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なぜいま中小企業がDXに取り組むべきか
DXは、今や企業の成長と競争力維持に欠かせない生存戦略と言われています。大手企業のみならず中小企業からも年々関心を集めており、中小企業基盤整備機構の調査によると、DXを理解している中小企業は約4割にとどまるものの、そのうち約8割が「DXは必要」と回答しています。
人件費も物価も上がる中、中小企業にとっての生産性向上は喫緊の課題。DXに取り組む期待効果として最も高いのは、業務効率化(約6割)とコスト削減(約5割)でした。すでにDXの推進・検討に着手している中小企業は2割超あるものの、うち約4割は取り組み予定がないと回答しており、その理由として、人材不足や効果・費用対効果の不透明さ、予算の確保などが挙げられています。
出典:中小企業の DX 推進に関する調査 アンケート調査報告書(令和4年5月)
DXコンサルティングとは?
デジタル技術を活用することでビジネスモデルや業務効率を変革し、企業価値を高める支援をDXコンサルティングと言います。単にITツールを導入しても、現場では使いにくくコストばかり嵩むこともあるため、現場の課題を理解した上でのツール選定、カスタマイズ、導入プランを練ることが大切とされています。
大手DXコンサルティングでは、技術導入支援だけでなく、経営戦略の策定、業務プロセスの見直し、組織設計、人材育成までを包括的に支援しています。とはいえ、そこまで大規模な改革が行えない中小企業は、課題のヒアリングを元に、業務レベルの効率化やツール導入支援のみを依頼することもできます。
中小企業向けDXコンサルティングの選び方
中小企業がDXコンサルティングを選ぶ上でチェックするポイントは、下記の3つです。
費用と契約形態
一般的なDXコンサルは、初期診断や戦略策定だけでも数十万〜数百万円ほどの費用がかかります。実装支援まで含むとさらに高額になるケースが多く、予算の限られる中小企業には負担が大きすぎることも。事業規模に見合う費用体系(月額制・成果報酬型など)か、スモールスタートできるかなども重視しましょう。
伴走型か助言型か
「アドバイスのみ」「ツール導入や開発のみ」「実行支援・効果測定のみ」など、コンサルタントによって支援の範囲や方法はさまざまです。どのような支援が必要かをあらかじめ定義し、本当に必要なところだけ支援をしてもらうことで、適切なサポートを受けコストを抑えることができます。
コミュニケーションの質
円滑なコミュニケーションができるかは、成果を出すために必要不可欠な要素。質問への回答が的確で、専門語を多用しない分かりやすい言葉で説明をしてくれるかどうか、中小企業特有のスピード感を持った意思決定や課題に応じた柔軟な対応が可能かどうかなどは、コンサルタントのヒアリング能力や提案力に依存します。
代表的なDXコンサル会社のタイプ
DXコンサルティング会社は、企業規模や業界によって大きく4つのタイプに分かれます。
大手総合コンサルティングファーム
豊富な業界知識と多数の実績を持ち、経営戦略からシステム導入、組織変革、IT、マーケティングなどの幅広い分野をカバーして、多様なビジネス課題に対して総合的に支援します。大規模なリソースと多様な専門性を持つ人材を揃えているため、高度なコンサルティングを期待できますが、その分費用は高くなります。
向いている企業規模:世界中に拠点を持つグローバル企業(中堅〜大企業向け)
例:アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング
業界特化型・中規模コンサル会社
特定地域・業界(製造業やサービス業など)に特化した深い専門知識やノウハウを活かして、その分野の課題解決を支援します。現場理解が強みで、課題に対して柔軟な対応をする伴走型サポートが多いのが特徴です。
向いている企業規模:業界や地域に特化した事業展開をしている企業(中小〜中堅企業)
例:船井総合研究所(業界別支援)、アクティブ・コンサルティング(ドラッグストア、ホームセンター、アパレルショップ特化)
技術専門コンサル会社
AI・データ活用やクラウド、サイバーセキュリティ、システム導入、ローコード開発など特定技術や機能に特化した深い専門性を持っています。大手にはない柔軟性と特定の領域に集中した専門性が強みで、短期間で成果を出すプロジェクトに向いています。
向いている企業規模:特定技術の専門性・ノウハウが不足している企業(小規模〜中堅企業)
例:アイ・ティ・アール(IT調査・導入支援)、ブレインパッド(データ分析)、クラウドエース(Google Cloud特化)
フリーランス/小規模コンサルタント
限られた予算の中で、専門的な技術を持った個人または少数精鋭による柔軟なサポートを受けることができます。課題が明確な中小企業や、専門分野に特化したソリューションを求める中堅企業に向いており、費用が比較的安価で、小規模な改善に適しています。
向いている企業規模:スタートアップ企業(小規模企業)
例:MORE、独立系コンサルタント(ITフリーランス、元SIerエンジニア)
MOREのDXコンサルティングの強み
予算に限りがあり、少数精鋭による柔軟なサポートを受けたい場合は、MOREのDXコンサルティングがおすすめ。実力とコスパの良さを兼ね備えており、小規模な現場レベルの悩みから一緒に解決します。スタートアップ企業を含む小規模企業に最適なサービスです。
エンジニアによる直接コンサル
大手コンサルのように営業や担当者を挟まず、現役エンジニアがヒアリング〜提案〜実装支援まで一気通貫対応。企業ごとに専属のエンジニアがつき、直接エンジニアとやり取りができるため、タイムロスや意思疎通のロスなし。現場に寄り添った実行力が魅力です。
初期費用0円&単発案件も対応
中小企業の負担を減らすため、初期費用は完全無料。ExcelをGoogleスプレッドシートに移行するような小規模案件から着手でき、段階的なDX推進が可能です。
AI活用と実装力
業務フローの自動化やデータ活用など、独自のAI・クラウド技術を用いた具体的なソリューションをスピーディに提案します。
コストパフォーマンスの高さ
一般的なDXコンサルが数百万〜数千万円かかることが多いのに対し、MOREでは初回相談無料。さらにMOREが提供しているシステムを導入すれば、コンサル費用はその間ずっと無料です。詳細が気になる方は、まず無料のコンサルティングを受けてみてください。