こちらはブログ収入の税金について知りたい人のための記事となります。
この記事を書いた人
副業ライター、ブロガーの主婦。フリーランスと会社員どちらも経験しており、以前は銀行で働いていました。
確定申告も7回ほど経験済み。
突然ですが、これからブロガーになりたい人やブログで収益が出始めた人で、こんな疑問を持った人はいませんか?
ブログ収入は会社の仕事やアルバイトのように源泉徴収票をもらうわけでもないし、
申告しなければバレないのでは?と思うこともありますよね。
最初のうちは金額も少ないし、わざわざ確定申告するほどでもないのかな・・・と感じる気持ちもすごくわかります。
またブログ収入というのは、報酬が発生してから振り込みまでサイト上でプールされるお金があったり、
ポイントとして支払われるものもあったりするので、申告するとしても扱い方がよくわからないですよね。
本記事では元銀行員で副業ブロガーの私が、
ブログ収入の税金もろもろについて解説していきます!
この記事でわかること
- サラリーマンはブログ収入があると税金が発生する可能性がある
- ポイントで報酬を受け取っても収入と見なされる
- 所得税はブログ所得が20万円を超えるかどうかが目安
- ブログの収益はちゃんと確定申告したほうがよい
- 意外なものがブログの経費にできる
本記事を読めば、ブログでどのくらい稼ぐと税金を払わなければならないかわかります。
加えて税金の計算方法や節税方法も含め、読んで得する内容にしてみました!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
国はブログの収入をどうやって把握する?
国民が前年の収入を国に申告することで把握しています。
確定申告は全国の税務署や専用会場で毎年2月~3月に行われます。
前年の収入や事業にかかった経費、その他所得から控除される金額などを専用の用紙に記入して提出します。
仕事などで忙しい人は会場に行かなくても郵送やe-taxというシステムを使ったオンライン申請も可能。
申告対象者であれば、面倒くさそう・時間がないからと言って無申告のままにするはNGとなります。
(無申告について詳しくは後述します!)
収入と所得・住民税と所得税の違い
たとえば収入と所得は似ているようで全然意味が違う言葉です。
一生使える知識なので、こちらもぜひ覚えておいてくださいね!
- 収入
- 所得
- 所得税
- 住民税
収入は総支給額
まず収入は、お給料や事業の報酬を表します。
社会保険料や源泉徴収税などが引かれる前の金額ですね。
ブログであればASPやGoogle Adsenseなどから入金される金額がそのまま収入として扱われます。
所得は収入から経費などを引いた後の金額
次は所得について。
所得は収入から経費を引いた金額のことです。
会社員の場合、収入から給与所得控除をひいた金額が所得です。
自営業・個人事業主の場合は、収入から必要経費を引いた金額が所得です。
また確定申告が必要かどうかは、所得がどのくらいかによって決まります!
よくブログの利益が20万円以下なら確定申告は不要と言いますが、これは収入ではなくて所得が計算の基準となっています。
ということはブログ報酬として入金された金額が21万円だったとしても、
運営経費が1万円以上かかっていれば確定申告は不要なのですね。
半分合っていますが、半分違います。
20万円以下のブログ所得で確定申告が不要とされるのは会社員の人限定です。
そして厳密には申告不要と言われているのは所得税のことで、確定申告を全くしなくていいわけではありません。
住民税は少しでも所得が発生したら確定申告しなければいけません。
次は所得税と住民税の違いを説明していきます!
所得税は所得に対してかかる税金
所得税とは、所得金額に対してかかってくる税金のことです。
稼いだ金額が多くなるほど税率が高くなる「累進課税」が適用されているのは、なんとなくご存知の方も多いですよね。
また、確定申告で決まった所得がもとになる税金には大きく所得税と住民税の2つがあります。
会社員の方の場合、給料にかかる所得税は源泉徴収税として基本的に天引きされますが
ブログの副業収入を確定申告すると追加の税金を払う必要が出てくるのです。
住民税は所得に対し一律でかかる税金
住民税も所得をベースに計算される税金で、住んでいる県や市町村に対して支払います。
所得税とは違い、所得金額に対して一律10%請求されます。
また所得が45万円より少ない場合、いわゆる住民税非課税の扱いとなり課税されません。
ブログの副業収入がいくらになると税金がかかる?
