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ICTの捉え方

最近、テレビや新聞で頻繁に現れる表現「ICT」。

「また、アルファベット3文字か・・・」と思っている方もいらっしゃると思いますが、意味としてはITと同義語と考えてよいと思います。ICTとは「Information and Communication Technology:情報通信技術」の略語で、IT(Information Technology:情報技術)に「Communication」というキーワードを加えたものです。国際的にはICTの方が公用語として使われているそうなので、今後、日本でも表現は統一されていくのではないかと思います。

筆者がこの表現をはじめて目にしたのは、某大手ICT企業のCMです。この時、ICTという言葉が何の略語なのかは判断がついたのですが、その意味に関しては少し取り違えていました。そして、その取り違えた意味に物凄く共感したのを覚えています。

ITとは意味合いが広い表現で、その中にはパソコンなどのハードウェアや文書作成ソフトなどのソフトウェアはもちろん、従来からある家電や自動車なども含まれます。しかし、昨今ではどれも複雑になり過ぎて、利用者が使い切れていないのが現状です。特にハードウェアやソフトウェアに関しては機能が向上するばかりで、ビジネスにおける使い方や利用者の意識が比例していないため、十分な効果を出しきれていません。

利用者からすれば実業務にどのように利用でき、どのような効果が得られるかがポイントであるため、高性能であるかどうかは問題ではありません。スーパーなどを想像していただければ分かりやすいのですが、種類豊富な野菜が無造作に置かれているよりも関連性の高い商品の配置や料理レシピの掲示などがあれば、晩ご飯のイメージも湧きやすく、購買意欲も出てきます。これはITに関しても同じで、販売する側の人間が利用者に使い方とその効果を明示し、理解していただくことが必要不可欠です。そして、利用者が十分にその意味を理解したとき、新たな活用方法が次々に生まれてきます。

この利用者による自発的なIT利用こそ最も大事な行動であり、筆者はこれを指して「Communication:対話」と受け止めていました。間違った認識ではあったものの、この考え方はITの仕事に従事していく上で必要なものと感じています。今後、お客様にICTをご提案させていただく中で双方に気を付けなければならないポイントとなることでしょう。

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