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レンタルスペースオーナー経営に興味がある人必見!現役オーナーが語る稼ぐために必要な準備やリスク

オザック
こんにちは。レンタルスペースの管理者オザックです。この記事では、これからレンタルスペースオーナーで稼ぐことを目指す人に向けて必要な準備やリスクを紹介しています。最後まで読めば、レンタルスペース事業の全体像を掴むことができます。スペース貸し事業への一歩を踏み出せるきっかけになれば幸いです。

レンタルスペース事業開始までに必要な5つの準備

1. 税務署に必要書類を提出

レンタルスペースを始める際、特別な資格は必要ありません。一般的な事業と同様、事業開始のタイミングで税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」と、必要な人は「所得税の青色申告承認申請書」という2種類の書類を提出し開業手続きをしましょう。

副業として初めてレンタルスペースを始める方向けに、確定申告の方法はもちろん「いくらから確定申告が必要?」「会社にバレずに確定申告する方法は?」などの疑問に答えています。レンタルスペースの副業に興味はあるが、会社が副業禁止のため諦めている方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

副業の確定申告やり方総まとめ。いくらから申告必要?住民税でバレるって本当?

 

2. 貸し出す物件の確保

自己保有物件じゃなく賃貸物件でも、レンタルスペースを開業することができます。ただし、借りている物件をさらに第三者に貸すことを禁止している場合が多いので、物件選びには注意が必要です。

レンタルスペースの利用用途によっては、許可が必要になる場合があるので、事前にしっかりと確認と対応をしましょう。

■物件オーナーの許可
第三者への賃貸(又貸し)を禁止している物件の場合、又貸しをすることについてオーナーと管理会社の承認を得る必要があります。また、内装工事についても事前に許可を得ておけば、退去時にトラブルを避けることができます。

■消防法上の許可
レンタルスペースは、不特定多数の人が出入りするため一般的な居住とは消防法上の扱いが異なります。物件によっては、避難誘導設備や消火器などの設置を義務付けられ、内装工事後は「防火対象物使用開始届出書」の提出が必須になるケースも。施設内で火器を使用する場合も別途許可が必要になるので注意してください。自分で何の許可が必要かが判断できない場合は、消防署に相談し検査を受け、必要な許可を確認しておくと安心です。

■保健所の許可
レンタルスペース内で販売する食品を作る場合は、保健所に対して「菓子製造業許可」「飲食店営業許可」などの許可を得る必要があります。注意点としては、許可を受けるのがレンタルスペース運営側であるという点。食品の販売やカフェ等飲食店舗の調理スペースとして貸し出す場合は、無許可にならないよう注意が必要です。

 

3. 必要な家具や備品を揃える

パーティ、ワークスペース、女子会、撮影、ゲーム、映画鑑賞などレンタルスペースの目的に応じて必要な家具や備品を揃えましょう。

例えば、ワークスペース目的の部屋にする場合は、作業がしやすい机や椅子はもちろん、モニターやホワイトボードを設置したり、充電器や変換プラグといった細かな備品もあると親切。

映画鑑賞ができることをアピールしたい場合は、大型のプロジェクターや音響、DVDプレーヤーに加えて、くつろぎやすいソファーやラグなどを置くとグッと良くなります。

立地により部屋の需要に傾向があるので、同じエリアに既にある人気のレンタルスペースを参考に決めるのがおすすめです。

 

4. 「使用上のルール」決め

利用者が快適に過ごせて、なるべく運営側のリスクを排除した「使用上のルール」を決めましょう。予約が入ってから利用者が退出するまでの流れを想像すると考えやすいです。具体的には以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

 

鍵の受け渡し方法

利用者への鍵の受け渡し方法を決めましょう。現場にスタッフを常駐させている場合は手渡しすれば問題ありませんが、コストが非常に高くなるため、あまり現実的ではありません。

レンタルスペースの鍵の管理で最も多く利用されているのは、キーボックスやスマートロック、電気錠を実装する方法です。

キーボックスは決められた暗証番号を入力すれば鍵を取り出すことができるツール。スマートロックは、カギを使わず専用アプリや暗証番号を使用して直接扉を解錠・施錠できます。電気錠は取り付けに工事が必要ですが、こちらもスマートロック同様に鍵を使わず暗証番号等を使用するので鍵の紛失リスクがありません。

注意点として、暗証番号はセキュリティーのために定期的な変更が必要です。スマートロックには暗証番号をオンライン遠隔で変更できる種類もあるため選ぶ際の参考にしましょう。

 

利用中のトラブル確認と対応

レンタルスペース利用中のトラブルはつきもの。大きな揉め事に発展するのを防ぐため、事前にルールや仕組みを整備することが重要です。

現場にスタッフを常駐させていない場合は、室内に監視カメラを設置しましょう。備品の盗難や破損、スペースの利用ルールから逸脱するような迷惑行為が発生した際、録画した映像を証拠として使用できます。

利用者の過失により備品等が破損した場合は、その損害を利用者が負担するのが一般的です。予約する際の注意事項などで、事前に破損や盗難に関するルールを開示し同意を得ておくと、いざという時にスムーズに話し合いができます。

