ビジネスインテリジェンス - 活用編 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

ビジネスインテリジェンス – 活用編

前回の「ビジネスインテリジェンス ~入門編~」では、データの「取得」「分析」「レポーティング」というキーワードを出しましたが、今回はその中でも特に「分析」と「レポーティング」について触れたいと思います。

分析と言っても職種や業種によって様々なものがあります。職種で最も分析を必要とする経営層では、管理会計、予算実績管理、キャッシュフロー管理。業種では、小売業であれば、デシル分析、RFM分析、セグメント分析。製造業であれば、在庫回転率、ABC分析などを定期的にモニタリングされているでしょう。

こういった分析に利用する情報は、データベースから取得するまでに長い加工工程を経るため、資料として出揃うまでに時間を要します。また、それだけに再加工に対する柔軟性が極端に低く、分析というよりも定型資料として会議の席に出されることがほとんどだと思います。

経営者は直感的に「今度は部門別の利益推移を見せてくれ」といったリクエストをしますので、その都度、データを加工していたのでは、迅速な経営判断に結びつきません。

これを実現する手段が「ビジネスインテリジェンス(BI)ツール」なのです。会議室のプロジェクタとパソコンを接続し、必要な定型資料のみ紙ベースで配布し、経営者の「直感」にはパソコン上で対応する。これにより想像以上に会社の実態が明確になり、会社経営のイメージも見えてきます。

分析を行えるということは定型資料も作成できるということですので、レポーティング全般においてBIツールを採用する企業の数は年々増加傾向にあります。

導入を進める際に理想的なのは、システム会社が独自の分析ノウハウを持ち、それをシステムとして実装できることですが、実際にそこまでのノウハウを持っている会社は世界でも稀少です。大企業になると必ず間にコンサルティング会社を置き、そこのノウハウをシステムに乗せることが大半です。

こういった表現をするとものすごく高価なシステムだと身構えてしまうかもしれませんが、必ずしもそうではありません。オープンソースでもBIツールが出てきていますし、何よりも大事なことは製品ではなく、分析のノウハウですからご検討の際にはそこを重視してください。

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