という悩みを解決する記事になります!
記事執筆者:オザック
年収1000万超、Web開発を生業にしていて9年以上のオザックです!
某有名R社で働き、副業も含めて個人事業主で関わってきたプロジェクトは20以上。
個人開発歴7年以上、今まで10以上は開発してきて今でも続けている。
今回は個人開発におけるレンタルサーバに関して、実際に個人開発歴7年以上で今でも個人開発を続けている現役エンジニアが
- おすすめのレンタルサーバ
- レンタルサーバを選ぶときのポイント
- それぞれのサーバのメリット・デメリット
を解説します!
これを読むと個人開発のレンタルサーバ選びの指針が決まります!(2分程度で読み終わるのでチェックしてみてください)
結論から言うと
【結論】個人開発のレンタルサーバの選び方 | |
SSRなしのSPAなら | Firebase |
その他 | VPS |
になります!
選ぶと良いVPSはこれ!
になります!
個人開発のレンタルサーバで考えるべきポイント3つ
まず個人開発においてレンタルサーバを選ぶ際の3つのポイントについて解説します!
ポイント
- 料金
- 運用コスト
- 後でサーバ移行はやめておけ
一つ一つ解説していきます!
レンタルサーバの料金はなるべく安い方良い
当たり前ですが料金は安いに越したことはないです!
特に個人開発だとマネタイズするまでの時間は結構かかり、また資金調達してる訳でもないので、料金の値段は重要です!
なのでできれば無料ないしはかなりランニングコストが安いものが良いです!
料金と同じくらい運用コストは重要
料金も大切ですが運用コストも重要です!
運用コストとは
- デプロイ時の手間
- データ量に制限があるか
- 通信量に制限があるか
- DBのデータの制約はちゃんと守れているか
などになります。
例えばDBはNoSQLを使うとRDBと比べると基本的に制約がないので、意図しないデータも入れ放題になります。
そうすると一部実装がバグり変なデータが入ってしまったときには、そのバグ修正と過去データの書き換えなどでかなりの時間が取られて、個人開発のやる気が無くなってしまいます。
ただでさえ時間がない中、開発をしているのに、無駄な時間が取られては本末転倒です。
後でサーバ移行するのは嘘!
と思う方も多いと思いますが、
90%の確率でサーバ移行しないです!!
サーバ移行は結構手間のかかる作業です!それを時間がない中個人開発しているのに、更にサーバ移行のタスクまでやっていたら個人開発に割く時間がなくなるのでまずやらないです!
ポイント
なのでなるべく最初に選択したサーバで出来る限り運用したほうが良いです!
移行することは考慮しない選択を取りましょう!
個人開発で使えるレンタルサーバ3種類
では実際にどのレンタルサーバが良いのか?
実際に個人開発を長年やってきた現役エンジニアの視点から
- VPS
- PaaS
- クラウド
のメリット・デメリットを解説していきます!
個人開発のレンタルサーバをVPSにするメリット・デメリット
一番オススメするVPSについて説明します!
メリット
- 安い
- サーバ構築の勉強になる
- 後ほど移行する手間があまりない
- フロントとバックエンド分けても一つのサーバで行ける
- LetsEncryptを使えばSSLが無料
- デプロイも簡単に出来る
- サーバリソースが値段の割に豊富
デメリット
- 多少の学習コストが必要
- 最初の構築が手間
です!
VPSはサーバリソースがそこそこ豊富で、1G2Coreで初年度割キャンペーンで600円/月、herokuと同じ512Mで1Coreのサーバは430円/月(2022/8時点調べ)とかなり安いです。
(ちなみにherokuだと1000円を超えます)
また独自ドメインの使えるSSLもLetsEncryptを使えば無料です!
フロントをReactでバックエンドをAPIサーバを立てるケースのモダンな構築でも一つのサーバで事が足り、更にDBサーバも一緒のサーバにしてしまえば一つのサーバで済むので費用は格安です!
またスケールする際のサーバ移行の手間もなくサーバをスケールアップするだけで済むので、個人開発の先のことを考えてもメリットがあります!
デメリットはサーバ構築したことのない人にとっては少々勉強する必要があるということです!
とはいえPaaSやクラウドを選んでも学習コストはかかるので、そこまでデメリットでもないです!
ちなみに一番構築のための学習コストが低い順に
- PaaS
- VPS
- クラウド
の順になります!
選び方はとにかく値段が安いもの
選び方のコツは
- 安さ
- 有名なVPS
というのが無難で良いです!
昨今まずVPSが落ちるという心配は殆ど無く、どちらかと言うとAWSとかの方がしょっちゅう落ちていますw
ただAWSは冗長化構成が簡単に取れる構造になっているため障害による影響を受けるユーザは少ないですが。
おすすめのVPS
になります!
さくらのVPSとConoHa VPSは聞いたことある人も多いと思いますが、有名なレンタルサーバの会社で老舗です。
なので安定的で且つ値段も安価で使えます。
WebARENAは2つのレンタルサーバよりは安いですが、あまり個人開発で使われているようなサーバでないです。そのため順番的には3番目にしています!
どちらも無料期間や安いキャンペーンもあります!
