ブラウザリリースサイクルの潮流に変化 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

ブラウザリリースサイクルの潮流に変化

先日、Mozillaが今後のFirefoxのリリースサイクルを早期化し、年内にバージョン7のリリースも視野に入れていることを発表しました。これついてはCNETをはじめ、一部のメディアでも取り上げられていますが、このような新たな潮流の背景には、Google Chromeの成功があると指摘されています。

これまでFirefoxは、メジャーバージョンアップのサイクルに2年前後の時間を費やしてきました。特に現在、待望されているバージョン4は、当初、2010年末に予定されていましたが、2011年2月時点でもベータ版に留まっています。

もちろん、サイクルを早めることで開発が雑になるということではありません。スコープを細分化することで新機能をより早くユーザに届ける狙いがあると担当ディレクターも述べています。

この手法はまさにGoogle Chromeの戦略で、後発的なブラウザであるにも関わらず、2011年2月現在のバージョンはすでに「9」です。筆者もその軽快な動作は実感できますし、個人利用には、Google Chromeを愛用しています。

Firefoxはアドオンの数やウェブ開発環境としては現存のブラウザの中で最も優れたブラウザと言えるでしょう。Google Chromeが登場する前までは、動作も最速だったかもしれません。それ故、個人利用でもIEに迫る勢いを誇っていましたが、Google Chrome台頭後は、状況が一変しました。

Androidの普及やグーグルのマーケティング効果もあり、個人利用の主役の座をGoogle Chromeが奪取しようとしています。その地位を脅かされているのはIEも同じでしょう。

今後、Firefoxが戦略を変えることでどのような変化が生まれるか、また、国内でのマーケティングをどのように展開するか、注目されます。