次はブログの収入が具体的にいくらになると税金がかかるのか?という点に迫ります。
サラリーマンやパートは所得20万円がボーダーライン
さきほど触れた通り、サラリーマン・パートなどの人は
ブログの所得が20万円を超えると所得税がかかると覚えておきましょう。
ブログ収入から必要経費を引いた所得が20万円を超えると所得税がかかってきます。
というのは年末調整を受けた給与所得以外の雑所得が20万円以下だと、所得税の確定申告不要になるというルールがあるためです。
個人事業主なら本業所得による
個人事業主の場合、税金がかかるかどうかは本業の所得によります。
収入が2400万円以下の人は所得税の基礎控除は48万円。
住民税非課税のラインは45万円となります。
すなわち所得税は本業所得+ブログ所得が48万円を超えるとかかります。
住民税は本業所得+ブログ所得が45万円を超えるとかかります。
ブログの収入額ごとの所得税額
ここからは会社員の方が副業ブログを始めた場合、
所得税がだいたいいくらかかるのか計算していこうと思います!
なお所得税額ですが、各世帯の状況により追加の所得控除があるはずなので、
会社の給料が平均年収に近い人なら実際はこの計算で出た金額よりも安くなる可能性が高いでしょう。
※平均年収よりも大幅に稼いでいる人は累進課税で税率が上がるので高くなる可能性あり。
メモ
所得控除には色々種類があります!
有名どころだと配偶者控除や扶養控除は養っている家族がいる人に適用されます。
またブログを本格的な副業として個人事業主になれば青色申告特別控除。
他にもふるさと納税をしたりideco(確定拠出年金)・生命保険に加入している人などは追加の所得控除が受けられるので、ここでの計算例よりも所得税額は低くなります。
正確な所得税額ではありませんが、
ブログで稼ぐことでどのくらい追加で税金を払わなければいけないか知りたい人にはきっと参考になると思います!
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
※国税庁ホームページより引用
※令和19年までは、所得税と復興特別所得税(原則としてその年分の基準所得税額の2.1パーセント)を併せて納付する必要があります。
また以下計算ではわかりやすくするために
- 給与所得は303万円
- 給与所得控除は130万円
- 社会保険料控除は63万円
という前提にします。
注意
- 数値はあくまで参考として考えてください。
- 所得控除は種類が多いため残念ながら当記事ですべてカバーするのは難しく、ここでは控除額の大きい給与所得控除と社会保険料控除だけ計算に含めています。
- 給与所得は日本人の一般的な数値としました。
- 2022年の年収の中央値が433万円なので、給与所得控除約130万円をマイナスした結果、給与所得が303万円となります。
- 給与収入が433万円の人の社会保険料は約63万円なので、控除額も63万円としました。
年間ブログ収入が20万円の場合
まずは年間のブログ収入が20万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
結論からいうと、この場合ブログ収入分の所得税はゼロ円です!
