SafeSyncの容量無制限断念による市場への影響 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

SafeSyncの容量無制限断念による市場への影響

本日(2011年3月9日)、トレンドマイクロがオンラインストレージサービス「SafeSync」の容量無制限を断念し、新たな料金体系を発表しました。新規契約については新料金体系にて、既契約については満期後に新料金体系の50%OFFにて提供を行うとしています。これにより他社サービスと拮抗した状態となり、市場にも変化が見られるのではないかと予想します。

オンラインストレージサービスとしてのSafeSyncには、注目すべき点が幾つかあります。トレンドマイクロが運営しているという安心感、自動同期、そして容量無制限です。しかし、本日より新規契約については容量無制限が終了したということもあり、他社サービスとの差別化要素がほとんどなくなりました。以下で改めて主要サービス(100GB)の比較をしてみたいと思います。

サービス名 SafeSync Dropbox SugarSync
料金 ¥14,800 $239.88 ¥15,750 $239.88
バックエンド 独自 Amazon S3 etc… Amazon S3 etc… Amazon S3 etc…
最大無料容量 10GB 10GB 7GB

料金だけで判断すれば、依然としてSafeSyncが最安値ではありますが、サービスの評価基準には、これら以外にも同期の速度や使い勝手など実利用でしか判別できない要素があります。そういった意味でお試し(無料容量)の有無は重要ですが、現状、SafeSyncには見受けられません。また、他社にはある月額料金体系もSafeSyncには存在しません。

企業として採算の合わないビジネスは、継続することができませんが、これにより各サービス間での利用者の流動が起こる可能性は十分に考えられます。