コスト削減とオンデマンドオペレーション | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

コスト削減とオンデマンドオペレーション

製薬大手グラクソ・スミスクラインが医師に配布する医薬品資料の一部をオンデマンド対応することにより、紙の資料在庫の34%削減(年間で1000万~2000万円のコスト削減)に成功したことを発表しました。同社に限らず、オンデマンドで対応することでコスト削減が図られる業務は広範に渡るものと思われます。

同社の取り組みは該当資料を①破棄、②データ化、③従来の倉庫管理の3段階に区分けし、①と②の取り組みの結果、今回の成果に至ったとしています。

紙を大量に必要とする業種は製薬業界に限ったことではありません。中小企業を含めた多くの会社で日々、印刷という行為が日常化され、パンフレットなどの在庫を抱えている現状があります。紙に対する安心感から脱却が困難な課題ですが、コスト削減が叫ばれる企業経営において真っ先に取り組む必要があります。

単純に言えば、この事例は「整理整頓」をしたにすぎません。十分に精査を行い、不要なものは捨てる。利用頻度が低く棚に置かなくてよいものはデータ化(必要に応じてオンデマンド印刷)、利用頻度が高く常に手元になければならないものは常備しておく。片付け上手の人であれば日頃行っていることです。

しかし、これが会社になると簡単にできません。物を捨てるという行為に抵抗がある人がいるからです。ある程度はトップダウンで指示を出し、リーダーシップを取れる人がいなければ上手くいきません。

さらに紙とFAXは非常に強い関係があります。FAXは都度、通信料が発生します。また、受信時には複合機側でカウンター料金も発生します。FAXの利用頻度が高い会社では、電子FAXを導入するだけでカウンター料金の削減につながりますし、メールを利用できれば通信費を削減できます。

iPadなどの電子書籍リーダーが普及し始めた現在においてデータ化が網羅する範囲は広がりを見せています。そして、データ化とオンデマンドは相互補完の関係にあり、両者を併用することでコスト削減と新たなワークフローを実現します。

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