
- マネーフォワードクラウド確定申告
- マネーフォワードクラウド会計
- マネーフォワードクラウドPlus
の3種類があります。

サービスサイトが全部一緒のページにまとまっていればわかりやすいのですが、
各サービスでそれぞれ独立したサイトがあるため混乱のもとになっているんですよね。
名称が似ているものの、いずれも会計サービスであることは変わりなく、事業規模に合わせて機能の充実度が異なっています。
そして簡単に違いだけお伝えすると、
- 個人なら マネーフォワードクラウド確定申告
- 小規模企業なら マネーフォワードクラウド会計
- 中堅企業、IPOを目指す企業なら マネーフォワードクラウド会計Plus
が向いています。
下では各サービスのより詳しい違いを説明していきますね。
マネーフォワードクラウド確定申告は個人事業主向け
マネーフォワードクラウド確定申告は個人事業主向けの確定申告書作成サービスです。
クラウド確定申告でできること
- 日頃の帳簿付け
- 銀行口座やクレカ連携による自動仕訳
- 紙の領収書・レシートの写真データ保存
- 確定申告書Bの作成
- 青色申告決算書の作成
- 電話サポート(パーソナルプラスプランのみ)
マネーフォワードクラウド確定申告を利用すれば、会計の知識がない個人でも青色申告に対応した本格的な帳簿作成が可能です。
具体的にはお持ちの銀行口座やクレジットカードの明細とマネフォを連携させ、取引の内容に応じて自動で仕訳を行ってくれるのです。
超初心者さんのために一応言っておくと、個人事業主は自分の口座で入出金があった場合
- この報酬はどこから何の名目で入金されたのか?
- この出金は何のために使われたお金なのか?
といったことを逐一記録しておかなければなりません!
レシートや領収書といった紙ベースで経費を記録したものも、写真を撮ってクラウド確定申告内にデータを保管できますよ。
電子帳簿保存法にも対応しているので、万一税務署に突っ込まれた時でもこちらをベースに説明できるよう体裁を整えられるはずです。
さらにマネーフォワードクラウド確定申告はe-Taxにも対応。
いちいち税務署に行ったり申告書を印刷したりせずとも、これひとつで入力から申告まで終えられますよ。
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マネーフォワードクラウド会計は小規模企業向け
マネーフォワードクラウド会計は、法人向けの会計ソフトです。
ターゲットは小規模企業で、会計業務を約1/2に削減できるという謳い文句のもと急速に利用者数を伸ばしています。
マネーフォワードクラウド会計でできることは次の通りです。
クラウド会計でできること
- 日頃の帳簿付け
- 銀行口座やクレカ連携による自動仕訳
- 紙の領収書・レシートの写真データ保存
- 決算書の自動作成
- レポート機能(経営状況の見える化)

こちらは決算書の自動作成機能がついている点が大きく違います。
具体的には損益計算書、貸借対照表の作成に対応しており、個人に比べ事業規模の大きい事業者が対象になっていることがわかりますね。
また、たとえば従業員向けに複数のクレジットカードや電子マネーカード(Suicaなど)を作ると経費精算が非常に複雑になってしまいますよね。
しかしマネーフォワードクラウド会計でこれらのカードをあらかじめ連携しておけば、取引明細を自動で取得したうえで、AIで取引内容も推測して仕訳を済ませておいてくれるのです。
すなわち経費精算のため社内手続きに時間をかけていた従業員だけでなく、経理担当者の負担が圧倒的に減らせるので、
結果として残業代や人件費の抑制に繋がる優れモノなのです。
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マネーフォワードクラウド会計Plusは上場を目指す中堅企業向け
マネーフォワードクラウド会計Plusは、IPO準備中の中堅企業や上場企業向けのサービスです。
クラウド会計Plusでできること
- 日頃の帳簿付け
- 銀行口座やクレカ連携による自動仕訳
- 仕訳承認機能
- 紙の領収書・レシートの写真データ保存
- 決算書の自動作成
- 権限管理・仕訳ログ機能
- レポート機能(経営状況の見える化)
法人向けという意味で、中身はクラウド会計とあまり変わりませんね。
しかし「仕訳承認機能」と「権限管理・仕訳ログ機能」がついたことで内部統制の強化を目指す企業にも対応しています。
またクラウド会計Plusは、実は監査法人と会計システムを共有しています。
これの何が良いかというと、電子承認等の内部統制を保ちながら、Web上で証憑確認等の監査手続きができるようになるのです。
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マネーフォワードクラウド確定申告、クラウド会計、クラウド会計Plusの料金比較
ここからが本題ですが、マネーフォワードクラウドの各サービスの料金比較をしていきます。
マネーフォワードクラウド確定申告の料金プラン
まずは個人事業主向けのマネーフォワードクラウド確定申告の料金プランから。
マネーフォワードクラウド確定申告を使うべきかどうかは、以下チェックリストで判断してください。

