携帯電話にもVoIPの時代が来る | Technolog.jp - ICTウェブマガジン

携帯電話にもVoIPの時代が来る

北米では既に話題になっている携帯電話のVoIP対応。SKYPEをイメージしていただければ分かりやすいのですが、インターネット経由で通話するため、通話料金が低価格または無料になってしまうという嬉しいサービスです。

携帯電話各社ではこれによる収益構造の変革を恐れ、反対の姿勢を示してきましたが、先日、米携帯電話最大手ベライゾンがグーグルと戦略提携契約を結んだことによりGoogle Voiceのサポートをオフィシャルに容認しました。これは携帯電話市場にとって大きな変革です。日本では当面実現しないでしょうが、将来的には十分有り得る方向性をアメリカが先んじて示してくれたと言えます。

日本の携帯電話会社の料金体系は通話プランは各社様々なものを用意していますが、ネット接続については定額制を採用しています。VoIPになるということは通話もネット経由になるため、この定額制が大きな意味を持ちます。

現在、同一携帯電話会社間であれば通話無料というサービスもありますが、実際に携帯電話を使用してみると、結局は他社携帯や固定電話にかけることが多く、それなりの利用料金を支払うことになります。VoIPが全面導入されれば、「基本料金 + ネット接続料金(定額)」になり、基本料金については最安プランを選択すればよいのですから大きなインパクトがあるでしょう。

つい数年前まではインターネットはパソコンを通してウェブサイトを見るだけの道具でしたが、雑誌に影響を与え、ラジオに影響を与え、テレビに影響を与えてきました。その度に市場構造が変化し、消費者にとっては有り難い、供給者(企業)にとっては変革を迫る状況を生み出してきました。

固定電話ではすでにVoIPが主流になりつつありますが、携帯電話にもその波が迫っています。