企業システムのハイブリッド時代に必要なもの | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

企業システムのハイブリッド時代に必要なもの

(Service Oriented Architecture)やSaaSといった比較的新しいICTサービスが普及し、企業ではその利用が主体となりつつある今、自社でハードウェア、ネットワーク、ソフトウェア、システム開発、運用に関わる予算を割く必要はあるのでしょうか。そして、システム開発会社は今後、生き残ることができるのでしょうか。

先日のZDNet Japan ビジネスアプリケーションカンファレンスの中でフォレスターリサーチ社のレイ・ワン氏が「完全なSaaSのみのシステムは成り立たない。自社システムとクラウドをミックスしたハイブリッドな仕組みが必要とされる。」と述べていました。

外部のデータセンターやSaaSといった技術は確かにコスト削減および最適化に有効な手段です。特に運用については、日本企業では年間ICT予算の約60%を費やしているとの報告があります。これをSaaSにすることでサービスに対しての一定利用料金を払うだけで済むようになり、支出範囲が明確になります。

しかし、セキュリティや法規制など様々な外的要因や制限により完全にシステムを外出しにすることは難しいと言わざるを得ないのが現状です。

現在のシステムでクラウドにできる部分とそうでない部分を明確に切り分け、その二つを有機的に連動される技術とノウハウが今、求められています。この「つなぎ作業」を行うことがシステム開発会社のビジネスフィールドであり、よりサービス(業務)寄りの観点から実装できる能力が顧客から信頼を得るための鍵です。

どんなに有能なCIOも自社のことになると見えなくなることが必ずあります。そのアドバイザリーとして、サービス指向の提案をできる人材の需要が市場で高いことは間違いありません。

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