Mac OS X Lion - アップグレードとレビュー | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

Mac OS X Lion – アップグレードとレビュー

米国時間2011年7月20日、Macの新OS「Mac OS X 10.7 Lion」がリリースされました。今回のアップグレードでは250を越える新機能が追加され、Appleの優れた戦術とテクノロジーを垣間見ることができました。代表的な機能を中心にレビューさせていただきます。

アップグレードはMac App Storeからのみ行えます。ランキングでもトップになっているので、すぐに目にすることができるでしょう。価格は2600円とお手頃で、決済登録をしていれば、「インストール」ボタンを押下するだけで、プロセスが進みます。筆者の場合、MacBook Airを対象にFTTH環境でアップグレード完了までに1時間前後を要しました。

デスクトップ

特徴

今回のアップグレードの特徴は、操作性がよりiPadやiPhoneに近付いたということです。その一例としてトラックパッドが挙げられます。Snow Leopardまでは、下にスクロールする場合は下方向にスワイプ、上の場合は上方向にスワイプしていましたが、ご存知の通り、iPadやiPhoneはその逆です。若年層を中心にスマートフォンやタブレットが普及すれば、今後、PCもそれに近い直感的操作が求められますので、これはひとつの戦術として興味深い試みと言えます。アプリもよりモバイルに近い感覚を求められるかもしれません。

Appleの感嘆すべき点は、このような大きな変革を迅速に対応できることです。操作性を変更するというのは大変な決断ですし、失敗すれば組織の存続にも影響します。筆者も含め、PC世代には若干の違和感を覚えるところもありますが、許容範囲ですし、これがデファクトスタンダードになれば、PCのOSシェアに大きな変動があるかもしれません。

Launchpad

こちらもiPadやiPhoneを彷彿させる機能です。下図のように画面上にアプリを一覧表示し、左右のスワイプで次画面に切り替えることができます。タップすることでアプリを起動するなど、操作は完全にモバイルとリンクしています。

Launchpad

Mission Control

これまでのExposeをさらに向上させた機能です。ダッシュボードと起動中のアプリ(アプリごとにグルーピング)を表示し、簡単にアプリ間を移動します。

Mission Control

Finder

Finderのデザインも変更されました。よりモダンで洗練された印象を受けます。また、Finder内に「AirDrop」という項目が追加されたことに気付くと思いますが、こちらはP2Pでデータ交換を可能とする新機能です。 OS X Lion同士で使用することができ、アクセスポイントも必要としません。

Finder

フルスクリーンアプリケーション

現在は、Appleの純正ソフトウェア等、一部のみですが、下図のアイコンをクリックすることでフルスクリーン表示することが可能になりました。MacBookでは重宝する機能だと思います。

フルスクリーンアプリケーション

メール

筆者が個人的に最も感嘆したのが「メール」です。iPadライクなインタフェースになり、複数アカウントをご利用の方でもシンプルに使うことができます。これまで多くのメーラーを利用してきましたが、このユーザビリティは他を圧倒しています。

その他

この他にも「FaceTime」の標準装備やオートセーブ、バージョン機能など注目すべき点が満載の「Mac OS X 10.7 Lion」。サードベンダーソフトウェアの互換性を事前にご確認いただき、是非、お試しください。