クラウド・コンピューティングの費用対効果 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

クラウド・コンピューティングの費用対効果

今、クラウド・コンピューティングという言葉は費用削減の呪文のようにそこかしこで唱えられています。その意味合いは多岐に渡りますが、企業ではサーバ管理(特に仮想化)に着目しているようで、データストレージビジネスを生業とした企業の売上が着実に伸びています。しかし、その一方で異議も上がっているようです。

本日のZDNetにも掲載されていましたが、大手コンサルティングファームのマッキンゼーが調査結果をまとめたレポートを発表しています。

前提条件がかなり限定的ではありますが、要約すると中堅中小企業(売上高500億円前後)以下では大きな費用対効果が期待できるが、それ以上の大企業では逆に費用は増加してしまうというものです。これに対して各所から批判の声も上がっているようですが、結局、これまでのシステム開発同様、クラウド・コンピューティングも企業ごとの要件はまちまちであり、適材適所のソリューションを選択していかなければならないという当然の帰着点になるのでしょう。

一般論で考えれば、サーバリソースの有効活用という意味で仮想化ほど理想的なものはありません。将来を見越し、高機能サーバを購入してもはじめのうちは持て余してしまいます。システム開発が進むにつれて徐々にリソースは使用されていきますが、追加要件から筐体を分けた方が良いという話しにもなります。仮想化を使用しなければ、ここでもう一台サーバを購入というもったいない事態が発生します。

外部のデータセンターを利用すれば、ハードウェアの購入代金や運用費(人件費含む)からは解放され、より本業に集中できるメリットがあります。オールインワンでの利用料金になるので、企業としても費用対効果を測定し易いでしょう。

クラウド・コンピューティングは、うまく使いこなせば、費用削減・省電力化を実現できるはずです。