携帯電話市場の行方 | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

携帯電話市場の行方

各種メディアで報じられているように携帯電話の契約純増数(新規契約数 – 解約数)においてソフトバンクが14ヶ月連続で首位に立ちました。2位以下は変動する中、実に1年以上も首位を守り続けているのは驚異的と言えるでしょう。一部の評論家の話しでは、ホワイトプラン(月額980円で一定時間帯におけるソフトバンク間の通話およびSMSが無料)や学生向けのホワイト学割(新規契約後3年間基本料無料)などがその要因として挙げられていました。

しかし、単純にそれだけではこれだけの期間、純増数トップを維持するのは難しい気がします。世界的に見ても日本人はブランド思考が強い人種でそこを強く刺激する何かがあるのかもしれません。テレビCMでは各社思考を凝らした構成やキャスティングを行っていますが、個人的にもっとも印象が強いのがソフトバンクのCMです。人気俳優だけではなく、無名の俳優やマスコット的存在の動物も起用しています。無名俳優に関しては、2007年度CM好感度男性部門において1位を取りました。

また、今週金曜日(7月11日午前8時)からは世界待望の「iPhone 3G」が日本でも発売されます。これまでの携帯とは一線を画した端末です。前評判も高く即日中に完売する可能性もあります。これが日本の携帯市場にどれだけのインパクトを与えるかはまだ分かりませんが、ソフトバンク以外の各社が脅威を感じているのは間違いありません。

ドコモは欧米で絶対的な指示を受けている「BlackBerry(ブラックベリー)」の個人向け販売を決めました。明らかにiPhoneへの対抗馬としての位置付けでしょう。ブラックベリーはスマートフォンに分類され、元々はカナダで開発されたものですが、それが北米に広がり、日本でも外資系を中心に企業向けとして販売されていました。

ウィルコムからもスマートフォンは販売されており、最新機種ではマイクロソフトのWindows Vistaやオフィスがインストールできるようです。

ここまでくると携帯電話はパソコン以上の端末になってくるかもしれません。画面およびボタンが小さいことや処理能力はパソコンに劣りますが、それを補うだけの利便性があると思います。これまで携帯電話はパソコンと比較されることはそれほどありませんでしたが、近い将来、パソコンとの市場争奪合戦が起こるかもしれません。

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