ホームページのリース?割賦販売?買取? | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

ホームページのリース?割賦販売?買取?

近頃、ホームページを「月額~円から」というキャッチフレーズを目にすることがあります。月払い(年間契約)というと「リース」という言葉が頭に浮かびますが、会計処理上、ホームページはソフトウェアとして取り扱われ、減価償却期間も一般的に5年とされています。いまいちソフトウェアのリースという言葉にピンと来ないため、少し調べてみました。

社団法人リース事業協会の定義によると「リース(ファイナンス・リース)とは、企業等が選定した設備等をリース会社が取得して、その企業等に比較的長期間賃貸する取引」との記述がなされています。

つまり、基本的にリース契約にはサプライヤ、リース会社、ユーザ企業の三者が存在し、リース会社はユーザ企業の依頼に応じてサプライヤと売買契約を結ぶということになります。また、リースは賃貸契約期間満了後、リース会社が返還物を廃棄処理するという性質があるため、ホームページを含めたソフトウェアには当てはまりにくい気がします。

そうなると「割賦販売」に当てはまるのでしょうか。割賦販売の定義は「2カ月以上の期間にわたり、3回以上に分割して受領することを条件として、指定商品を販売すること」とあります。会計処理上では、以下の点を除き、リースも割賦販売もほぼ同じ扱いになっているようです。

①契約の意図
ユーザ企業から見た場合、リースは賃貸借になりますが、割賦販売は売買、すなわち買取と同じです。

②所有権
対象物(ホームページ)は、リースの場合、リース会社に帰属し、割賦販売の場合、完済後にユーザ企業へ移ります。ただし、完済前はリース会社が担保として保有することになります。

③頭金
リースでは頭金なし。ただし、通常は2カ月分程度のリース料を前払いします。また、割賦販売では30%程度が頭金として必要になります。

④事務処理
②との関係上、リースでは、減価償却等の事務処理はリース会社が行い、割賦販売では契約当初から買主であるユーザ企業が行います。

この他にも様々な条件があるようですが、割賦販売は、現物(ホームページ)担保の買取なので、通常の買取と変わりありません。

そうなるとやはりリースになるのか?という話しなのですが、リースの場合、期間満了後には返却が待っています。つまりユーザ企業は自社のホームページであるにも関わらず、契約終了後は使用できないことになります。

ランニングコストを考えると月額2万円でも年間で24万円。それで終わりではなく、契約が続く限り月払いは永遠と続きます。特別な会社の事情があれば別ですが、ホームページの月額利用には疑問が残ります。

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