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電子書籍専用端末が注目される理由

2010年12月10日、話題の国内電子書籍リーダー「GALAPAGOS」と「Reader(ソニー)」が発売されました。スマートフォンやタブレットにも電子書籍アプリが存在する中、何故、ここまで電子書籍専用端末が注目されているのか、筆者独自の見解から改めて考えてみたいと思います。

参考情報

世界的に知名度の高い電子書籍専用端末「Kindle」は、欧米で不動の人気を確立しています。デジタルであるにも関わらず、概観を実際の書籍に近付けたイーインクの技術と100万冊にせまる品揃えが読書家の支持を得たのではないかと推察します。

日本においては、GALAPAGOSやReaderがKindleに該当し、TSUTAYA GALAPAGOSやReaderStoreがKindle Storeにあたります。

マルチデバイス(スマートフォン等)における電子書籍アプリの欠点は、多機能である分、専用端末よりもレスポンスが遅く、電子書籍アプリそのものを起動するというアクション(心理的障壁)を伴うということです。また、電子書籍アプリが散在し、窓口が一本化されておらず、各アプリにおける取扱書籍数が少ないことも原因として挙げられます。

その点、Kindle Storeには及びませんが「TSUTAYA 」と「ReaderStore」の取扱書籍数は、共に2万冊を超えるとされています。やはりアプリケーションの統一とコンテンツの充実が電子書籍端末の普及には欠かせません。

日本での電子書籍の歴史は欧米に比べ、まだまだ浅いですが、今後、出版社の垣根を超えて、アマゾンのように充実することができれば、新しい市場と文化が形成されていくことになるでしょう。