 

利用者への清掃徹底と退出後の清掃方法

レンタルスペースでは、利用者が清掃を行い退出する「セルフクリーニング」を基本としているところが多いです。利用者がきちんと清掃をしないで帰ってしまうと次の利用者からのクレームにつながるので、分かりやすいところに掃除道具を置いたり、クリーニングする箇所を明確にしておくなどの工夫をしましょう。

クリーニングを自社で行う場合は、利用のたびに自分が出向くか、清掃スタッフを雇用する必要があります。一般的には、専門の会社と契約したり、清掃の仕事を受けてくれる人をクラウドソーシングを利用して探すことが多いです。

 

5. 予約管理の方法決め

予約管理の方法には、自社で予約受付をする方法と、プラットフォームを利用する方法の2つがあります。

 

自社で予約受付をする方法

既に集客ができている場合や、特色あるサービスとして貸し出したい場合などは、自社で予約サイトを作り運営するのがおすすめ。予約時の手数料が発生しないため利益率が高くなります。また、プラットフォームのように決まったフォーマットを使用する必要がないため、会員制と時間貸しの併用ができたり、レンタルルームの魅力を最大限に訴求するリッチなページを作成することができます。

自社での予約受付には収益性や固定客の獲得しやすさなどメリットが多く、成功すればオーナーにとって理想的です。しかし、集客方法、予約管理方法、集金方法、サイトのセキュリティ管理などを自分で設計する必要があり、初心者には難易度が高いと言えます。

 

レンタルスペース専用のプラットフォームに掲載

無料で始めることができ、利用者からの集金も安心して任せることができるので、自身の資金と労力を使って自社サイトを立ち上げるより圧倒的に手軽ではじめやすいです。

プラットフォームは集客に強いため、自分で広告宣伝をしなくても予約獲得が可能な状態を作れます。デメリットは、予約成立後に一定の手数料が引かれるので利益率が落ちること。長い目でレンタルルーム運営していく予定なら自社サイトで予約できる仕組みも並行して整えていくことをおすすめします。

 

レンタルスペース経営にはどんなリスクがある?対処法は?

赤字が続き初期費用が回収できず儲からない

レンタルスペース運営には、初期費用と維持費用がかかります。運営を成功させるためには、初期費用をどのくらいで回収したいか、毎月どのくらいの利益をあげたいかの計画が大切。初期費用をかけすぎたり、予約が埋まらず空き時間が多かったりすると赤字になるので注意が必要です。

レンタルスペースにかかる初期費用(イニシャルコスト)
・スペースの賃貸契約にかかる費用
(敷金・礼金・仲介手数料など)

・内装工事にかかる費用
(WiFi開通工事、壁や床の塗装・張り替えなど)

・設備にかかる費用
(家具、家電、スペースに応じた必要備品など)

レンタルスペースにかかる維持費用(ランニングコスト)
・スペースの家賃・更新料
(賃貸契約する人のみ)

・クリーニング費用
(清掃スタッフへの支払い)

・備品の維持管理費用
(傷んだ備品を修理したり、清掃具や日用品を補充する費用)

オザック
レンタルスペース経営を成功させるために最も重要なことは、いかに予約の空き時間を作らないかということです。物件を決める前に事前に、周辺のレンタルスペース利用者がどのようなニーズを持っているのか、そもそも利用者が多い地域なのかなどをあらかじめリサーチしておくことをおすすめします。

レンタルスペース事業が上手くいかない最悪の場合を想定して、物件を探すときから「出口戦略」を考えておくと安心です。出口戦略の詳細については、私が運営する無料のLINEコミュニティー「レンスペ民の集い」で話題になっているのでぜひチェックしてみてください。

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利用者、近隣住民とのトラブル

レンタルスペースにはさまざまな人が出入りするため、対人トラブルが起きやすい環境です。円滑に運営するためには、事前の対策こそが重要。レンタルスペースを始めるときは、しっかり対策をしておきましょう。

利用者とのトラブル
最も多いトラブルが、備品の破損や盗難です。スペースの設備が充実すればするほど人気が高まりますが、その分被害にあうリスクも高まります。また、部屋にゴミを残して帰ったり、清掃をしないマナーの悪い利用者も一定数います。清掃が必要なことをリマインドする仕組みを作ったり、清掃道具を見えるところに置いておいたりといった工夫が効果的。室内に監視カメラを設置することで、トラブルをある程度抑制することができます。

近隣住民とのトラブル
近隣住民とのトラブルで最も多いのは、騒音です。開業するにあたって、近隣住民へ丁寧な挨拶回りや説明をし、なるべく理解を得るように努めましょう。パーティースペース、イベントスペースはなおさら騒音のリスクがあるため、利用者への注意喚起が特に大切です。

とはいえ、パーティ目的の利用者に対し、注意書きだけで騒音トラブルを予防するのは難しいもの。「レンスペ民の集い」では、騒音トラブルの対策や対応についての情報交換もされています。エリアや物件によって対策方法が異なるので、ぜひ自分の物件に合ったアドバイスを集めましょう。

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