ビジネスインテリジェンス・オン・クラウド - Zoho Reports | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

ビジネスインテリジェンス・オン・クラウド – Zoho Reports

SaaS型ビジネスアプリケーションの提供を行っているゾーホージャパン株式会社は、2009年12月15日、クラウド版ビジネスインテリジェンス(以下:BI)「Zoho Reports」のリリースを発表しました。アプリケーションのクラウド化が進みだいぶ時間が経ちますが、BIに関してはあまり着手されていなかった気がします。

これまでもレポーティングツールのクラウド化は進められてきましたが、BIと呼べるほどの機能を持つものは見当たりませんでした。BIの機能を概観すると「スライス・アンド・ダイス」「ドリルダウン」「ドリルスルー」の3つに集約されます。データのグラフ化やダッシュボードなど付加的な機能は他にもありますが、前述の3機能が網羅されていればBIツールと呼んでも良いでしょう。

Zoho Reportsは現時点では英語環境しか用意されていないため、日本語化されない限り、国内での需要は見込めませんが、複雑な操作が多いBIツールの中で比較的シンプルで使い易い印象を受けました。

Zoho Reports - エクスプローラー

上図はサンプルデータを使用した同社ウェブサイトで公開されているデモになりますが、サイドバー(左)上で既存レポートは「Tables & Reports」として、自作レポートは「My Reports」として表示されています。

Zoho Reports - 新規作成

上図はレポートの新規作成を行う際の選択画面です。表形式やチャート形式など5種類のレポート作成が可能で、ダッシュボードについては既存レポートを組み合わせて作成するようです。IBM、Oracle、SAPから出ているメジャーBIツールでは、同一画面内で表形式レポートをチャート形式に直接変換することもできますが、Zoho Reportsではそれはできないようです。

Zoho Reports - レポーティング

こちらは実際のレポート作成画面です。データソースを選択してサイドバーにある項目を中央の「Columns」「Rows」「Data」の中へドラッグ&ドロップします。BIを使ったことのある方であれば比較的簡単に操作できるはずです。ピボット操作も同様に行います。

Zoho Reports - データソース

データソースはフラットファイルやデータベースから取り込むことが可能なので、中小企業規模には適したソリューションかもしれません。デモではデータ量が少ない上に権限に制限があるので、詳細機能を検証できませんが、有償契約をすればより充実した機能を利用できるようです。

今回のようなBIのクラウド化が日本のBI市場にどれだけのインパクトを与えるのかはもうしばらく時間が経ってみなければ分かりませんが、CRMのように大きな変革期を迎えていることは間違いありません。