ブログ収入が20万円の場合
給与所得303万円
雑所得15万円
課税される所得303万円
※ブログ収入20万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が15万円となります。
このケースでは、雑所得が15万円なのでそもそもブログ分の所得税の申告義務はありません。
よって速算表も使いませんでした。
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年間ブログ収入が50万円の場合
次は年間のブログ収入が50万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
ブログ収入分の所得税は約43,500円となります。
ブログ収入が50万円の場合
給与所得303万円
雑所得45万円
課税される所得285万円
※ブログ収入50万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が45万円となります。
※課税される所得=303万円+雑所得45万円ー社会保険料控除63万円ー基礎控除48万円=237万円
このケースの年間所得税額は、約187,500円です。
(課税所得2,370,000円×税率10%ー税額控除97,500円=139,500円)
なお139,500円の中には給与収入に対する所得税額(約96,000円)が含まれています。
※課税所得がちょうど所得税の税率が変わるラインで厳密には多少ズレがありますが、ここではおおまかな数値で扱います。
よって50万円のブログ収入があることで追加発生する所得税は約43,500円となります。
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年間ブログ収入が100万円の場合
次は年間のブログ収入が100万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
ブログ収入分の所得税は約93,500円となります。
ブログ収入が100万円の場合
給与所得303万円
雑所得95万円
課税される所得287万円
※ブログ収入100万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が95万円となります。
※課税される所得=303万円+雑所得95万円ー社会保険料控除63万円ー基礎控除48万円=287万円
このケースの所得税額の合計は、約146,500円です。
(課税所得2,870,000円×税率10%ー控除97,500円=189,500円)
189,500円の中には給与収入に対する所得税額(約96,000円)を含めています。
よって100万円のブログ収入があることで追加発生する所得税は約93,500円となります。
年間ブログ収入が200万円の場合
次は年間のブログ収入が200万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
ブログ収入分の所得税は約250,500円となります。
ブログ収入が200万円の場合
給与所得303万円
雑所得195万円
課税される所得387万円
※ブログ収入200万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が195万円となります。
※課税される所得=303万円+雑所得195万円ー社会保険料控除63万円ー基礎控除48万円=387万円
このケースの所得税額の合計は、約442,500円です。
(課税所得3,870,000円×税率20%ー控除427,500円=346,500円)
346,500円の中には給与収入に対する所得税額(約96,000円)が含まれています。
よって200万円のブログ収入があることで追加発生する所得税は約250,500円となります。
年間ブログ収入が300万円の場合
次は年間のブログ収入が300万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
ブログ収入分の所得税は約450,500円となります。
ブログ収入が300万円の場合
給与所得303万円
雑所得295万円
課税される所得487万円
※ブログ収入300万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が295万円となります。
※課税される所得=給与所得303万円+雑所得295万円ー社会保険料控除63万円ー基礎控除48万円=487万円
このケースの所得税額の合計は、約546,500円です。
(課税所得4,870,000円×税率20%ー控除427,500円=546,500円)
546,500円の中には給与収入に対する所得税額(約96,000円)が含まれています。
よって300万円のブログ収入があることで追加発生する所得税は約450,500円となります。
年間ブログ収入が400万円の場合
次は年間のブログ収入が400万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
ブログ収入分の所得税は約650,500円となります。
ブログ収入が400万円の場合
給与所得303万円
雑所得395万円
課税される所得587万円
※ブログ収入300万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が395万円となります。
※課税される所得=303万円+雑所得395万円ー社会保険料控除63万円ー基礎控除48万円=587万円
このケースの所得税額の合計は、約746,500円です。
(課税所得5,870,000円×税率20%ー控除427,500円=746,500円)
746,500円の中には給与収入に対する所得税額(約96,000円)が含まれています。
よって400万円のブログ収入があることで追加発生する所得税は約650,500円となります。
年間ブログ収入が500万円の場合
次は年間のブログ収入が500万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
ブログ収入分の所得税は約850,500円となります。
