理想的なBIインタフェースとは | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

理想的なBIインタフェースとは

ビジネスインテリジェンス(以下:BI)については以下の記事のようにこれまで何度となく触れてきました。世間には様々なBIが存在し、大手ベンダーは買収を繰り返す中で市場争奪戦を繰り広げています。今後はさらに市場再編が進み、生き残るベンダーの数も限られてくるでしょう。その中で逆行して成長し続ける可能性を秘めているのはやはりオープンソースBIではないかと感じています。

【BI関連記事】
① ビジネスインテリジェンス – 入門編
② ビジネスインテリジェンス – 活用編
③ ビジネスインテリジェンス – 技術編 システム構成
④ ビジネスインテリジェンス – 技術編 BI製品
⑤ BI利用形態の考え方

システム管理者の立場からすると、拡張性や運用性を中心にとらえがちですが、最も大切なことは利用者の利便性と数字の正確性です。BIは企業経営をサポートするためのツールなので、まずは利用者の意図を汲み取り、システム設計の段階で実現の可否を判断するのが通常でしょう。そういった意味では「インタフェース」が非常に重要な評価基準となります。

ここで忘れてはならないのが、利用者の目的と数です。一般的に経営・管理層は、数字を掘り下げて分析することはありません。経営会議で提出されたレポートを眺め、現状を把握し、次のアクションを熟考します。掘り下げて分析をするといっても、期間別、部門別、地域別に見るのが限界でしょう。そして、現場の営業職員も定型レポートのデータからアクションを起こすことが大半です。

その中間に位置するのがアナリストと呼ばれるマーケティングのプロフェッショナルです。製造業であれば、生産工程で発生するコスト(原価)を把握し、さらにそのコスト削減方法の仮説を立て、経営層にはアドバイサリーとして、現場にはインストラクターとしての役割を担います。小売業でも商品や顧客別の戦略を立て、アクションに至るまでの誘導を行います。

BIでは、経営・管理層および営業を(一般)ユーザ、アナリストをパワーユーザと呼んでいます。ユーザには、ウェブインターフェースを用意し、そこから手軽にレポートが閲覧できることが望ましいでしょう。一方、パワーユーザは分析主体の業務になりますので、EXCELのような表計算ソフトが重宝します。ウェブでも分析機能を持ったBIツールは多いのですが、EXCELインタフェースに比べると様々な点で劣ることは否めません。

このユーザとパワーユーザの比率を把握し、どういったBI環境を構築するか、システム管理者の手腕が問われます。当然、外部のコンサルティングファームやSIerにコンサルタントの派遣を依頼し、客観的な診断を求めることも一つの手段です。

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