個人開発でPaaSを使うメリット・デメリット
メリット
- 無料で使えるものが多い
- デプロイまで慣れると簡単に出来る
デメリット
- 使用のためのリソースや制約が多い
- 慣れるまで少々学習コストが掛かる
- 他のサーバへの移行は面倒
- メモリに制限がある
- 稼働時間に制限がある
- カスタムドメインでの無料SSLがない
です!
個人開発というのは殆どユーザがいないMVPのようなプロダクトになりますので、収益化というのは直ぐにできない可能性が高いため、出来る限り無料や安く運用するのが良いです!
但し無料で使えるのには落とし穴もあって、それはデータ量の制限などがある場合です!
僕自身PaaSを以前使ったことがありますが、データ量の制限が思ったよりも初期のMVPでも届くような量で、すぐに課金しなくてはいけなくなり、PaaSは便利な分課金すると、一番安いのでも1000円以上はします。
herokuはやめたほうが良い
データ量の制限がある代名詞のPaaSといえばherokuです!
herokuは無料で使えて便利な一方で個人開発でも割とすぐに制約がかかる程度に無料枠は少ないです。
デメリット
- メモリに制限がある(512Mしかない)
- 稼働時間に制限がある
- カスタムドメインでの無料SSLがない(SSLは別途費用がかかる)
- DBのデータ量に制限がある
という点です!
例えばこちらはherokuのDBの料金プランとその条件です
こちらの赤枠にある通り無料だと1000レコードまでしかデータは作成できないです。
全テーブルで1000レコードというのは個人開発でもプロダクトによってはすぐに終わりが来てしまい、課金しなくてはいけなくなります。
そうすると月額9ドルとなり、データベースだけで1500円程度の費用がかかってしまい、かなりの負担を強いられます。
また先述した通り、サーバ移行というのはとても手間のかかる作業なので無料枠が終わったら移行しようというのは現実的でないです!
おすすめはFirebase
PaaSで唯一おすすめなのはFirebaseです!
こちらは先程のherokuのようなデータ制約というのはなく、一点あるとすると使うときに(課金されない程度にしか使わなくても)課金状態にしておかないといけない場合がある程度です。
またこちらはNoSQLであればDBも無料で使えるため全て無料で賄うことも可能です。
ただデメリットは
- RDBはない
- SSRのプロダクトはデプロイ出来ない
- 遅い
という点です。
例えばReactやVueだけで開発した(SSRではない)SPAモードのプロダクトであればデプロイ可能です!
個人開発のサーバにクラウドを使うメリット・デメリット
メリット
- マネージドサービス
- 勉強すると本業にも活かしやすい
- IaCで立てれば横展開出来る
- サーバレスはほぼ無料で使える
デメリット
- 費用が高い
- 無料枠は1年で切れる
- 無料枠で賄えない部分がある
- SSLは自前で用意が必要
- フロントとサーバ分ける場合は別途費用がかかる
- 学習コストが必要
です!
クラウドのメリットはなんと言ってもマネージドという点です!
マネージドのためDBやサーバが落ちる心配も殆ど無く、また仮に個人開発プロダクトがバズったり、大きくなっていったら自動でスケーリング出来て、インフラを気にせず開発に打ち込めます!
ただその反面値段が高いです!
勿論AWSやGCPなど初期登録時は無料枠というのがあるのですが、1年で切れてしまいますし、無料枠というものも制限があるので注意が必要です!
と思う方!
先述した通りまず間違いなく移行は手間になります!
また個人開発だとスケールなどは殆ど気にしなくても最初は良いので、クラウドを使うと宝の持ち腐れになってしまいますね。
クラウドはコストが高い!勉強の為に使うなら良い
クラウドはコストが高いので一番やめたほうが良いですが、勉強のためであれば唯一個人開発でもやってみても良いと思います!
勿論費用がそこそこかかることを承知の上でお使いください!
今全くクラウドを勉強したことないという方はシェア的にも使いやすさ的にもAWSが良いです!
AWSを学びたい方はこちらの記事が参考になります!
ちなみに最小構成の
- ALB
- EC2
- RDB(MySQL)
- VPC
で構築した場合でも無料枠がなくなると、(その時の為替によりますが)4000~5000円程度はかかります!
但し、サーバレスで作る場合は良い
ただ唯一クラウドでも費用的に安いのがサーバレスを使うことです!
有名なサーバレスのツール
AWS | Lambda |
GCP(Firebase) | Cloud Functions |
これらだと殆ど0円で済みます!
ただ
- 勿論サーバレスなのでフレームワーク(LaravelやRailsなどの)が使えない
- 遅い
- あまり深く込み入った実装は出来ない
と言ったデメリットはあります!
個人開発におすすめのレンタルサーバまとめ
今回は個人開発におすすめのレンタルサーバについて経験者の視点から解説しました!
【結論】パターン別のレンタルサーバの選び方 | |
一番安定的でおすすめ | VPS |
学習目的 | クラウド |
今後の手間はあるが学習コストはなるべく低くしたい | PaaS |
となります。
どちらも無料期間や安いキャンペーンもあります!
関連記事