社内システムとオープンソース | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

社内システムとオープンソース

先日、欧米企業のオープンソース導入について「企業のオープンソース導入への取り組み」で触れましたが、会社の規模に関わらず、社内システムにオープンソースを取り入れることで享受できるコストインパクトには大きなものがあります。

オープンソースは、簡単に言ってしまえば無料ソフトウェアです。その中には細かい取り決めがあり、商用利用可能なものとそうでないもの、二次販売可能なものとそうでないものなどがあります。有名所では、Linux, MySQL, Apacheなどシステムに関連する仕事をしている方であれば、一度は聞いたことのあるものもあります。

社内システムにこういったオープンソースを取り入れていくことで初期投資や運用コストを劇的に落とすことが可能になります。例えばOSを考えた場合、Windowsは何万円もします。これをLinuxにした場合、無料にすることも可能です。バージョンアップの度に買い替えることもありません。当然、Linuxを使用できる方は限られるでしょうが、サーバには非常に有効な選択肢となります。また、文書作成をする上でMicrosoft Officeは必需品ですが、一通りの機能を網羅しようとすると5万円前後はかかります。それをOpenOffice.orgで代用すれば無料です。

社内の情報共有・業務管理に有効なグループウェアにもオープンソースが存在します。社外からのセキュアなネットワークアクセスを確保するVPNにもオープンソースがあります。当然、開発や運用にコストは発生しますが、少なくてもソフトウェアライセンス費用からは解放されるわけです。

オープンソースは企業が有償で販売するソフトウェアと違い、メーカーサポートはありません。ここに大きな抵抗を覚える方もいらっしゃるでしょう。しかし、技術者の確保という課題さえ解決できれば、オープンソースほど素晴らしいものはありません。

欧米のシステム担当者の60%以上は、社内システムの導入時に選択肢としてオープンソースを最優先させているそうです。システム化の進む現代においてビジネスとITは切り離して考えることはできません。より効果的なワークフローを実現させる意味でもオープンソースへの関心は高まり続けています。