ブログ収入が500万円の場合
給与所得303万円
雑所得495万円
課税される所得687万円
※ブログ収入500万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が495万円となります。
※課税される所得=303万円+雑所得495万円ー社会保険料控除63万円ー基礎控除48万円=687万円
このケースの所得税額の合計は、約946,500円です。
(課税所得6,870,000円×税率20%ー控除427,500円=946,500円)
946,500円の中には給与収入に対する所得税額(約96,000円)が含まれています。
よって500万円のブログ収入があることで追加発生する所得税は約850,500円となります。
年間ブログ収入が700万円の場合
次は年間のブログ収入が700万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
ブログ収入分の所得税は約1,308,100円となります。
ブログ収入が700万円の場合
給与所得303万円
雑所得695万円
課税される所得887万円
※ブログ収入700万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が695万円となります。
※課税される所得=給与所得303万円+雑所得695万円ー社会保険料控除63万円ー基礎控除48万円=887万円
このケースの所得税額の合計は、約1,404,100円です。
(課税所得8,870,000円×税率23%ー控除636,000円=1,404,100円)
1,404,100円の中には給与収入に対する所得税額(約96,000円)が含まれています。
よって700万円のブログ収入があることで追加発生する所得税は約1,308,100円となります。
年間ブログ収入が1000万円の場合
次は年間のブログ収入が1000万円、ブログ運営にかかる経費が年間5万円のケース。
ブログ収入分の所得税は約2,285,100円となります。
ブログ収入が1000万円の場合
給与所得303万円
雑所得995万円
課税される所得1187万円
※ブログ収入1000万円からブログ運営経費5万円を引き、ブログ分の所得(雑所得)が995万円となります。
※課税される所得=給与所得303万円+雑所得995万円ー社会保険料控除63万円ー基礎控除48万円=1187万円
このケースの所得税額の合計は、約2,381,100円です。
(課税所得11,870,000円×税率33%ー控除1,536,000円=2,381,100円)
2,381,100円の中には給与収入に対する所得税額(約96,000円)が含まれています。
よって1000万円のブログ収入があることで追加発生する所得税は約2,285,100円となります。
ブログ収入の税金は払わないとどうなる?ポイントで報酬をもらう場合は?
確定申告しなければバレない気がするんですが・・・
また楽天アフィリエイトでは「楽天キャッシュ」というポイントのような形で報酬がもらえることもあり、
申告すべきか迷うケースもあると思います。
以下、申告せず税金を払わなかった場合どうなるかや、キャッシュレス方式で報酬を受け取った際に確定申告すべきかなども説明しますね。
ブログ収入の税金の無申告にはペナルティが発生する可能性がある
ペナルティを受ける可能性がありますよ!
副業の無申告で所得税の追徴課税になる人も時々ニュースで聞きますね。
ブログではありませんが、先日メルカリの収益が年間100万円程度の人でも無申告で追徴課税を受けたというニュースを見かけました。
ブログに限らず雑所得が20万円以上で申告せずバレなかった人もたくさんいますが、
そうしたニュースがある以上今後もバレないとは限りません。
これからインボイス制度も始まり、マイナンバーとの紐づけも強化されていくので
あまりリスクの高いことをしないほうがいいですね。
面倒な仕訳も経理の知識なしで簡単にできる!
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雑所得が20万円以下でも住民税の申告は本来必要
再度書きますが、会社員は副業などの雑所得が20万円以下なら所得税の申告は不要と言われていますよね。
しかし住民税については「20万円以下は申告不要」のルールが存在しないのはご存知でしょうか。
ネットを見ると「ブログ収入が20万円以下の人は確定申告しなくても良い」という解説が結構出ているので、
一応住民税についてはそうではない、という点は覚えておいた方が良いでしょう。
ただし、数十円の利益しか出ていない初心者ブロガー全員が
しっかり住民税まで申告しているかどうかは怪しいところです。
むしろ数十円程度なら申告しない人が多数だと考えるのが自然かもしれません。
もちろん無申告を推奨するわけではありませんが、
サラリーマンで仮にブログの利益が1円しか出ていない場合などは、
さすがに確定申告しなくても怒られないと思われます。(自己責任ですが…)
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楽天キャッシュの報酬は確定申告が必要
楽天アフィリエイトでは、成果が発生すると楽天キャッシュという電子マネー方式で報酬をもらえます。
これは楽天ポイントと似ていますが、確定申告が必要なのか気になりますよね。
楽天アフィリエイトのガイドラインを読んでみると、以下のような記載がありました。
所得税における「収入」には、お金だけでなくものや権利などで受領したものも含まれます。
アフィリエイトの場合、楽天スーパーポイントや楽天キャッシュで受領したものも収入になります。楽天アフィリエイト「アフィリエイト収入の納税について」より引用
ASPのアカウント内でプールされている確定済みの報酬についても同様で、確定申告が必要です。
なお楽天キャッシュの場合、報酬が確定した時点で収入として計算するのが通説。
アフィリエイトに限らず、事業の売上は「実現主義」で計算されるためです。
ポイントは現金ではないから確定申告しなくて良い…とはならないので、覚えておいてくださいね。
ブログ収入の経費に認められるものは?家賃や電気代もOK?
