OpenOffice.org ⇔ LibreOffice = ODF | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

OpenOffice.org ⇔ LibreOffice = ODF

自治体として先駆的にODFへの取り組みを行った福島県会津若松市が、OpenOffice.orgに続き、LibreOfficeの試用を開始したとZDNet Japanが報じました。担当者のコメントにもあるようにODFへの移行は、その後のデータ管理に多様な選択肢を与えます。オフィススイートの移行はその一例と言えるでしょう。

LibreOfficeは、2010年9月にOpenOffice.orgからフォークしたプロジェクトです。オラクルによりサン・マイクロシステムズが買収され、それに伴い、OpenOffice.orgを中心としたオープンソースプロジェクトの行く末が懸念されました。結果としてほとんどのプロジェクトはそのまま継続されていますが、本当の意味でのオープンなプロジェクト(著作権譲渡要件なし/ベンダー非依存等)を目指し、設立されたのがLibreOfficeの管理団体「The Document Foundation」です。

3月22日現在、バージョン3.3.2(日本語化済み)をリリースし、設立から半年で約9万ユーロの寄付金を集めています。プロダクトリリースのサイクルもOpenOffice.orgより早いため、会津若松市の試用も少なからずこの点を考慮しているのかもしれません。

OpenOffice.orgからLibreOfficeへの移行、またはその逆が容易であることは両者が派生関係にあるからではありません。前述したようにODFがそのポイントです。マイクロソフトもこれからは囲い込み戦略ではマーケットシェアを維持することは難しいでしょう。他のオフィススイートもODFへの対応は必須です。

既存資産(マクロ等)の移行にはしばらく時間が掛かるでしょうが、長期的にODFが推進されれば、利用者にとってより利便性と柔軟性の高いデータ管理環境が実現されます。