個人用パソコンにubuntuは普及するのか? | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

個人用パソコンにubuntuは普及するのか?

先日、「OpenOffice.org 導入事例 – 夕張市選挙管理委員会事務局」という記事を書かせていただきましたが、同事務局ではこれと同時にパソコンにLinux系OS「」を採用したとのことです。Linuxというとシステム管理者が操作するというイメージがありますが、Windowsしか触ったことのない利用者に受け入れられるのでしょうか。

ubuntuのメリットをあげるとすれば「無償」ということに尽きると思います。Windowsは通常数万円しますし、アップグレードの度にライセンスを購入するとなるとトータルコストはかなり膨らみます。そして、Windowsは一定期間が過ぎると古いバージョンのサポートを打ち切るため、否応無しにアップグレードが迫られます。こういったメーカー主導による消費者コントロールには疑問が持たれますが、それ以上に人は「慣れ」を重視します。

確かに最近のLinux(特にubuntu)はグラフィカルで操作性に優れ、パソコンが得意な方であれば比較的受け入れやすいでしょうが、そうでない方の方が圧倒的に多いはずです。どんなに使いやすくなったとはいえ、コマンドラインが使えなければできることに制限を受けるでしょう。ボタンの位置ひとつが変わるだけでも抵抗を覚えるユーザには敷居が高すぎます。

これを打開するのポイントはアプリケーションです。iPhoneが短期間で多くの契約者を獲得したのには、巧みなマーケティング戦略だけではなく、アプリケーションの存在が大きく影響しています。パソコンではウェブアプリケーションが重視されるでしょう。インターネットブラウザさえあれば、どんなアプリケーションにでもアクセスでき、必要な処理ができる。それがubuntu普及のための必要条件です。

現在、SaaSをはじめ、急激にウェブアプリケーションの開発が進んでいます。まだまだ余地の多い分野なのでこれが本格化すれば、ubuntuが個人用パソコンの中心的OSになる日が来るかもしれません。

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