マネフォ確定申告がおすすめな人
- 副業をやっている人、フリーランスの人
- 帳簿付けや仕分けに自信がない人
- 毎年確定申告で苦労している人
- 書類作成を税理士に頼むほど費用をかけられない人
マネーフォワードクラウド確定申告には全部で3プランありますが、結論から言うとパーソナルプランが一番コスパがよくオススメです。
プラン名 | パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス |
月額料金 | 980円 | 1280円 | なし |
年払い料金 | 9,600円 月あたり800円 |
11,760円 月あたり980円 |
35,760円 月あたり2,980円 |
確定申告書の作成 | 〇 | 〇 | 〇 |
電話サポート | × | × | 〇 |
取引先の登録上限数 | 15件 | 上限なし | 上限なし |
消費税の集計/申告 | × | 〇 | 〇 |
詳しくは下の関連記事でも解説していますが、パーソナルミニは取引先の登録数に上限があり、少し使い勝手が悪いです。
一方最上位のパーソナルプラスは登録上限がないうえ電話サポートがありますが、その分料金は跳ね上がります。
慣れてくればサポートは特に不要だと思うので、サポートありのプランを契約し続けるのはあまり得策ではありません。
よって間をとってパーソナルプランがオススメというわけです。
プラン契約の前に1ヶ月の無料期間があるので、一度使いやすいかどうか実際に手を動かしてみると良さそうです。
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マネーフォワードクラウド会計、クラウド会計Plusの料金
次は法人向けである、マネーフォワードクラウド会計とマネーフォワードクラウド会計Plusの料金について。
小規模企業のマネーフォワードクラウド会計ですが、プランは次の2つがあります。
プラン名 | スモールビジネスプラン 小規模事業者向け |
ビジネスプラン 中小企業向け |
月額料金 | 3,980円 | 5,980円 |
年払い料金 | 35,760円 月あたり2,980円 |
59,760円 月あたり4,980円 |
決算書の作成 | 〇 | 〇 |
部門登録数 | 2つまで | 無制限 |
消費税の集計/申告 | × | 〇 |
小規模事業者向けの「スモールビジネスプラン」と中小企業向けの「ビジネスプラン」の2つがあり、こちらも違いがわかりづらいですね。

なぜかというと、スモールビジネスプランは消費税の申告に対応しておらず、2023年からのインボイス法にも対応していないから。
会社として事業を行っているのに消費税の申告に未対応のプランを契約しても手間が増えるだけです。
せっかくクラウド会計サービスを利用するメリットが発揮できませんよね…。
なおIPO準備中の企業や中堅~上場企業を対象としたマネーフォワードクラウド会計Plusの料金は非公開です。
こちらは個別に料金を問い合わせる必要がありますので、気になる方は直接公式サイトから問い合わせてみてください。
参考:freeeとの料金比較
参考までに、マネフォクラウド確定申告と同じ個人向けクラウド会計サービスである「freee」の料金プランとも比較してみましょう。
freeeの料金プラン一覧はこちらです。
プラン名 | スターター | スタンダード | プレミアム |
月額料金 | 980円 | 1280円 | なし |
年払い料金 | 11,760円 月あたり980円 |
23,760円 月あたり1,980円 |
39,800円 月あたり3,316円 |
確定申告書の作成 | 〇 | 〇 | 〇 |
電話サポート | × | × | 〇 |
取引先の登録上限数 | 15件 | 上限なし | 上限なし |
消費税の集計/申告 | × | 〇 | 〇 |
結論だけ急ぐと、freeeよりもマネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルプランを選んでおくのがおすすめです。
詳細はこちらも関連記事で比較していますが、freeeで一番安いスタータープランは消費税の申告ができません。
先ほども言いましたが、消費税の申告ができないということは2023年から始まるインボイス法には非対応ということ。

つまり個人事業主がインボイス法に対応しつつ、もっとも安く利用するならマネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルプランのほうが良いということになりますね。
関連記事
【2023年最新】マネーフォワード確定申告とfreeeを比較!インボイス制度も考慮
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マネーフォワードクラウドの支払い方法と注意点
最後に、マネーフォワードクラウド確定申告やクラウド会計の支払い方法や注意点について説明しておこうと思います。

マネーフォワードクラウドの支払い方法はクレジットカードのみ
マネーフォワードクラウド確定申告も、マネーフォワードクラウド会計も支払い方法はクレジットカードのみ。
銀行振り込みやコンビニでの請求書払いは利用できません!
無料登録時にカード情報の入力は不要ですが、カードがない人は本登録する1か月後までに用意しておきましょう。
マネーフォワードクラウドを契約するうえで注意すること
マネーフォワードクラウド確定申告およびクラウド会計を契約するうえで注意することも挙げておきます。
契約するうえでの注意点
- 途中解約はできるが日払い返金はなし
- 有料プランに移行するなら支払い方法の入力を忘れずに
一番注意すべきは、月払いプランも年払いプランも途中解約すると日割りでの返金はできないところ。
丸一年使うかわからないなら最初の数か月は月払いにし、「これで行こう!」と決めたタイミングで年払いプランに変更するのがオススメです。
また無料トライアルから有料版に移行する時は、自動で課金されることはありません。(2023年4月時点)
よって無料版を使って今後も使い続けたいと思ったら、自分で有料プランへの申し込みと同時にクレジットカード情報を入力しておく必要がありますよ。
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マネーフォワードクラウドで確定申告するならパーソナルプランがベスト
以上、マネーフォワードクラウドの各プランの違いや料金について解説させてもらいました!
おそらくこの記事を読んでいる方は、大半が個人事業主に相当すると思います。
個人の方でプランを迷っている人がいるのであれば、マネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルプランを選んでおけば間違いありません。
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