クラウドコンピューティングは、日経コンピュータが挙げる2010年の注目キーワードにも上がり、矢野経済研究所からは国内の「クラウドコンピューティング市場に関する調査結果」が、ノークリサーチは中小企業における「国内クラウド関連市場規模の現状と中期予測報告」を発表するなど、その動向からは目が離せません。
オンラインストレージの利用者も増え、プロバイダのサービス内容は日に日に充実しています。価格、容量、アクセシビリティ、各社は差別化を図るべく付加サービスの充実にも力を入れ始めました。以下にご紹介するオンラインストレージはすべてエクスプローラーへの統合(ディスクの割当)を可能としています。
近年、セールスフォースやグーグルなどSaaS先進企業の躍進には目覚ましいものがあります。グループウェアやCRMを中心にマーケットシェアを徐々に増やし、既存のソフトウェアベンダーはかつてない窮地に立たされ、機能やサービスの拡張で対抗するベンダーもいれば、SaaS主体のビジネスモデルに転身しようとするベンダーもいます。
SOA(Service Oriented Architecture)やSaaSといった比較的新しいICTサービスが普及し、企業ではその利用が主体となりつつある今、自社でハードウェア、ネットワーク、ソフトウェア、システム開発、運用に関わる予算を割く必要はあるのでしょうか。そして、システム開発会社は今後、生き残ることができるのでしょうか。
Facebook、Flickr、Picasa、インターネット上には巨大な無料フォトストレージが存在し、世界中から無数の写真が日々アップロードされています。Facebookには、2009年4月時点で150億枚もの写真が保管され、毎月約8億5千万枚のペースで増え続けているとの報告がされています。
今、クラウド・コンピューティングという言葉は費用削減の呪文のようにそこかしこで唱えられています。その意味合いは多岐に渡りますが、企業ではサーバ管理(特に仮想化)に着目しているようで、データストレージビジネスを生業とした企業の売上が着実に伸びています。しかし、その一方で異議も上がっているようです。
オンラインストレージのニーズは高まっています。ビジネスで、プライベートで、必要な時に必要な情報にアクセスできることは有難いことです。情報共有基盤を考える上でVPNを構築することがひとつの理想ではありますが、中小企業では予算はもとより、自社で開発・運用できるスタッフもいません。
情報セキュリティが叫ばれる現在、仮想化やシンクライアントといった言葉を一般紙面でも目にするようになりました。しかし、その意味は幅広く、抽象的ですが、今回、ご紹介したいウェブデスクトップ「eyeOS」は、インターネット上に個人のデスクトップ環境を用意するというものです。
旧来の企業システムは、メインフレームやUNIXなどのハードウェアをベースにアプリケーションを構築してきました。そこからサーバはスリム化され、メインフレーム離れが始まるとアプリケーションも自社開発よりもパッケージの利用頻度が高くなり、今ではSaaSのようなアウトソーシングに注目が集まっています。
的確な表現ではありませんが、ビデオチャットというよりもテレビ電話と言った方が分かりやすいでしょうか。SKYPEが先駆け的な存在で世界で最もシェアを持っている無料インターネットテレビ電話サービスの提供をグーグルも開始しました。
少し前まで写真撮影にはフィルムを使用し、ネガや写真(紙媒体)で保管していました。それが10年程前からデジカメが主流になるとパソコンが保管場所となり、今はそれがインターネットに移りつつあります。
Microsoftは、今後注力すべき新サービスとしてクラウドコンピューティング「Windows Azure」を発表しました。同サービスは、データセンターとしての意味合いが強く、利用者(企業等)は自社でハードウェアを抱えることなく、パソコンとインターネット環境さえあれば各種システムの利用が可能になるというものです。
仕事上、社外のプロジェクトメンバーと資料を共有したい。特定の人にイメージファイルや音楽ファイルを送りたい。メールにファイルを添付して送ろうにも数メガバイトに及ぶデータは受信に時間がかかりストレスを与えます。
パソコンなどの電子端末で作成された資料(データ)はすべてハードディスクの中に保管されます。一度保管されたデータはUSBメモリや異なる電子端末に移すことが可能であり、持ち運びにも便利なのですが、セキュリティの観点から見るとあまり好ましくありません。
本日のTechCrunchで「Boomi」という会社が提供するSaaSデータ統合ソリューションの紹介がされていました。Salesforce.comを中心にSaaSのニーズは高まっており、中小企業はもちろん、大企業でも利用者数が増えています。
タイトルだけを見るとおかしな内容だと思われるかもしれませんが、これは昨今のITにおけるメインストリームで、その力はビジネスにも大きな影響を与え続けています。
1990年代、マイクロソフト社のWindowsをきっかけにパソコンは普及し、それ共にインターネットも生活の中に浸透してきました。2006年度インターネット白書によると日本におけるインターネット普及率は8000万人になり、今後も伸び続けるという見解があります。
最近ではどこの会社でも共有フォルダを利用していると思います。耳慣れない方のために簡単に説明しますと、通常、パソコンで作成した資料は自分のパソコン上に保存しますが、中には部署内またはプロジェクト内等で共有すべき情報もあり、そういったものを個人のパソコンの中に保存していたのでは情報の伝達も遅れ、業務効率の低下を招きます。