少し話が変わりますが、先ほどから少しお伝えしているブログの経費ですが、
実際何が経費になるか想像つきますでしょうか?
ブログの経費として認められるもの
早速ですが、以下ブログの経費として認められるものの例を挙げていきます!
ブログ運営の経費
- レンタルサーバー代
- ドメイン代
- レビュー商品の購入費
- PC代
- 通信費(ネット代)
- 電気代
- 家賃
- 打合せの交通費・飲食費
家賃が経費にできるのは驚きです!
本格的にブログをやっている人なら、業務スペースとして家賃を自宅兼事務所にできます!
ただし家賃は家事按分と言って、全額ではなく一部だけ経費にするのが普通です。
家事按分(かじあんぶん)というのは、プライベートと業務の両方で使用しているものを
業務に使っている割合だけ経費にすることです。
家賃であれば
「パソコンの作業スペースは自宅の1/3を占めているから、家賃の1/3を経費にしてみよう」
といった風にします。
電気代や携帯代、ネット代なども同じように、ブログの作業に費やしている分だけ経費にします。
また打合せの飲食費については万一税務署から指摘された時のために、誰と会ったかわかるよう明細・レシートの裏などにメモを残しておきましょう。
副業ブロガーの経費の計上例
副業ブロガーなのであまり計上していません。
私が2021年に経費にしたものはこちらです。
- レンタルサーバー代 年間約6,000円
- ドメイン代 年間約3,000円(2個分)
- ノートPC代 90,000円
- レビュー商品の購入費用 約30,000円
このケースだと、年間の経費は合計129,000円です。
初心者ブロガーさんの場合、PCなどを新調しなければ最初はレンタルサーバーとドメイン代で合計1万円もかからないでしょう。
会社員は雑所得が20万円を超えると所得税がかかるので、
この場合だとブログの報酬が329,000円を超えると所得税が発生するということです。
レンタルサーバーはブログ運営の経費にできる!
【コスパ最強】おすすめレンタルサーバー7選!副業ブロガー解説
ブログの経費で収入を赤字にすることはできる?
経費をわざとたくさん使って赤字にし、節税することはできるんでしょうか?
最近はSNSなどで経費を増やし会社員の副業所得をわざと赤字にする節税指南もありますが、正直なところグレーですね…。
(関係のない飲食費や物品を経費にするなど)
副業ブロガーであれば、ブログテーマ次第ですが私のように経費はあまりかからないはず。
たとえばブログ収入が10万円なのに、経費が100万円だったらかなり不自然です…。
ブログ収入の税金は確定申告を!
以上、ブログ収入の税金をもろもろ解説させてもらいました。
ブログの所得税が発生するボーダーラインは
収入から経費を引いた所得額が20万円以下かどうか?
というのが今回の記事の一番のポイント。
ブログを始めたばかりの人だと超えるかどうか微妙な金額ですが、
このブログは開設1年半で月10万近い収益になっており、所得税の申告が必要なラインを超えました。
ですので初心者ブロガーさんでも、ブログ開設の翌年すぐに確定申告が必要になる可能性がある点は頭に入れておいてくださいね。
なお経費の計算などで専門知識がなくて不安な人は、クラウド会計ソフトを使うと便利です。
副業の収入や経費だけでなく、ふるさと納税・idecoなどの控除額も整理して確定申告の書類作成もできますよ。
1ヶ月の無料お試し利用もできるので、詳しく知りたい人は下の記事も読んでみてください。
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