Windowsを必要としない日は来るのか? | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

Windowsを必要としない日は来るのか?

95が発売され、パソコンが世界に普及して以来、 市場はマイクロソフトの独壇場でした。近年になってアップルのMAC OSXが持ち返し、Linuxなども徐々に利用者が増えてきましたが、まだまだWindowsの勢力は他を圧倒しています。直観的な操作性に優れ、低価格に抑えられたパソコンは当然のことながら消費者の心を掴みます。

天変地異でもない限りパソコンはこれからも進化し続け、その存在感は増していくでしょう。それでは、それに比例してWindowsも勢力をさらに強固なものにするのでしょうか。

個人的な見解では、今のままのマーケティング戦略を続けた場合、Windowsは長い時間をかけて衰退していくと感じています。その最大の理由は『ウェブブラウザ』です。現在のパソコン利用者(特に個人)が最も長い時間を費やしているのはインターネットとメールでしょう。この二つのソフトウェアは本来、OS(オペレーティングシステム)に依存しません。

Mozillaが配布しているFirefoxやThunderbirdは、Windowsはもちろん、MAC OSXやLinux上でも動作します。そして、グーグルが無償提供しているGMAILなどのウェブアプリケーションはウェブブラウザさえあれば利用可能です。

今は、まだウェブアプリケーションがデスクトップアプリケーションに比べて充実していないので、一般利用者には実感が湧かないかもしれませんが、近い将来、オフィススイートやその他のアプリケーションが多彩な機能や操作性と共にウェブ上で実現されるはずです。現にオンラインフォトストレージやYouTubeのようなウェブメディアさえあれば、事足りる利用者は多いはずです。

パソコンでも携帯電話でも利用者の満足度を得る鍵はアプリケーションです。オープンソースやクラウドコンピューティングといった新たな概念が市場に浸透し始め、一般利用者も気が付かないうちに、ごく自然に、この流れに乗っている今、Windowsも新たな局面に立たされていることは間違いありません。