「情報伝達 = 電子メール」の時代は終わる? | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

「情報伝達 = 電子メール」の時代は終わる?

プライベートとビジネス、社内と社外、様々な状況で電子メールは情報伝達手段として利用されてきました。それは現在進行形で、そしてこれからも当面の間続くことでしょう。しかし、IRC(チャット)やマイクログログ(Twitterなど)といった新しいコミュニケーションツールが普及し続ける中、その地位は変わらずに在り続けるのでしょうか。

このトピックに触れるにあたって、それぞれのツールの基本機能を振り返ってみたいと思います。

  • メールアドレスを指定することで特定者間の情報送信が可能
  • PC出荷段階でインストール済み
  • 都度のメールソフト起動

IRC(チャット)

  • リアルタイムコミュニケーション
  • 音声や映像を使用した通話可能
  • 利用者間のオンラインステータスの確認可能
  • 要専用ソフトウェア(一度起動することで常駐)

マイクロブログ

  • リアルタイムコミュニケーション
  • ウェブサイトがインタフェース(都度アクセス)
  • コミュニケーションの内容は当事者以外にも公開

上記を見て分かるようにメールが最も公共性の高いツールですが、そこには即時性がありません。利用者の中にはPCの電源は入れていてもメールは立ち上げないという人もいます。

それに対し、IRCは通常「×」でアプリケーションを閉じてしまってもタスクバー内に常駐しています。したがって、他者からメッセージが送られると、次の瞬間、デスクトップ上にその内容が表示されます。しかし、専用ソフトウェアをインストールしなければならないという条件があるため、社内や友人など密接な関係にある者同士でなければ、利用は難しいかもしれません。

マイクロブログも即時性に優れ、専用ソフトウェアを必要としませんが、同一のウェブサイトを開かなければならないため、こちらも利用者同士の関係性に依存します。

このように考えると、プライベートや組織内ではIRCやマイクロブログが有用であり、それ以外では従来通りメールが向いているように思います。もし、今後、IRCが専用ソフトウェアを必要としない、またはメールソフト同様、PCにプリインストールされ、環境依存しないものになれば、情報伝達の主要ツールになるかもしれません。そして、その時にはメールという概念すらなくなっているかもしれません。

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