インターネットの世界と現実の融合 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

インターネットの世界と現実の融合

1990年代、マイクロソフト社のWindowsをきっかけにパソコンは普及し、それ共にインターネットも生活の中に浸透してきました。2006年度インターネット白書によると日本におけるインターネット普及率は8000万人になり、今後も伸び続けるという見解があります。

少し前までは考えられなかった大容量の動画ですらブロードバンド(高速通信回線)環境下では快適に見ることができ、自分のパソコンの中に取り込む(ダウンロード)ことも可能です。通信回線は今後、さらに高速に、そして、低価格になっていくでしょう。

そんな中、新たに現れた言葉が「WEB2.0」です。IT業界では耳慣れた言葉になったきましたが、その意味を正確に捉えている人は私も含めてあまりいないかもしれません。「WEB2.0」の著名人の一人に梅田望夫氏がいます。彼は数冊の著書の中で、インターネットの中にある「あちら側の世界」や「不特定多数無限大の人々」など様々なキーワードを書き残しています。

インターネットは言ってみればバーチャルな世界。物理的に人が存在しているわけでもないのに情報を蓄積・配信します。最近では「セカンドライフ」というまさにインターネット上の仮想空間に自分の分身を投影し、人と話したり、買物をしたりするサービスまで立ち上がりました。梅田氏は、こういった現象を指して「あちら側の世界」と表現したのかもしれません。

また、日本だけでも8000万人を超えるインターネット利用者は、世界規模でみればまさに不特定多数無限大です。機械とは違い、一人一人が頭脳を持っています。その知識を集結させれば、解決できない問題はないかもしれません。

オープンソースソフトウェアにLinux(リナックス)というものがあります。初めて耳にされる方は、Windowsと同じようなOSと考えていただければいいでしょう。このリナックスは世界中の優秀なプログラマがインターネットを媒介に集い、金銭の授受をなしに開発されたものです。世界的大企業と呼ばれるトヨタですらその従業員は連結ベースでも30万人に届きません。しかし、オープンソース・プロジェクトにはそれ以上の人々が集まることも可能であり、個々が高いパフォーマンスを発揮します。最大の支出である人件費もここではゼロ。飽くなき知的好奇心と独自の価値観を持つ人々が集まった結果です。

共有すべき情報はすべてインターネットの「あちら側」、この考えを発展させることでビジネスは大きく進化する可能性があります。しかし、すべては利用者一人一人の意識であり、自分の中に浸透させることで現実との融合が見えてくるかもしれません。私もまずは「WEB2.0」を自分なりに整理して、発展させていきたいと思います。

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