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BOJ – 中堅企業向けBIソリューション

昨日(8月28日)、各メディアから日本ビジネスオブジェクツ(以下:BO)の中堅企業向けビジネスインテリジェンス(以下:BI)ソリューションがリリースされたことが報道されました。製品としてはBIスイート「BusinessObjects Edge 3.0」とレポーティングプラットフォーム「Crystal Reports Server 2008」になります。価格は前者が280万円から、後者が42万7000円からとなっています。

BI製品は、BOに限らず、その構成が非常に複雑で初めて検討される方は混乱することもあると思います。BOの新製品に関して言えば、「Crystal Reports Server 2008」がレポーティング機能を担っているようにも受け取れますが、「BusinessObjects Edge 3.0」にもレポーティング機能はあります。柔軟性や機能面で「Crystal Reports Server 2008」の方が勝る点もありますが、投資対効果を考えた場合、「BusinessObjects Edge 3.0」だけでも十分に対応ができる・・・というのが私見です。

初めてBOを導入する企業に対しては、BIスモールスタートパッケージ(1000万円から)というソフトウェアライセンス、ハードウェア、導入コンサルティング、トレーニングがセットになったプランも用意されています。バックエンドにSAPを使用している場合は、別途、アドオンを追加し、こちらの導入プランは1500万円からとなっています。

BOは、昨年SAPに買収されたこともあり、SAPアプリケーションとの連携を強化しているようです。通常、BIは、基幹系システムのデータを抽出・加工してDWHを構築するのですが、 ERPでは、ABAPと呼ばれる独自のプログラムにより抽出しなければならず、そのため、BIツールとしては、親和性の高いBWを検討することが一般的でした。しかし、今回のように簡単に別製品へのデータ移行が可能になれば選択の幅が広がり、ETLに関しては技術的な統一も図れるようになるかもしれません。

BOは、コグノスやSASと並び、BIのパイオニア的存在であるため、今後もその動向に注目されます。