システムによる業務管理 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

システムによる業務管理

  • 2008/01/25
  • カテゴリー:ERP

中小零細企業では、まだまだ浸透していないシステムを用いた業務管理ですが、この意味するところは広義に渡り、ERP(企業資源計画)と呼ばれる企業活動の根幹を司る仕組みから、経営管理等の分析業務にまで及びます。

ERPという言葉を耳にしたことがない方もいらっしゃると思いますので簡単に説明すると、「日々の社員一人一人の経費精算から決算書作成までの流れを統一したシステム」です。ここには販売、購買、人事、その他諸々の情報が集約され、すべて一元管理されています。往々にして物凄く大規模な仕組みになるため、一部上場クラスの企業が導入することが大半ですが、最近では中小企業を対象にしたリーズナブルな商品も出回っています。

ERPとは上述したように「すべてを一元管理」するものであるため、会計、販売、購買、人事などの機能のどれか一つでもかければ成り立ちません。しかし、ERPという言葉だけが先行して、会計と販売など一対の組み合わせでもERPと呼んでしまう傾向があります。異なるコンサルティングや製品により後付けで企業の基幹システムを構築しようとすれば、継ぎ接ぎのようになり、必ずと言っていいほど失敗します。もちろん最初から多額の投資はできませんので、全体像を明確に持った経験のあるコンサルタントや企業に相談をした上で、段階的な導入をしていくのが理想的でしょう。

とは云え、ERPでなくとも基幹システムを構築することはできますし、実際にそういった企業数の方が日本では多いと思います。ただし、この後の段階はERP導入の有無に関わらずすべての企業に必要とされます。

それは経営管理を中心とした分析業務です。経営層や現場管理者クラスでは、企業活動改善のため、利益の向上や営業目標の達成などの明確な指標を持ち、日々モニタリングしています。ある程度の規模のある会社であれば、部門別、商品別、プロジェクト別など様々な角度から自社の問題点や改善点を逸早く察知していく。ここで的確な分析ができるのは、精度の高いERPなどの基幹システムのおかげです。川と同じように上流(基幹業務)と下流(分析業務)がうまくつながっていないと、その力は半減します。

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