企業のデフォルトブラウザ変更による市場への影響 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

企業のデフォルトブラウザ変更による市場への影響

米国IBMが社内のデフォルトブラウザにFirefoxを採用したことは各メディアにて大々的に取り上げられていますが、この影響はどこまで大きいのでしょうか。IBMの社員数は、全世界で数十万人規模に及びますが、それだけではありません。

もちろん、今回の件は米国内での話しになるので、各国に波及するにはしばらく時間が掛かるでしょう。しかし、筆者も含め、既にFirefoxを愛用しているユーザも多く、IBMのような巨大企業の取り組みは、他企業にも派生することが十分に考えられます。

仮にIBMが持つ様々なシステムソリューションのウェブインタフェースにFirefoxを推奨した場合、エンドユーザはブラウザも含め、IBMのソリューションと捉えるかもしれません。IBMのクライアントを個人レベルにブレークダウンすれば、その数は無数と言っても過言ではないでしょう。その個人がFirefoxに慣れ、プライベートでも使い始めれば、世界のブラウザシェアは大きく変わります。

現在、WindowsにはIE、MacにはSafariがデフォルトブラウザとして搭載されているので、ここに追加で別のブラウザをインストールするというのは、ウェブに精通した人を除き、考え辛いですが、一時、訴訟問題にもなったようにユーザが初回使用時にデフォルトブラウザを選択する方式が採用されれば、現実的なものになります。

他に企業分野で大きな影響力を持つ会社と言えば、マイクロソフト、オラクル、SAPがあります。マイクロソフトは除外するとして、オラクルやSAPがIBMと同様のスタンスを取る可能性はあります。そうなればいよいよインターネットエクスプローラーの牙城は崩れるでしょう。

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